デモってみた 相場

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はい、また相場の話。どうもすいませんです。

CFDはOTC(相対取引)のFXと同じように胡散臭いものを感じる私ですが、それは横においとてもスプレッドが大きいのでお話にならないと思っていました。

でもCMC Marketsが格安のスプレッドを出してきた。

どうもこのCMCってのはイギリスの会社でCFDの卸元でもあるようです。それを使って、自社の名前でやっているところも多いとのこと。つまりその大元のCMCが大幅にスプレッドを下げてきたということはCFDの世界も変わる可能性ありですね。

どの程度のスプレッドかは以下のとおり。画像はクリックすると大きくなります。

赤丸で囲んだところが興味ある銘柄(GBPがらみが面白そう)。まぁ、そこそこですね。でもFXで極端に安いスプレッドの業者を使っている方からすれば冗談じゃないってほどスプレッドが広いかもしれませんが、まぁ、スプレッドも狭い、手数料もない、おまけにスワップポイントも高いなんて商売が成り立つとは常識的にも考えられず、巷で言われているシフトや遅延、その他の操作が行われていると考えるのが妥当だと思います。というか、FXの業者のHPを見ていますと当社はそういうことはしませんなんて書いてるところが多いですが、つまりそれだけわけのわからん業界で、本当に何が我々一般トレーダーに取っていいのかは闇の中。

ただ私としては「勝たせてくれる業者」なら良いわけで、それは私の場合心理的な要素が非常に多くて、騙すならうまく騙すでいいから気持ちよくトレード出切る所が一番だぐらいに考えています。

でもスプレッドがあまりにも広ければ、瞬間芸のわずかなPIPSしか抜かない手法の私としてはまるで使えないわけで、まぁ、EUR/USDで言えば(手数料を含めて)0.7前後ならしょうがないだろうと考えています。

でもCFDの場合は2-3なんていうスプレッドが当たり前でしたから、まるでお話にならず。ところがそれを上のリストのように下げてきたわけです。まぁ、FXに関しては日ごろ使っているところを使えば良くて、あえてCFDのFXをやる必要はないと思うのですが、ここはリストの下の段のIndices、つまり株価指数に注目したいと思います。

Germany30というのは私が前からグダグダ言っているドイツのDAX指数です。US30はニューヨークダウ。これの0.7というスプレッドは驚くほど安い(狭い)と思います。まぁ、Germany30に関しては1-2というスプレッドが普通でしたのでそんなに大きな感激はないですが、US30、ニューヨークダウに関しては3-4なんていうスプレッドでしたからこれが0.7というのは青天の霹靂とでも言いたくなります。

ま、私が調べたところではCMC Marketsが一番スプレッドが小さく、他社を圧倒しています。日本ではひまわり証券がUS30でスプレッド1というキャンペーンをやっている。これってもしかしたら同じシステムなのかもですね。

で、DAXやダウは株式指標なわけで、値動きの癖がFXとはかなり違うと思います。上下にはねるような動きじゃなくて、駒が整列して並んでいるがごとく、FXに比べると綺麗な波形に見えます。まぁ、この辺の感じ方には大きな個人差があると思うし、また手法によってそれが合う合わないもありますのでなんともいえませんが、私のようなオーソドックスなトレンドフォロワーには向いている動きに思えます。

ただ跳ねるような動きのFXでも15秒足とか10ティックチャートで見ますと大きな波動に見えるようになりますので、トレンドフォロワーはそういう表示ができるチャートを手に入れるべきだと思います。でもDAXやダウはもともとそういう動きなので秒足やティック足は必要ないかもしれません。

で、問題は値幅です。どんなに綺麗な波動を描くような動きでも値幅が小さければどうにもなりませんよね。1-2ティック抜いてもしょうがないですから。これの代表が私に言わせるとUSD/JPYで、一つの波動の値幅が5PIPSにも満たないものが多く、この動きで5PIPS抜きはかなり難しいと思います。というか私にはまずできません。せいぜいうまく行って2PIPS狙い。

ところがEUD/USDは値幅がUSD/JPYに比べると大きいんですね。5PIPSを超えるものは少なくない。ですのでこれでどうにか4-5PIPS狙いが出来るという感じでしょうか。

で、ダウとかDAXですが、値幅がもっと大きいんですね。EUD/USDに比べるとほぼ2倍近い値幅がある。つまり10PIPS狙いのスキャルも出来るってこと。ましてやトレンドが出来やすく、20-30動くこともざらですから、スキャルパーとしてはこんなに嬉しい銘柄はないと思います。で、スプレッドも0.7だとすれば、私としては今のところこれ以上有利な銘柄は見当たりません。

ということでCMCのデモをいじってみました。

私が一番気になるのはオーダーエントリーシステムです。スキャルは瞬間芸ですからオーダーを入れるのにモタモタしていると非常にうまくありません。それは時間的な遅れというだけでなく、心理的に非常に疲れるし、値動きに集中できないんですね。

そしてチャート。これが私に取っては一番大事で、ここで出撃しても大丈夫かなぁとか、買いかな?売りかな?なんて悩みながら出撃するようじゃ困るわけです。絶対なる自信なんてのは持ちえることはありませんが、自然に、なんてことなく、鼻歌交じりで出撃できるような安心感は非常に大事だと思います。チャートを気に入ったようにアレンジできるってことはそういうことだと思っています。

で、CMCはどうか?

