「和牛のシャブシャブ食べ放題」4人で30皿。【モーモーパラダイス@Lot10】

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次男坊夫婦と私と長男の4人でシャブシャブを食べに行くことになりました。食べ放題ですが、少食のヨメさんはパスすると(昔は私と同じぐらい食べたんですがね~)。

モーモーパラダイス@Lot10が結構良いという噂は聞いていましたが、行ったことはありませんので、これを機会に行ってみることに。

さて、どんな肉にするのか?これが問題。

わざわざシドニーから来てくれた次男坊夫婦が楽しみにしていましたので、普通の安い牛肉のシャブシャブってわけにもいかず、日本の和牛、あるいはオーストラリア産のWagyuにすることに。

でもオーストラリア産のWagyuの場合は大して高くなくて許容範囲だけれど、日本の和牛となると結構高い。

私達がまだゴールドコーストにいるころはオーストラリア産のWagyuでもかなり美味しいシャブシャブは食べられたので、日本の和牛じゃなくてもいいかもしれないとケチな私は思っていました。

ところが~~~。

次男坊 「オーストラリアでは日本の和牛は食べられないし・・」

の一言で和牛にすることに。orz

確かにオーストラリアではいかなる牛も、どんな部位でも、エッセンスでさえも輸入禁止ですから、オーストラリアではオーストラリア産の牛肉以外は食べられない。そして次男坊夫婦はオーストラリア産Wagyuならいつも食べているんですとさ。それなのに、なんでオーストラリアからマレーシアに来てオーストラリア産のWagyu?なんてダメ押しの一言も言うし・・。orz

そりゃそうなのは間違いがないので、奮発するしかありません。ちなみに価格的には「普通の牛肉の2倍がオーストラリア産Wgyu」で、「日本の和牛の場合はそのまた2倍」みたいな感じ。つまり安い肉の4倍ってこと。 (T_T)

ダボ家的には通常そんなシャブシャブは食べないのですが、次男坊夫婦が来てくれたわけですからしょうがない。(T_T)

若い3人はやる気満々。(笑)

大食いの私はやる気を出さなくても彼らが食べるぐらいは食べられる。(笑)

すき焼きも食べたいという意見も出たのですが、私は前々からすき焼きは好きじゃないと言うか、難しいと思うんですよ。すき焼きって最初に焼いた分は美味しいけれど、その後は「タレの中でシャブシャブをしているようになる」のが普通だから。ましてや食べ放題となったらスープがどういう状態になるか簡単に想像できるわけです。

ということでシャブシャブ、スープも一種類に決定。

野菜に興味があるメンバーはいませんが、彩りのためにも多少はないとねぇ。

どんな和牛が出てくるのか楽しみにしていましたが、最初に出てきたのがこれ。4人で6皿。

見た目は良いじゃ~~ん?

戦闘開始~~!!

ワクワクしながら食べたら、味的には全く問題ないし、脂分もオエッとなるほど強くない。これなら結構食べられると思ったものの、でも良いA5和牛のように口の中でとろけるような柔らかさはない。でもこれで十分だと思ったし、点数をつければ「食べ放題だとすれば80点」という高得点。

「これなら無限に食べられる」

な~~んてことを次男坊のヨメさんが言い出しまして、大食いの私でさえそういう表現をしたことがないので一同、大爆笑。

食べ始めは単なる邪魔者でしかない野菜は一切入れずに皆でハイペースで新しいお肉を持ってきてもらい食べていましたが・・・・。

次男 「段々と肉質が落ちてきてない?」

長男 「そんな気がする」

ダボ 「和牛の味も薄くて固くなった感じがしない?」

次男の嫁 「うんうん」

やっぱりなぁと思いました。若い頃は結構シャブシャブの食べ放題に行きましたが、そういう店ってたまにあるのね。良い肉は最初だけ、みたいな。

最初の肉とその後の肉の違いは見た目でもわかる。この写真で違いがわかりますかね。

この店もそうか・・・と思ったんですが

次男 「まさかオーストラリアWagyuと間違えて持ってきているんじゃない?」

ですと。

ダボ 「あああ、その可能性はあるね。聞いてみよう」

ということでウェイトレスに肉の確認をしましたところ、間違いなく「日本の和牛」ですと。

まさか和牛の質を落としてきたとは思いたくないし、牛肉を間違えるなんてことも無いとは思うんですが・・。

ダボ 「オーストラリア産の和牛を持ってきてもらって食べてみよう」

と提案。

持ってきてもらったオーストラリア産Wagyuはこれ。

見た目がぜんぜん違う。この脂肪部分の色の「白さ」は安いオーストラリア牛の特徴と言いますか、この手の肉もかつてよく食べたのを思い出します。酷いのはこの白い脂肪分に「粉っぽい(?)」食感があるのね。

食べてみると決して悪い肉ってことはありませんが、牛臭いしそして硬い。長男は「ミルク臭い」と言っていました。

やっぱりこのお店のオーストラリア産Wgyuと日本の和牛は全く違うのは明らか。

ということは、最初の肉から段々と質を落として来たってことか?

