妄想再び

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オバマ氏が就任するときに、アメリカはデフォルト宣言をするとか、ドルではなくて新通貨アメーロが出てくるとかそんな噂が世界中を飛び回り、私としてはそんな眉唾とは思いながらも万が一の事を考えて日経平均のプットオプションを買った。

で、結局それは起こらなかった。

しかし、また最近それを言う連中が増えてきて、どうにも気分が悪い。ただ前回もそうだけれど、そこらの町の予想屋が言っている話じゃないから困ってしまう。

今月か来月に大きな動きがあるだろうとの噂。アメリカは世界各地のアメリカ大使館に1年分の運営費を地元通貨で準備するように通達をだしたとか、中国にはすでに8000億ドルのアメーロが渡されているとか、出所もわからない話がインターネットの中を飛び回っている。こうやって私がここにかいているような事の積み重ねでガセネタが飛び回る事になるんだろうけれど、関係ないねとは言えない立場だからやっぱり気になる。

ドルはまた下げだしたし、しかしあの時と違って今回は金が買われていて高値をうろついている。やっぱりドル不安は間違いなく高まっている。そして、アメリカダウの値上がりは逃げる連中のためには絶好の場所。去年、ゴールドマンサックスがWTI原油の先行きに強気の予想を出して200ドルになるだろうと言ったころが実は天井で、それから3分の1にまで下落したっけ。なんだかあの頃と同じ怪しげな動きがあるようにも思えてくる。

状況としては、米ドルが上がる理由はなく、暴落するならつじつまが合う現状。さぁ、どうなるんでしょうか。何かが起きるのでしょうか。またプットオプションでも買って置いた方が気が休まるような感じがしてます。

そういえば、今日ヤフーチャットのいつもの部屋に変な人が来た。16日から23日の間に大地震が来ますから注意してくださいと、自信ありげに話すオバサン。お初の人だと思うのだけれど、みんなバカにして相手にはしなかった。どこに来るのかと聞いたらば、大阪か東京だそうだ。それがわかる理由は地質学だとのこと。そのオバサンがその方面のプロとは思えないし、単なる妄想としか思えない。

でもアメリカの今後に関しては、すくなくとも今年のオバマ就任式前後の大騒ぎはなかったものの、9月から11月に掛けての世界的な大暴落(豪ドルの下落は100年に一度どころか、統計学的には40億年に一度の値下がり)を予見して注意を呼びかけていた評論家やシンクタンクがあったのも間違いがないし、今後のまさかのまさかが絶対に起きない共思えない。

大地震が来て逃げるときの準備は常にしておくべきだし、こんな下らない話があったときにでも思いだしてチェックするのは良い事かもしれない。また、米ドル関連の資産があるのなら、子供のこずかい程度の少額でヘッジできるのだから、あらためて最悪のシナリオが来た場合の動き方でも考えて置いて損はないと思う。

しかし、最近は自然現象だと誰しもが思うものでも人為的に作れるという輩もでてきて、わけがわからない。ウソだ眉唾だと片付けてしまえば良いのだけれど、彼らが持ち出す論拠も満更ウソの固まりとも思えない。地震に関しては、HAARPとか人工地震で検索するとかなり詳しい情報が見つかる。

一体どこまで現実でどこまでがウソなのか。計算上は40億年に一度の確率で起きる豪ドルの大暴落を経験した私としては、たとえバカなうわさ話でもあれもこれも気になってしまう。もうあんな嫌な思いをするくらいなら、バカな話にでも乗ってヘッジをした方が気が楽。

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