お節を作って良かった~~~~

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お節を作ってよかったって、私が作ったわけではありませんが(笑)、今回は「お節をパスしよう」と話し合っていて「普段の毎日と全く変わりのないお正月」になるはずでした。

でも突然、ヨメさんが「やっぱりやる!」と言い出して年末にドタバタしましたが、結果的にやっぱりお節をパスしないでよかったです。

マレーシアでのお節ですし、なかなか材料も集まらないにしても正月気分は十分に味わえました。

やっぱりこういう習慣って大事だと思いました。

ご先祖様にもお供えすることが出来ましたし、喜んでくれたはず。また家族でゆっくりとそしてたまには神妙な顔をして大事な話をしたり、またバカ話をしたり、そして「今年も力を合わせてやっていこう」という正月らしい盛り上がりが出来たのが良かったです。

突然、お節を作るとヨメさんが言い出して、私が一番気になったのは、実は「お屠蘇」でした。正月と言えば必ず皆で飲むものの、「美味しいと思ったことなど一度もない」のですが、ではお屠蘇がなくてよいのかと言えば、あったほうが良いに決まっていて、慌てて日本のアマゾンから取り寄せました。

ティーバック状になっているのね。日本酒にそれを入れればよいという簡単なもの。

世界遺産である高野山の屠蘇(屠蘇散)ですが、遅れること無く年内に届いたので一安心。このお屠蘇は「獺祭(純米大吟醸)」に入れて作ったのですが、イヤに美味しくて一同びっくり。こんな経験は初めてです。お屠蘇(屠蘇散)が良かったのか、日本酒が良かったのかわかりませんが、高野山の「開運お屠蘇」で一切厄除厄無病長寿とのことですが、効きそうな気がしました。(笑)

いつもはおちょこで一杯しか飲まないのですが、みんなでお替りをして720mlがすぐに無くなってしまうほど美味しかった。

ヨメさんが「この飾り物に見覚えはある?」と聞いてきたのですが、それは獺祭の瓶に付けてある「鶴亀」の飾り物のこと。どこにでもあるようなものですが、「これね、私達の結婚式で使ったものよ」ですと。( ̄口 ̄∥)

30数年前の私達夫婦の結婚式で使った飾り物を未だに後生大事に持っているなんて、さすが物持ちの良いヨメさんだとびっくりしましたっけ。

全ての料理を家で作る事もできず(昔は食材を手に入れることも難しいオーストラリアでヨメさんは全部自分で作っていた)、和食店から取り寄せたものを合わせましたが、KLCCの有名店から取り寄せたものにしてはこんな程度か・・というものしかありませんでした。エビはパサパサだし・・・。

本当に気分だけというか、あるべきものはあるけれど昔のように喜んで食べたときのような感動はなく(去年のほうが良かった)、今年は形式的でしかなかったのがちょっと残念。

でも「雑煮」は美味しかった。確か去年は「鰹出汁」の関東風だった覚えがあるのですが、今回はヨメさんの出身地である九州風の「鰹、昆布、アゴ出汁」で取ったとのこと。

冷凍庫に残り物の最後の最後の「柚子」があったので良かった。これがあるとないとじゃ天と地の違いがありますもんね。(でも私としては絶対にほしい【三つ葉】は今回は手に入らず)

それとマレーシアに来てから初めて「生牡蠣」を食べました。私と息子は生牡蠣は大好物なのですが、なんだかマレーシアの生牡蠣が信用できず(着いてから活かすために浸けるであろう水が気になる)、今まで食べたことはなかったのですが、今回は日系の日本食材輸入商から手に入れたので、大丈夫だろうと。

いや~、やっぱり生牡蠣は美味しい。結構、身もしっかりして大きくてよかった。6つ食べました。(笑)

今日のお節はこれだけ。重箱は二段で二折を3人で分けましたが、半分以上残ってしまいました。雑煮もごっそり・・。

さてさて、それらはこれから数日間掛けて食べることになります。(ヨメさんから「絶対に残さずに全部食べてよね」としつこくプレッシャーを掛けられています)

また今日は出しませんでしたが、正月らしい海産物も冷凍庫にありますのでそれらも数日掛けて冷凍庫の整理も兼ねて食べる予定。(笑)

こういう正月気分ってやっぱり大事だと再確認。

私達夫婦はどうでも良いって言えばどうでも良いのですが、海外育ちで日本の正月なんて全く知らない子供たちにはやっぱり「これが普通の日本人の家庭」というのを伝えていきたいです。

突然コロナの感染が広がりだしたシドニーに暮らす次男坊夫婦ですが、二人きりでお正月を祝ったと連絡がありました。

次男坊は私達と一緒にマレーシアに暮らす長男と同じく、オーストラリア育ちで全く日本の正月なんか知らない。次男坊のヨメさんは日本生まれの日本育ちですが、20代の初めにオーストラリアへ渡り次男坊と知り合い結婚した。

そんな二人ですが、ちゃんとお節を作ったとのこと。そういうのを聞いて古いジジーとしてはやっぱり嬉しい。(笑)

シドニーでまだまだ若い彼らが作ったお節。大したもんだ。こういうことを大事にする次男坊のヨメさん(28歳)でラッキーだったと本当に思う。

う~~む。彼らは作ったと言うけれど、この写真を見ていると「出来合いを買ったんだろ?」という疑惑が沸々と湧いてきます。ま、それはあえて聞かないことにしましょうかね。(笑)

さぁて、2022年が始まる。

コロナなんかに負けること無く邁進しなくちゃだわ。頑張るぞ~~~~。

このブログの読者の方々に取りましても良い年でありますように。

世界では格差が益々広がり、コロナで困窮する方々も増えていますが、希望を捨てること無く、笑い顔が満ち溢れる世界でありますように・・・・。

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