最近考えること 相場

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利益を出すということだけで言えばCFD、FXあるいは先物の超短期売買、スキャルピングしか私にはないのだけれど、どうしても頭から離れないのは

「楽をしたい」

ってこと。もう定年退職する歳になって何時間もモニターにへばりつく姿ってのがどうにも納得がいかないんですよ。若ければいいのだけれど、身体的にもかなり無理がある。一番まずいのは目。近眼はなくて老眼だけなんだけれど、長い間モニターを見ているとやっぱり疲れて焦点が合わなくなってきます。これって今後どんどん酷くなるはずで、やっぱりジジーはジジーらしいやりかたを考えないとうまくない。

と同時に、息子達がとりあえず就職したのは嬉しいのだけれど、彼らの将来のためにも何か簡単な方法を編み出したいと思うわけです。

で、ずーっと頭から離れないのがトラリピ。

しかし相場の大原則ってのがあって、それが身体にしみ込んでいる私としてはトラリピってとんでもない手法なんですね。まずやってはいけないこと、というか非常に難しい手法として

○ ナンピン
○ 逆張り

ってのがありますよね。トラリピってまさにこれなわけです。そして相場を始めるときに一番最初に覚えるべきことは

○ 塩漬けをしない。損切りを早くする。

ってこと。でもトラリピってまさに塩漬け手法なわけです。

私にすればこれって三重苦みたいなもんで、こんなことできるか~~って思うわけです。

ただトラリピを薦める人たちって皆さんFXなんですね。為替。ここがミソだとも思うんです。トラリピを日経225でやるという話は聞いたことが無い。またコモディティ(商品)でもそういう話は聞かない。

これってどういことかというと、やっぱり為替って往来相場であるってことなんですね。長いトレンドが少なくて大体行ったり来たりする傾向がある。

コピートレードとか近年流行りだしましたよね。自分で売買しないで誰かうまい人の売買をそのまま真似るってやつ。その手のシステムがいくつかあって、利益を上げている人の売買譜を見ていると多くの人が逆張りシステムだというのがわかります。つまり高ければ売る。安ければ買うという方法。

ところがですね。ちょっと長い間観察していると大きなトレンドが出来ると大負けすることが多いのがわかる。特にギリシャ問題の時には張り付いてウォッチングしていましたが、いつも勝っていた人が大負けするのが続出。

なんでトレンドに逆らってポジションを取ったままなのかって思うのだけれど、逆張りってドローダウンが出るのが当たり前でどこまで我慢するかの我慢比べみたいなところもあるわけで、損切りせずにそのまま行くと恐ろしいことになる。

でも今振り返って見ると、もし今でもあのポジションを持っていたら利益が出てるのね。ユーロも豪ドルもそう。

ここが難しいわけですよ。値が戻ってきたから良いけれど、戻ってこなかったら?

その確率がどうかっていうのが最終的な勝ち負けを分けると思うわけで、トラリピも同じ。トラリピには絶対に値が戻ってくるという大前提がある。

ところが実際には米ドルが良い例で、今は円安(ドル高)だけれど、かつての位置にはまだほど遠い。

でも値が戻ってこないにしろ、その間に利益が積み重なっていればOK。

あるトラリピをやっている人のブログにトラリピの状態をステージにわけて考えている人がいました。

始めた当初は買いトラリピだとして、トレンドが下げトレンドになるとどんどん買い玉が積みあがってドローダウン(含み損)が大きくなってきますよね。下手をすればロスカット。

この時期をステージ1とするそうです。小さな利益は毎日出ているけれど、ドローダウンも大きくて、トータルすると(清算価値)マイナスになってしまう時期。この時期はかなり辛い。

ステージ2とは確定利益がドローダウンを上回っている時期。清算すればプラス。まずはどうにかこのレベルに持っていくのがトラリピの肝なんでしょう。

ステージ3とは確定利益がどんどん増えて、自己資金がなくても運用が続けられる時期。つまり初期投資額を全額引き出してもOKという時期。

ステージ4とはもし為替がゼロ円(買いトラリピ)になってもロスカットが生じないだけの累積利益がある時期。つまり何がどうなろうと絶対にトータルでは損が出ない。

このステージにわけて考えるのは良いと思いました。自分が今どのステージにいて、いつ頃次のステージに行けるのかは大きな動きがなければ想像がつくし、これって相場の一番難しいところである、心理状態を管理する上ではかなり有効だと思います。

またドローダウンが出るのが当たり前のトラリピですが、というかその種まきした種があるから後で利益が出るわけで、ドローダウンがゼロという状態は利益もでないってことなんですね。で、ドローダウンが当たり前だということはロスカットになるのがトラリピとしては一番まずいわけで、これは逆を返せば、初期投資は捨て金だと考えた方がうまくいくということでもあると思うんです。飛躍しすぎ?

