ファンド その2

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大事なことを書くのを忘れていました。

マレーシアのファンドですが、売買したい場合どうするか?銀行が薦めてくるのにそのまま乗るんじゃなくて自分で探して乗る場合どうするか?

自分が取引のある銀行にXXのXXファンドと指定すればが喜んで売ってくれると思います。

銀行と証券会社とは違うという思い込みが日本人にはありますが、それって日本の法律によって分離されているから我々がそう思うのであって、海外では境目がなくなってきていると考えてもいいのかもしれませんね。

でも得て不得手があるのは当たり前で、銀行のオンラインを通して日本の日経225を売買したいとか、そういうことまで考える人はいないと思いますが、銀行らしい商品、いわゆる債券やファンドは問題なく売買できるはずです。

ところが、しっかり手数料を取られるんですね。ここが問題。売買を繰り返していたらすぐ元金がなくなってしまうくらいの大きな手数料です。

マレーシア国内のリンギット建てファンドに関して話をしているわけですが、ファンドの手数料は何%という決まりがあるのかないのか知りませんが、大体5%前後は取られると思って良いのではないでしょうか。これはファンドの会社が仲介業者のために確保している%のように見えます。

でも株式や先物に手数料革命がおきたのと同じように、ファンドでもそれは進んでいるようで、最初は5%だけれど、乗り換えは年間XX回以内なら手数料無料というところが多そうです。でもそれはファンド会社がつけている顧客に対するインセンティブで、銀行を通して売買する場合、そういう特典が同じようにあるのかどうかはわかりません。また銀行によって、あるいは顧客レベルによって違うのかもしれませんし。

で、選ぶ一つの方法として、オンライン。これが伸びているようです。

前に紹介したマレーシアでのシェアは一番である Public Mutural では年間18回以内の乗り換えは手数料無料となるスキームもあるようですし、格安の手数料を売りにしている業者もある。

Fundsupermart.com
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この比較表を見ると良くわかると思います。銀行では5-6%の手数料が取られますが、このオンライン業者は2%かあるいはそれ以下だと宣伝しています。

乗り換え手数料も、銀行ではそのファンドの手数料の差額が必要であることが多いのに対して、この業者は同じ会社のファンドであるならば手数料無料を打ち出しています。

この手数料って非常に大きいですから、これを安くあげないと乗り換えするたびに元金がどんどん減ってしまいますね。

ただ根本的な考え方として、ファンドの情報サイトやブログを読んでも、ファンドの特徴、つまりプロに任せて利益を出すという特徴が薄い感じを私は受けます。

世の中には王家や一部の金持ち対象の、預けておけばそれなりの%(例えば9-11%)の配当があるファンドもあるようですが、我々一般が目にするファンドは個別株、ETF、あるいはセクター別の先物などとほとんど変わりが無い様に感じるのです。

つまり、上がり下がりがあって、自分でタイミングを見て売買しない限り良いリターンは望めないという感じ。これなら人任せじゃなくて、自分でやれば良いと私は思うわけです。

でも調べるとそれなりにお任せで美味しいコース料理があるのと同じで、結構いいのもある様子もなきにしもあらず。

ファンドに投資するなら定期や債権より上の%を狙うのが当たり前ですが、下のような基準を持つ人が一般的かもしれません。

○ 5年、3年、1年の成績を見た場合、それぞれ70%(年利14%)、39%(年利13%)、12%。

○ 上記の%の安定度。(山谷が大きいと危険)

○ 資産の保全。安全度というべきでしょうか。

こういうフィルターを使って何百もあるファンドからこれに適合するものを選べとアドバイスするブログもありますから、そういうファンドがマレーシアに存在するのでしょう。1年で12%を確保できたら最高ですが、そういうのが現時点でもあるのかないのかは今のところ不明。

ま、この手の情報を発信するブログもあるようなのでこれからいろいろ調べてみようと思います。

ただ、知らないものに手を出すって非常に難しいことで、ましてや大きな額を預けるのは怖いと感じるのは当然。MM2H関連の情報交換をする中で、どの銀行なら定期を預けても安全かと考える人も少なくないようで、そういう考え方が基本にあるとファンドなんてまず絶対に無理だと私は思います。

CIMBでは独自のファンド部門があるようですが、他の販売会社の信頼度、財産保全がどうなっているのかわからないし、また利益は確定では無いし、元本保証でもない。そういう投資対象ですから、どの会社のどれが成績が良いと言って、はいそうですか、投資しましょうってわけにはいきませんよね。

ここが難しいところで、でもやっぱり興味があるから、じゃぁ、ちょっとだけ投資してみるか、というのが普通じゃないでしょうか。

さて、その場合、資産のどのくらいつぎ込むか?

