糖質を摂るようになったら体重減がピタリと止まった

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糖質を摂るようになったら体重減がピタリと止まった。

おもしろいですねぇ。

13キロ減を達成して、今までとは違う糖質制限を試していますが、ちょっと糖質を増やしたらこれですもんね。

どうしたら良いのかな?

低糖質ダイエットで有名なアトキンス式でいうと最初の二週間はインダクションと呼ばれる期間で、その間は今まで私がやっていたような極端な糖質制限(一日15グラムまで)をしてガッツリ痩せましょうという考え方。私はそれを2ヶ月続けたわけです。

そして次には糖質を徐々に増やす段階であるオンゴーイングと呼ばれる期間に移行する。これは急激な体重減では無くてゆるやかな体重減を目指そうという考え方。

でも私の場合、ほんのちょっと増やしただけで体重減は停まり、「ゆるやかな体重減」の楽しみは消えた。

でも痩せた状態を保てれば良いじゃ無いかという考え方もあるのだけれど、最近糖質を増やしたと言っても、それこそお猪口に一杯分のご飯しか食べなかったのを3歳児のお茶碗に替えた程度の増量でしか無いわけです。だから糖質を増やしたなんて言っても大した量じゃ無い。もちろんラーメンだパスタだ、天丼なんてのは絶対に食べられない。

こんな食生活じゃないと今の体重が維持できないとしたらかなり悲しい。

でも歳を取ると基礎代謝が落ち、それなのにお地蔵様みたいな生活をしていると、本当に身体が必要とするエネルギーが少ないってことなんでしょうね。

巷では「ウォーキングでもすれば良いのよ」なんて適当なことを言いますが、ウォーキングで消費されるカロリーってどのくらいか見るとがっかりしますね。

例えばこんな数字。

■体重60Kgの人の1時間の運動の目安

ジョギング⇒約600Kcal

平泳ぎ⇒400~600Kcal

踏み台昇降運動⇒324Kcal

エアロバイク⇒300~500Kcal

体重60Kgの人がウォーキングを行っても、

1時間でせいぜい“160~300Kcal程度”と極めて少ないことがわかります。

出典:私は二週間で6キロ減量していました

で、結果としては

目安として、消費カロリーと、見込めるダイエットの効果は以下のようになります。

■普通に歩く時の速度

体重50kg/30分:80kcal(1ヶ月実践で-333g)

体重50kg/1時間:160kcal(1ヶ月実践で-666g)

体重60kg/30分:95kcal(1ヶ月実践で-400g)

体重60kg/1時間:190kcal(1ヶ月実践で-800g)

■早足でのウォーキング

体重50kg/30分:130kcal(1ヶ月実践で-540g)

体重50kg/1時間:260kcal(1ヶ月実践で-1080g)

体重60kg/30分:160kcal(1ヶ月実践で-666g)

体重60kg/1時間:320kcal(1ヶ月実践で-1.3kg)

体重や、走り方で消費カロリーはだいぶ変わってきますが、

だいたいこんな感じです。

出典:私は二週間で6キロ減量していました

ま、簡単に言えば、1時間のウォーキングで消費されるカロリーはご飯一膳分ってところでしょうか。

ご飯一膳分なら十分じゃ無いかと一瞬思いますが、朝昼晩3食食べるとしたら一食分は幼児が食べる量でしかありません。

「だからやっぱり筋肉を付けて基礎代謝をあげないと駄目なのよ。つまり有酸素運動も大切だけれど無酸素運動ね、筋トレ。」なーんて言う人も多い。

ところがこれも嘘っぱちで、筋肉を1キロ増やすとどのくらい基礎代謝が上がるかというと、たったの、たったのです、13キロカロリーだけ。一キロの筋肉ってどれほど凄いか簡単に想像できますが、それで痩せるなんてことは起きませんね。確かに13キロカロリー増えるのは間違いがありませんが、それで痩せるなんて言うのは嘘。

でも痩せるんですね。これは経験がありますからわかりますが、でもそれは基礎代謝が上がったからじゃ無いってこと。また体重は変わらなくても身体は締まってきますし、筋トレを否定はもちろんしません。良いことはいろいろある。

でも「筋肉を付けると基礎代謝が上がって痩せる」というのは科学的じゃ無い。

だから最近のジムのトレーナー達は「ジムに通っても痩せませんよ」という人が増えていると聞きました。確かに痩せようと思ってジムに通ったら、足は太くなるし体重が増えたという女性の声は結構ある様子。

「でも運動した方が良いのっ!」なんて意固地になる部分が自分にもあるわけですが、ダイエットだけを一つの目標とした場合、やっぱりもう少し理にかなった方法を探したいと思うわけです。運動には様々なメリットがあるわけですが、痩せるのを目標にした場合、食事は増やさずに「地獄のトレーニング」をするしかない。もちろん運動後に、何もしなければ飲まない「運動後のビールは旨い!」なんてのも駄目。

困りましたねぇ。

ここから先はアトキンス式ダイエットに興味がある人だけ読んでください。

アトキンス式で検索してこのブログに飛んでくる方も多いので、そういう方のために書いておきますが、アトキンス式は(過去にそう言われていた)「食べたいだけ食べても痩せる」方法では無いというのは私の中で結論が出ています。ただし、これは「今の」「私にとって」という意味であって、若い頃はライオンみたいな食生活でもアトキンス式でガンガン痩せましたから、「食べたいだけ食べても痩せる」ケースは結構多いと思います。

