シソが発芽しない?

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家庭菜園好きの方ってこのブログの読者にもいらっしゃるんですね。嬉しいなあ。この話題で書いたことってほどんど無いので、突然書きだしたこの話題に反応があると嬉しいです。

シソの栽培を何度か試しているのだけれど、発芽さえしない。何が考えられますか?というメールを頂戴しました。

私はもちろん専門家でもなんでもないですから詳しいことはわかりませんが、シソに関しては絶対に育てたい葉物でしたし、また結構難しいという話はよく巷でされますので、私もかなり真剣に取り組みました。今では栽培は全くやっていませんが、凝っている頃は周年栽培はできていました。

メールを頂いた方は日本在住で水耕栽培ではなくてプランター栽培とのことですが、一体何が問題なのかわかりませんが、私が常に気にしていたことを書きます。

1 常に新しくて良い種を使う。
種って結構友達に分けてもらったり、引き出しの奥から出てきたもの、あるいはお店で買ってきたものでも、いつ頃のものかわからないケースがありますよね。その間に何かが種に起きていたかもわかりませんし、まず種がダメなら何をしてもダメなわけですから、まずちゃんとした種を入手するのが一番大事だと思います。

2 種をまく前に1日水に漬ける。
この必要は無いかもしれませんが、私はどんな種でも水につけるようにして、揃って発芽してくれることを期待します。厳密に言うと水道水じゃないほうがよいかもしれませんが、私は一向に気にしません。でも塩素が強すぎる場合はまずいのかもしれませんが、その辺は私にはわかりません。

3 育てる培地(たとえばプランター)に直接蒔かずに、発芽用のベッドを作ってそこで発芽させる。
面倒かもしれませんが、最終的には5,6株しか必要がないとしても50-60の種は蒔きます。培地ですが、衛生的に綺麗で、肌理が細かく保水性のある培地が良いと思っていまして、ピートモスがベストではないでしょうか。私はロックウールが好きですがバーミキュライト、パーライトでも良いかも。この発芽がうまくいかないと先に進みませんので、ここはお金をかけるべき場所だと思います。プランターで土で育てるのであれば、移植するにもストレスが殆ど無い「ジフィーセブン」という商品がありますので、それが良いかもしれません。ピートモスで出来ていて、大きなコインみたいな形状ですが、水に漬けると大きく膨れます。

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これに3-4粒ずつ蒔くわけですが、発芽が悪いことを考えるともったいない感じがしますね。やっぱりバーミキュライトの方が良いかも。トレイに厚さ3センチぐらいに敷くだけですからコストも安い。あるいは土でも良いかもしれません。

それと非常識と思われるかもしれませんが、多くの人が使うスポンジは私は一切使いません。スポンジもいろいろありますし、スポンジは根も通しませんし、小さな芽を支える意味では良いのかもしれませんが、吸水性も良さそうでそうでもなかったり、難しいと思います。私が一番使いやすいと思うのはロックウールです。これの小さなブロックを買うと結構高いですが、大きなシート状のを買ってそれを切って使えばコスパは悪くないし、吸水性抜群、そして空気が十分回るし、移し替える時も土に植えようが水耕栽培で他の培地に移すにしてもそのまま使えて、苗に対するストレスも最低限にできると思います。プロが良くスポンジを使っていますが、それはそれなりのシステムで使うからスポンジでも良いのであって、我々素人のシステムではスポンジは問題があると思っています。

また検索しても使っている例を見たことがないのですが、私はポリエステル綿のシート状のものをよく使いました。これはなんていう製品だかしらないのですが、多分綿の代用品だろうと思います。安い枕の中に入っているような化繊のふわふわしたものです。これが2センチぐらいの厚さのシート状で売っていまして、それを何に使うのかも知りませんが、水耕栽培には最適だと思います。めちゃ安いですし、カイワレ大根などを育てる培地としては最適。保水性は抜群で、しかし目が詰まっていないので空気の流れは良いし、なおかつ根が自由に伸びる。発芽させるベッドとしても使えます。このように保水性が高くて、しかし目が詰まっていなくてベチャベチャにならない素材っていくらでもありそうで無いんですね。水耕栽培の専門店では良い物が売っていますが高い。これじゃ例えばトマトの発芽に使うとかなら良いですが、カイワレ大根の培地にするような場合、つまりどんどん大量に使って捨ててしまう場合は高い素材は使えないんですね。プロが使うようなものを同じ値段で手に入れられるなら話は別ですが、せいぜい大きくても子供の弁当箱ぐらいの大きさでカイワレ大根を作るのに、その培地が100円したら意味無いですよね。せいぜい10-20円でおさめないと。