私だったら10分の1でも嫌です。20分の1ぐらいなら良いかな。

リスクの無いところに利益はないですが、どうリスクを判断し、どのくらいのリスクを取るかは人それぞれだと思います。私は欲深いくせにリスクを取るのが嫌いですから、なかなか新しい投資案件には手が出てません。

でも例えば資産の10分の1を投資したとします。

そして12%の利回りを確保したとします。

これって嬉しいですかね。

この12%を得るために自分としては清水の舞台から飛び降りるつもりでわけのわからない会社のファンドに投資をしても、そしてそれが思惑通りに動いたとしても、さぁ、全体にどれだけの貢献度があるのか。

この貢献度の小ささを考えると、私はバカらしくなってくるんです。

もし相手が我々日本人の誰でもが知っている大手ならいざしらず、何もわからない海外の、信用度も全くわからない会社のファンドに投資する不安たるや半端じゃありません。

逆に、もし私が素晴らしいパフォーマンスのファンドがありますよ、と皆さんにお伝えしても、よし!買おう!なんて思う人はいませんよね。

それだけ海外のファンドって敷居が高いと思うんです。そして利回りが良くても、大事な虎の子の大半を預けるなんて事はできないし、結果、全体的にはたいしたパフォーマンスは上がらず、下手をすればそれは誤差の範囲かもしれない。

正直なところ、こうやっていろいろ調べても、あくまで無知な外人でしかない私としては、これらのファンドに小額どころか、全く投資することはないだろう、そんな気がします。

でもCIMBのなら乗っても良いかなとか、HSBCの薦めなら良いかとか、どうしてもその方向へ行きそうですが、パフォーマンス的にも妙味がありそうなのは私はまだ発見できていません。それどころか、相変わらずノックイン債ばかり薦めて来る銀行に対する信頼度は下がるばかりです。

HSBCシンガポールの担当には、ノックイン債みたいなものは一切薦めないでくれと伝えましたので何も送ってきませんが、HSBCマレーシアからはしょっちゅうノックイン債のお奨めを送ってきます。

最近のはHSBCの株に対するノックイン債でした。香港市場に上場しているHSBC株を元にした債券。内容は全く面白くないのに、ノックイン債だから万が一の時には大変なことになるんですね。それでて株が上昇しても104%程度でオートコールが掛かって債券は償還されてしまい、なおかつ自分が得るのは元金プラス少々のクーポンだけとか。利益限定、損失無限大みたいな感じ。

まぁ、マレーシア関連で入ってくる私の情報はこんな程度で面白い話はまるでありません。ただあのSNSでリターンの良い投資案件がいろいろありますから、なんて書いている人がいましたのできっと探せばまだまだあるのかもしれません。まさかその人はノックイン債のことを話していたとは思えませんし。

話がリンギットから離れて、米ドルであるとかユーロであるとか、そうなるとファンドの世界は桁違いに広がりますが、これはこれでまた為替に悩まなくてはなりませんから、難しいと思います。

ある王家の資産を管理するのが大きな仕事の柱である銀行なんてのも存在するのですが、そういうところがその王家と同じパフォーマンスを皆様に・・、なんて宣伝しているケースもあります。

変わり者の私としてはそういうファンドのほうが面白いかな、なんて思ったり。(笑)

またヘッジファンドも近年、我々のような小粒の投資家でもアクセスできるようになりましたので、それはそれで今後調べてみるつもりですが、所詮、良いと思っても大きく投資できるわけもなく、趣味の範囲を出ないだろうと想像します。

我々庶民は商品の流通に置いても一番川下に存在し、我々がその末端価格で買うから世の中の経済システムが成り立っているのがよくわかります。麻薬の販売システムじゃありませんが、末端価格で買ってくれる人がいるからそれに関わる人全てが潤う。

これって金融も同じで、たとえ小額でもそれを末端の一番低い金利で預けてくれる庶民がいるから、その金が回りまわって経済が成り立つんですね。日本だって、ほとんどゼロ金利なのにそれでも預金する、定期を作る、国債を買う人がいるから日本が成り立つわけで、我々末端の消費者、金融で言えばお金の提供者が、末端にいることを拒否したら経済が崩壊してしまいます。

でも私としては末端、言葉を変えれば、無知で無能で搾取されることしか知らない羊からの脱却を図りたいです。

無理か?(笑)

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