ここで一つ不思議なことを発見しました。CMCオーストラリアではウェブベースのシステムと後はスマホ関係だけ。ところが日本のCMCにはダウンロード版、いわゆるスタンドアローンのシステムがあるということ。残念ながら私にはそれを試すことが出来ませんが、とりあえずウェブ版を試してみました。

結論からいうと、点数で言えば70点程度かなぁ。

いわゆるクリック一つで済むシステムじゃないんです。T/PはS/Lも自動で入れる様にはなっているのいるのですが、その数値が大きすぎて、スキャルで狙うような値幅が入れられません。ただ手動で数値を変更することは可能。でも出撃のたびにそんな変更をやってられないんですね。

ここが私に取って一番大きなマイナス点です。

私に取ってのベストは、設定した枚数、設定したT/P、S/Lで、ワンクリックで成り行き注文できるシステムです。そして約定したら音で知らせてくれて、いちいち確認ダイアログなんか出さないで欲しい。それとポジションが複数あったにしても、一発で全て清算出来るボタンも欲しい。これがないと逃げるに逃げられません。CMCの場合は、一つ一つのオープンポジションの清算ボタンをクリックするという方法。かったるいです。

でもま、出撃に関しては売りも買いも設定をすました状態の注文ダイアログを出したままにしておけばどうにかなりそうです。これです。

売り買いそれぞれのダイアログのConfirmを押せばそれで注文が通ります。まぁ、スピードとしては早い感じはありませんが、遅くも無いってところでしょうか。ただ所詮デモですから実際はどうかわかりません。

とりあえず動きを確認したあとに、売買シミュレーションということでチャートを見ながらデモってみました。

アカウントヒストリーですが、私はあまりマージンがいくらだとかレバレッジが何倍かと意識したことが無いのですが、これを見るとレバレッジは約100倍だというのがわかります。EUR/USDの10万ドル(FXでいう1スタンダードロット、日本流だと10ロットですか)で1170ドル弱のマージン。US30を10枚(13万ドル程度の大きさ)で1250ドル弱。

これが注文と同時に引かれ、決済と同時に損益を加えて戻ってくる。

EUR/USDもUS30も1ピップ10ドルですから、例えば一番上の78.79ドルというのは7.89PIPS抜いたということ。ただ思ったことですが、手数料はないにしてもスプレッドがそれの代わりなわけですね。で、出撃した時点でT/P(損益)はマイナス7ドルから始まるわけです。スプレッドが0.7ですから。これって私としてはスプレッドが小さくて手数料が別途掛かるシステムのほう(たとえばDukascopy、IC Marketsとか)の方が良いと思いました。出撃時点ではマイナスはほとんどないのに等しいですから。

これって結局支払うものは支払うので同じ事なんですが、心理的に随分違うんですね。やっぱりT/P(損益)のマイナスって気持ちが良いもんじゃありませんし、マイナスって事は方向の読みを間違えたんじゃないかという不安が付きまとうということ。それはスプレッド、手数料分だとわかっていながら気持ちは結構焦ります。

リストの一番左の時間はゴールドコーストタイム。私のPCの時間です。

5Pips抜き、10Pips抜きの実験をしたかったのですが、このテストをした時間帯は別に面白い動きをしていたわけでもなく、T/P値幅の決め打ちはせずに適当なところで手動で撤退しました。ただ、T/P、S/Lを入れたり入れなかったり、また入れたその数値を約定してから変更してみたりのテストはしました。

Take Profitと出ているのはT/Pの値がヒットして約定したもので、その他は全てチャートを見ながらの手動撤退でした。

でも正直なところかなりやりずらいと思いました。

全て決済というボタンがあればそれにカーソルを合わせた状態で、あるいはFキーにそれがアサインされていればいつでも押せる状態でチャートに集中できますが、それがないので、チャートとポジションリスト(そこに個別の決済ボタンがある)を視線を行ったり来たりさせなければならず非常に疲れました。特に、T/P(損益)がリアルタイムでポジションリストに出るわけですが、どうしてもそれが気になってしまい、チャートを見ずにその数値を目で追ってしまうこともあり、これは非常にうまくないと思いました。