って、私はどれだけケチなんだ? (笑)

4 この上に適当にばら撒くわけですが、覆土はしないこと。つまり土なりなんなりで覆いません。これはシソは好光性種子で、光がないと発芽しないからです。一般的には薄く覆土すると言われますが、乾燥しないようにしっかり手間を掛けられる場合には覆土しないほうがよいと思います。ただ培土から浮いているようでは困りますのでしっかり押さえつける。

5 乾燥したらアウトですから、霧吹きで一日に2、3度ぐらいは水を吹きかけて、できればそのトレイを透明のプラスチック蓋で覆う。トレイは外の日の当たるとこに置く必要はないはずですが、明るいところ、そして温かいところ。温度が低いと発芽しませんが、どの程度の温度が必要かは私は知りません。ゴールドコーストのような気候なら1年中OKです。

6 早くて10日で芽が出てくるものがあるはず。遅くても20日ぐらいでしょうか。
シソという植物は原始的な植物だそうで、その代わりサバイバルに長けているそうで、発芽が揃わないのは生存競争に勝つためだと何かで読んだ覚えがあります。で、忘れた頃に芽が出たりするんだそうです。庭でシソを育てている知人がいまして、それこそ雑草のごとくあちこちから勝手に出てきて毎年丈夫に育っていると言いますが、そういう発芽の特質があるから生き残れるのかもしれませんよね。全部の種が発芽しちゃうようだと、死ぬときは全滅ですから。それを考えると、発芽が悪いのもヨシヨシ、良い子だなんて気がしてきます。(笑)

これでも発芽しないとしたら・・・・・。何がおかしいのか想像もできません。

7 双葉が出てきてから丈夫そうなのを選んで、弱っちいのは間引きします。間引いたのはもちろん食べます。

8 間引きするときにわかりますが、小さな芽でも根っこは3-4センチに伸びていますよね?それが確認できればプランターに移し替えれば大丈夫じゃないでしょうか。ジフィーセブンですとそのまま土に埋めればOK。そうじゃない場合は、スプーンで根ごとすくって移植。その時に培土が落ちて幼い葉と根っこだけになっても全く大丈夫だと思います。移す方の培土に指で穴を開けてそこに根を落とし、土を寄せればそれで問題なく育つはず。注意点は乾燥させないこと。土が湿っているのは大事ですが、様子を見るたびに霧吹きで水をかけたほうが良いと思っています

9 小さいうちは収穫も何もないですから、日のあたりの良い所に置いたほうが育ちは良いかもしれませんね。でもあまり日が強いとそもそもそれ向きの植物じゃないから問題はあるかも。

その後、私の場合は25センチぐらいまで放置して、トップの芽を摘んで横に勢力が伸びるようにします。これから後はそれこそ朝日がちょっと照るぐらいの日陰の方が良いですね。強い日に当てると葉がゴワゴワになっちゃいますから。

もしプランターに移し替えてすぐ死んでしまうようなら、うーーむ、何が悪いんでしょう。土が合わないのか。水分が足りないのか、多すぎるのか。基本的にはシソは強い植物と言われていて、そんなに敏感でヤワじゃないと思うんですが、どうなんでしょうか。

気になるようでしたらプランターの土を変えたほうが良いかもしれませんね。もちろんそこらの土を使うのではなくてポッティングミックスを買ってくる。また肥料に関しては強すぎるより弱いほうが良いと思っていまして、しっかり根付いて育つまで水以外はやる必要もないかもしれない。それと絶対に水をかけすぎてベチャベチャにしないこと。栽培をすると水やりが一番きになりますが、水が多すぎると簡単に窒息死するのも事実なんですね。根もすぐ腐りますし。

ま、こんな感じで私はやっていましたが、問題らしい問題が出たことはありません。ただ何度も書いていますが、シソは日が短くなると穂を出して花を咲かせようとしますし、そうなるともう終わり。ですから、夜でも電気の光が届くようにするのが周年栽培のコツじゃないでしょうか。

シソもちゃんと育つと嬉しいですよね。3-4株あれば食べきれないほど収穫できるし、友人にあげても喜ばれるし、頑張って育てましょう~~。

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