やっぱり「今」の「私」としては肉より魚、そして摂取カロリーも減らした方が痩せるのははっきりしています。

アトキンス式で痩せない方、あるいは体重減が停まった方はその辺を考えて試してみたら何か変化がでるんじゃないでしょうか。

それとあまりこの点は注目されていませんが(でもそれを言う人はそれなりにいる)、糖質制限をしていると食欲の質が変わってくるように感じます。最初は我慢して糖質を摂らないでいたのが、糖質を摂りたいという願望も薄れてきます。食事の量も減ってくる。この変化は自分でも面白いと思いました。

どう変わったのかを文字で表現するのは非常に難しいのですが、是非そこのところは体験してみて頂きたいと思います。

ここは非常に大事だと思っていまして、糖質制限ダイエットにもいろいろあって、一週間の内、週末は食べたいものを食べるというダイエットがありますね。そしてこれも効果的であると。

私もそう思います。アトキンス式ほど体重は落ちないにしろ痩せる。

ただ、この方法は駄目だと思うんです。

つまり、週末は好きなものを食べると言うことは月曜から金曜までは「我慢」ということになりますよね。この「我慢」がダイエットの大敵だと私は思うんです。私はアトキンス式を何度も経験するという(馬鹿な)過去がありますが、痩せることには成功しても、また元に戻るんですね。

その理由は簡単で「また元の食生活に戻るから」だと思います。

これはダイエット中に我慢をするからそういうことになるわけで、下手をすれば「我慢の度合い」が大きければ大きいほど「反動も大きい」のではないでしょうか。

フト思い出したのですが、20数年前にヨメサンの勧めで「油抜きダイエット」をしたことがあります。とにかく油分、脂肪分を食べないというダイエット。要は摂取カロリーを減らすという考え方なわけですが、これもそれなりに効果がありました。

ところがですね、ある日、ヨメサンと一緒に食事に行った時のことです。ドイツ料理で美味しかったのですが、目の前にある皿の中にソーセージと共に油がいっぱいあったんです。

なんと突然、私はその油を飲み出したんです。油だけをですよ。

ウソみたいでしょ?私も自分が何をしているのかわからないぐらいで、気がついたらその油をすくって飲んでいたんです。(かなり酔っていたのも原因の一つでしょう)

この瞬間、ヨメサンとやっぱりこの油抜きダイエットはやめようという話になりました。

そもそもどうして自分はデブなのか考えてみると、食生活で言えば、食べる量が多い、脂質が多い、炭水化物が多いってことだと思うんです。ですからそれを変えない限りいつかまた元に戻るんですね。

そうならないためにも「我慢をするダイエットじゃだめ」ということになるんじゃないでしょうか。

ところがですね、今回のアトキンス式では自分の食欲の変化がハッキリ見えてきたんです。ですから糖質制限食を我慢して食べているわけでもなく、また何故か食べる量も減ってきた。その理由は私にはわかりません。ただそういう不思議な感覚がありますから、これを維持するのはそんなに難しいことではないと「今は」感じるのです。

ですから週末は好きな物を食べても良いというような方法ですと、「食欲の質が変わる」ことは無いと思います。ウィークデイは「我慢の毎日」で週末を楽しみにするようでは、痩せた後にはその我慢は開放されてまた元に戻るんじゃないでしょうか。

それと糖質制限をしている時に、どうしても我慢できなくてラーメンを食べちゃった、天丼を食べちゃった(天丼は糖質のかたまり)なんてことをしますと、せっかく身体が糖質制限モードになっていたのがリセットされるんですね。

これはそもそも糖質制限ダイエットをした時に、痩せだすのに2,3日のズレがあることからもわかるように、身体の中に十分な糖質(グリコーゲン)があり、肝臓にもグルコースの状態で糖質が貯蔵されている状態に戻ってしまうと考えています。

つまり土日に糖質をガンガン摂ってしまうと、月曜火曜、あるいは水曜までは糖質制限をしても糖質制限モードに入る準備にしかならないんですね。ですから、本当に痩せるモードになるのは木曜と金曜だけということになってしまう。

月曜から5日間我慢をしても、その効果があるのは木曜と金曜だけだなんてバカバカしいと私は思うんですよ。そして上に書いたように、そういう食生活では「我慢」が強いられるということ。

これって変な喩えですが、「禁煙をしているのだけれど、土日だけは我慢できないから吸う」というのと同じじゃないでしょうか。

また私の「食欲の変化」もそれに気がつくまでには1ヶ月以上掛かりました。それまでは「我慢の毎日」だったわけです。でもフト気がついたら糖質を摂らないのが「普通」になりました。「我慢」も無しです。

アトキンス式の極端な糖質制限は、基本的には最初の二週間だけですね。私としては二週間で「食欲の変化」が起きるとは思えないのですが、それを長めにやってみるとか、あるいは二週間後のオンゴーイングに入った時に、どうにかそういう食生活が「これが正常である」と感じることが出来るようにする(具体的な方法はわかりませんが)、それがこのアトキンス式ダイエットの「キモ」であろうと私は考えています。

痩せたい時って「とにかくまずは痩せること」と思うはずですが、自分の中に「食欲の変化」が起きない限り、私がそうであったように何度も何度も「痩せる」「リバウンド」を繰り返すことになるんだろうと思っています。

リバウンドとは「元の体重に戻る(結果)」ってことじゃなくて「元の食生活に戻る(原因)」と考えるべきなのでしょう。

さて、私はまた元の食生活に戻るのでしょうか?  (笑)

アトキンス式で頑張っている方々のご健闘をお祈りします。

 

 
    

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