腹が立つオーストラリア人

買い物をしている最中ですが携帯に電話が掛かってきました。見ず知らずの女性から。って何か支払いがどうたらこうたら言っているのだけれど、スーパーですから周りが五月蠅いのと彼女の早口で聞き取れないんですよ。どの会社から電話が掛かってきたのかもよくわからないくらい。

ですから「私は英語が不得手なのでゆっくりしゃべってください」と言ったのですが、それは無視してまた早口でしゃべり続ける。馬鹿だよね~~。こちらがわからなければ何度でも聞き返すし、彼女も同じことを何度も話さないとならないのに。

日本人には信じられないと思いますが、ゆっくりしゃべることが出来ない(笑)オーストラリア人って結構多いんですよ。2度も3度もゆっくりしゃべってくれと言っているのにまるでスピードが変わらない人がいる。あるいはほんの一言二言をゆっくりしゃべってまた早口になるとか。

こういう人たちの頭の構造ってどうなっているのか非常に興味があります。

でもそういう人たちは定型業務で電話してくる人たちがほとんど。サービスの案内とか、何か売りつけたい人たちはそんな馬鹿なことはしないし、「英語が不得手だから」なんていうと、「ご出身はどちらですか?」なんて話になったりすることもある。でも「支払いが滞っていますよ」みたいな電話はアウト。ま、担当者も同じようなことを毎日何十回としゃべっているわけだから、それもわからなくはないけれど、やっぱりアホだと思いますわ。

それとですね、私がどうしても納得できない言葉があるんですよ。

それは「for you」って言葉。これって私は「貴方のため」という意味だと思っています。ただ、これが変なところで出てくるんですよ。

例えば上に書いたような「支払いが滞っています」という電話だとして、私が「そんなはずはないと思いますよ」というと、普通なら「では再度お調べします」ってなるじゃないですか。その時にですね「for you」がくっつくんですよ。

これって凄く違和感があるわけで、私が電話したわけでも無く、訳のわからないことを言ってるのは相手で、調べなければならないのは彼らの仕事、責任でしょ。それを「貴方のため」と言われると変だなぁと感じるわけです。今日もその彼女はそれを使った。

ですから私は「For you」じゃなくて「For us」だろうと大きな声で言う・・・・ことは我慢しました。 (笑)

この「for you」って結構出てくるので、まぁただの慣用句だろうと思えばいいのだけれど、それが出てくるシチュエーションって、こちらが何かを頼んでいないのにそれを言われることが多いんです。

もし日本語でそういう場合にそれが出てきたとしたら、客は怒りますよね。貴方の為じゃ無くてお前がそれをやるのは当たり前のことだろうと。

ですから性格の悪い私としては(笑)勘ぐっちゃうんですよ。

つまり「貴方のため」と言われれば、多少待たされようが、あるいはお店で「XXXの商品がありますか?」と聞いたときに「はい、これから調べてみます。貴方のために」と言われたようなもんで、「調べるのに時間が掛かったり、その商品がなくても文句を言うなよ」と先手を打たれたような気がするんです。あるいは「私がやる必要も無いことを貴方のためにやります」と言っているように恩着せがましく聞こえる。

まぁ、考えすぎかもしれませんが、オーストラリアって基本的に客も店も同等で、「客に頭を下げて買ってもらう」という感覚がありませんから、当然「お客様は神様」でも何でも無いんですね。ですからクレームがあって電話をするときにはずいぶん日本と違う雰囲気になります。クレームをするってことは、どうしたってこちらはカリカリするじゃないですか。でもその感情的なものを出すと

「It’s not my fault」(私のせいじゃない)

という人が非常に多いんです。こちらとしては「You」と言っても「貴方」じゃなくて「貴方の会社」あるいは「あなた方」の意味で使うわけで、電話に出た個人を責めているわけじゃない。これからクレームをするときには「You」はやめて「your company」にしましょうかね。それが英語では常識なのかなぁ。もしかするとそうなのかもしれませんね。

理屈としては彼らの言うことが正しいような気もするんですが、これで商売になるんですから楽な国ですよね。客がイライラしているのは自分の会社の製品なりサービスなりに「何か問題がある」からなわけで、でも「客の勘違い」かもしれないにしても、少なくとも「客」じゃないですか。お金もすでに払っている。

もったいないと思いますよ。もし訳のわからんことを言う客でもそれなりに対応して、客が納得してくれればそこで客はその会社のファンになるのは間違いが無いのに。でもそういうのに慣れてくるとこちらも変わるわけで、どんなおかしなやつが電話で応対しても、その会社がおかしいとは全く考えなくなります。いやいや社員教育がなっていないような会社は・・とかそんなことも考えない。アホがいる会社だと思うだけ。そしてそれはどこも同じ。(笑)

しかし「私のせいじゃない」ってのを聞くとがっかりしますね。わかってるわい、アホと言いたくなります。今の日本にもこういう人が電話に出たりするんだろうか。クレーマーにはしっかり言うべきことを言って対処しますっ!なんて若い人はいそうだけど。(笑)

最近、TPPの話題も巷に出てきませんが、私はTPPを利用して日本人が海外にどんどん進出したら良いと思うんですよ。私に言わせると、極論ではありますが「どんな分野でも日本のエクスパートが進出したら勝てる」って本当に思いますもの。客を大事にし、クレーマーにもちゃんと対処をし、アフターサービスは抜群だし、手抜きは恥だと思ってしないし、サービス残業もするし(笑)、チベットに転勤と言われてもすぐ行くし(笑)、長いデフレのせいで薄利多売、コスト削減のノウハウもため込んだし、オーストラリア人とは全く正反対。

でもそういうオーストラリアだから日本からフラッと来たような我々でものんびり暮らせるし、仕事も出来るんですね。これが日本だったら周囲の目は厳しいし、冷たいし、ああせいこうせい、あああるべきこうあるべきと言われ、いやになると思いますわ。

ちなみに「私のせいじゃない」というオーストラリア人ですが、それでもこちらのクレームに対して逆ギレされたことは一度もありません。そういう意味では忍耐強いのか。

というかクレームでギャーギャー言うような人は「教養の無い人」って位置づけなんでしょうね。だからそれに対しても当然感情的になるようなことは無い。

我々日本人が時々中国人に感じることを、彼らは我々に感じているんだろうと・・・・・ ^^

オーストラリアでは「馬鹿野郎~~~」と言いたいときでもニッコリ笑って握手する。 (笑)

 

 
    

     
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