つまり掛け捨て保険、年金がそうですが、いくら支払ったかを問題にはしませんよね。もらえるときにいくらもらえるのかということだけが大事。支払った額ともらう額とどう違うかとか損得を考える人はいない。

つまり100万なり500万なり1千万でも1億でも構いませんが、それをまず支払う掛け捨て保険だと考えたらどうか。あるいは年金だとしたら?

それを支払うことによって毎月何がしかの支払いを受けることが出来るという考え方。

これって誰でもやっているわけですよね。たとえば民間の年金もそうで、毎月6-7万もらうのに1500万ぐらい支払った人も少なくないはず。もし来年死んじゃったら全部パー。そんな年金でも入る人は多い。

じゃぁ、普通の年金に1500万払い込むんじゃなくてトラリピという名の年金に1500万払い込んだとしたら?元手は帰って来ないという前提で始めるわけです。もしそれを受け入れることが出来れば上に書いたステージ1をパスできるってことになります。

これって金勘定の問題じゃなくて、いかに心理的に楽をするかの方法論です。一番最初に、これは戻ってこない金だと割り切って支払うのと、早く取り戻したいと思いつつ支払うのでは随分心理的に差が出てくるのは間違いがないと思います。私はここは非常に重要なポイントだと思いますがいかがでしょうか。

まぁ、実際にいくらつぎ込むのか、どのくらいの刻み幅でどのくらいの単位でトラリピを仕掛けるのか、またロスカットをどの位置に設定するのか。それは細かく計算してみないとわかりませんが、大事なポイントはこの考え方でやる場合には絶対にロスカットは起きない状態を維持する必要があると思います。そうじゃなければ捨てるつもりの初期投資はまさに捨て金になり、利益もでないことになりますから。

豪ドルだとしたらどの辺でしょうか。過去の最安値は55円ですが、目安を50円にするのか45円、40円にするのか。一番良いのはもしゼロ円になってもロスカットが起こらない状態ですが、かなりの初期投資が必要で、それだけつぎ込んだら利回りが全く面白くない利回りになりそうですね。この辺もきっちり計算してみないとわかりませんが、今現在の定期預金の利率、それより若干良い債券の利回りを考えると、まぁ4%辺りがボーダーラインになるでしょうか。

もしこれで5%以上が確保できるようであれば(無理だろうと思うけれど)、上のステージで言えば、一気に第4ステージから始めることが出来るのと同じになりますね。

実際には最初から安全安心な額を投入する必要はないわけで、しかしもし為替が0円になったら(実際には40-50円?)いくら必要か考えて、その額をもいつか必要なときがあれば突っ込む心づもりができていればトラリピはかなり面白いような気がします。

つまり当初1千万で初めて、運がよければそれでずーっと回っていくだろうけれど、運が悪ければプラス3千万ぐらいは突っ込む心の準備をするということ。まぁ、この額は比率で考えればよいわけで、初期投資は100万でもいいのかもしれませんが(多分それじゃ無理)、あとから何倍もつぎ込む、そういう腹づもりが必要だと思います。

今まで、トレンドを見ながらトラリピの仕掛けを変える方法とかいろいろ考えてきましたが、どう考えてももしそれが有効であるならばトラリピなどせずに普通に売買すればよいという結論になってしまいます。

やはりトラリピの良さとは、相場の行方を考えないというところに尽きるんじゃないでしょうか。トラリピで利益を出すのは相場の読みじゃなくて、資金管理だけが問題なのでしょう。

今日、なんでトラリピのことを書いたかというと、実は昨日トラリピの夢を見たんです。考えながら眠ると、寝ている間に良いアイデアが夢に出てきたりするのですが、実はそれがありました。 (笑)

前にも書きましたが、トラリピは仕掛けの波動と刈取りの波動、あわせて二つの波動が必要ですよね。買いトラリピだとすれば下げ波動で種まき、仕掛け玉を置いて、次の上げ波動で刈り取りです。

でもこの方法だと種まきと刈取りの間にかなりの時間が必要ですし、いつ値が戻ってくるのかわかりませんから、この一般的なトラリピではなくて、一波動で完結するStop Buyを使った方が良いのではないかということ。これも前に書きましたが、普通のトラリピの様に、下げ波動を進みながら後ろに仕掛け玉を置いていくのではなくて、上げ波動を進む方向の目の前にStop Buy注文(買いトラリピなら)を出し、その値が付けば種が撒かれ、そのまま進めば刈り取るという一波動で終らせる方法。

この方法を取れば種まきから収穫までの時間が非常に短いのと、基本的には下げ波動では種まきをしない(買いトラリピ)なのでドローダウンも減るんじゃないでしょうか。

これならいけるぞ!というお告げのような夢でした。(爆)

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