う~~~~む

ここで「そうに違いない」と決めてしまうのはお店に対しても失礼だし、あえてスタッフに言ったんですよ。「最初の肉が一番、美味しかった」って。

それに対してスタッフは、言い訳もしないし、当然、認めるわけもなく、「同じ和牛ですよ~」と明るく言う。

でもやっぱり気にはなったのでしょう。次から出てきた和牛はまた見た目も違うのが来ました。

これは質的には、一番最初の和牛と段々と味が落ちてきた(と私達が思った)中間ぐらいの感じですかね。決して悪くはないけれど、「やっぱり日本の和牛は美味しいね~~~」って感じでもない。

もしこの肉が一番最初に出てきたら、やっぱり、がっかりするかもしれない。

でもこの店が、品質が違うものを出しているとは思いたくない。

ただ肉ってどんな肉でも「ロット」あるいは「塊り」ごとに肉質も味も違うのが普通だし、最初の肉はたまたま良いものだったんだろうねと思うことにしました。

ということで、4人で合計30皿で終了。(笑)

この店の一人前って日本の平均的なシャブシャブの一人前より少ないと思います。だから30皿と言っても、日本で言う24皿ぐらいかな?

でも4人でその量は多いですよね。かなり大食いの部類のはず。

食後の感想ですが、「また来ようね」って話は出ませんでしたが、「もう来るのはやめよう」という話も出なかった。私としては一番最初に出てきたレベルの肉が続くのだとすれば、良い店だと言って良いと思いました。

ただし、和牛というのは間違いがないにしろ、「良い和牛ではない」のも間違いがなくて、スーパー(B.I.G.やJason’s)やWmartで売っている日本の和牛と比べたらかなり落ちる和牛だと思う。そしてオーストラリア産のWagyuよりも落ちるはず。つまり、スーパーで売っているオーストラリア産Wagyuの方が、この店の日本の和牛より美味しいってこと。これは間違いがないと思います。

そもそもマレーシアでは、「日本では和牛と呼ばないハイブリッド牛を【Japanese Wagyu】として売っている」し(日系の肉屋もそう)(法律的に問題はない)、極論を言えば「この肉は私がWagyuと呼ぶことに決めた」という牛肉でも問題なし。これはB.I.G.やJason’s、Jaya Grocerも同じで、彼らの言う「Japanese Wagyu」は日本では和牛と呼ばない(呼んではいけない)ものを堂々と売ってる。(Wmartは本物の和牛を売ってる)

でもま、「食べ放題」で文句を言うべきではないのはお約束ですもんね。

ま、結論としては「価格は正直」ってことじゃないですかね。そもそも美味しい本物の日本の和牛を一人300リンギ以下で食べ放題が出来ると思う方がおかしい。(笑)

もし自宅でシャブシャブのセットアップをするのが苦でなければ、、やっぱり「本物のA5和牛」をWmartでも行って買ってきて(スライスしてくれる)、家でやるほうが間違いなく美味しいし、価格も安くあがりますね。

Wmartで売っている本物のA5和牛(リブロース)を使った、家でのシャブシャブ。

WmartではこういうA5和牛を売っている。これらはブロックで買う必要はなく、必要なグラム数だけスライスしてくれます。普通は2ミリの厚さまでですが、それだとシャブシャブにはちょっと厚い感じがするので「できるだけ1ミリに近づけて欲しい」と言うとちょうど日本のシャブシャブに合う厚さになる。

リブロース。

サーロイン。

この店では「オーストラリア産Wagyu」「オーストラリア産ブラックアンガス牛」「アメリカ産ブラックアンガス牛」もあるし、牛肉に興味がある人は一度は行ってみたら良いと思います。

最近の情報では、とうとうオーストラリアから「本物の和牛」も入ってくるようになったとのこと。

え?どういう意味?と思う方も多いと思いますが、オーストラリア産のWagyuは基本的には「ハイブリッド」なんですね。つまり、日本の本物の和牛とホルスタインなどのオーストラリア牛との混血。(オーストラリアではこれでもWagyuと呼ぶ。日本ではハイブリッドはハイブリッドで和牛とは区別する)

ところがオーストラリアでも本物の和牛を両親に持つ、日本の規格でも「和牛」に間違いないものが飼育されていて出荷も始まった。この和牛は「Full Blood Wagyu」と呼ばれます。まだそれを手に入れていませんが、どんな和牛なんですかね~。私としては、その肉が美味しかろうがなんだろうが喜んで食べる気が起きませんが・・・。

「今では輸出禁止となった和牛の成牛」が過去に、あるいは不正に日本から持ち出されたものがどんどん広がって、海外でも本物の和牛が出来るようになったのは残念としか言いようがありません。

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