ま、慣れればよいのでしょうが、正直なところ、こういうシステムに慣れたくはないです。

ひまわり証券がUS30のスプレッドが1.0だというので、そしてデモが動かせるとのがわかり動かしてみました。

システムとしてはひまわり証券のほうが見た目はダサイですが、使いやすそうでした。

オーダーエントリーのダイアログで買い、売りのボタンを押すだけ。決済は反対売買のボタンを押せばOK。

これならそのボタン位置をPCに覚えさせてクリックをFキーにアサインすることができるので良いと思いました。なおかつそれをゲームで使うコントローラーにアサインすれば、ばっちりでしょう。売り買いの注文、決済をゲームのコントローラーで出来たら本当に楽です。チャートに集中できますから。スーパーマリオと同じですね。(笑)

まぁ、そんなこんなで、CMCの良いところもありますが、オーダーエントリー方に問題があると思います。

ただCMC日本にはスタンドアローンタイプのシステムがあるようで(オーストラリアには無い)、それは多分多機能なシステムだろうと想像しています。また、それを調べていたときに、日本CMCの場合はレバレッジがこちらと違うのがわかりました。これはFXもそうですが、日本の規制に関連しているのでしょう。CFDのレバレッジは10倍とのこと。つまり10万ドルのFXの売買だとすればEuro/Usdで13000ドル近くの証拠金が必要だということ。US30も同じ。

これってあまり面白くないですねぇ。海外を使えば10分の1の証拠金で済むんですから。スキャルの場合はほんの数分の勝負ですから、大きく動いてロスカットなんてこともほとんどありませんし、レバレッジはある程度大きく出来るほうが良いと思います。でも100倍ってのはちょっとやりすぎで、でも30-50倍は欲しいところです。

オーストラリアなら2000ドルもあればFXで10万ドル、US30やDAXでも10枚建てられますし、一日しっかり頑張って稼げば面白いことになると思います。

最後にCMCのチャートですが、こんな感じ。平均足もあります。

足の時間軸ですがこんな感じ。

ちなみに私のUS30、DAX用に調整したMT4のチャートです。あ、そうそう、CMCはMT4に対応していませんから、他の業者のデータを使います。私が見ているのはFXCMのCFDです。FXCMはMT4に対応しています。ただ、スプレッドが大きすぎて全くお話になりません。

ぐちゃぐちゃで何がなんだかわからない?でしょうねぇ。でも私に取っては非常にわかりやすいです。大きなトレンドがはっきり見えますし、ヨコヨコの動き、収斂発散、動き出したところを視覚的に捉えることができるので、オシレータ好きで近視眼的な見方になる傾向がある私にはこういうチャートが一番。何本かの移動平均があり、またそれが合成されたチャートですが、基本的には値(実体)がどの移動平均よりも外にあるときを狙って集中的に攻める方法です。

この移動平均のインジケータは前にも紹介しましたが、00-Mac5というインジケータです。検索するとすぐに見つかりますから興味がある方は調べてみて下さい。DAXやUS30は波がなだらかですから移動平均もうまく使うと威力を発揮すると思います。

ただFXと動きが違って波が大きくなだらか、そしてトレンドが出来やすいですからオシレータの出番はかなり少ないかもです。オシレータは押し目戻り目の出撃ポイント探しと、ポジションがある場合にオシレータの延びきったところで逃げるとか、そんな程度の使い方ぐらいしかないかも。ああ、あとダイバージェンスのチェックかな。

あ、そうそう。大事なことを忘れていました。

まぁ、こんな感じでスキャルパーには面白いと思うのですが、さて勝てたにしても最終的にどのくらいまで大きなポジションを持てるかというはなし。これが駄目だと大きな利益に結びつけるのは難しいですから。

まずUS30やDAXですが、5-10PIPS抜きがFXより可能性があるということで、つまり今回のように10枚(マージンは1300ドル程度)で50ドルー100ドル狙いってことですが、ではこれの枚数をどこまで増やせるか。

それの目安としてこのCMCシステムの板情報を見てみます。

画像をクリックすると大きくなりますが、まぁ、それでも小さいとは思いますが赤枠の部分を見てください。これが板情報。

50枚までは表示の価格でOKというのがわかります。ただ枚数が増えるにつれて価格がかなり変わってきますね。大きな注文だとこれだけ滑るよってことですが、まぁ、しょうがないと思うものの、かなり大きいPIPS放れてしまいます。たとえば500枚だとすれば最大5PIPSは変わるってこと。酷いですよね。

でもま、計算してみると50枚(マージンは6000ドル程度)で1PIP50ドルですから10PIPS狙いで500ドル。つまりEUD/USDで10スタンダードロット(100万ドル)で5PIPS狙いと同じ感じ。まぁ、それでも一般的にはかなり大きいわけですが、もっと上を狙う人にはやっぱりCFDはうまくないということでもあると思います。5-10PIPS狙いなのに自分の注文で5PIP動いちゃうんですから。

ま、我々一般人には十分であるということだけは間違いがなさそうです。

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