周りの空気が読めないのは我が家の特徴だというのが良くわかった

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今回のKL旅行はairbnbで住んでみたいコンドに泊まりましたので、そもそもKLのコンドってどんな感じなのか、またそれぞれの地域の特徴などもわかり、かなり多くの収穫がありました。

でも、それとはちょっと違う収穫もあったんです。

今回は私と長男だけの旅でしたが、何度かKLにすでにお住まいの方々と会食、いや飲み会をする機会があったんです。初めて会った方もいらっしゃいましたが、ほとんどの方はこのブログなりSNSなり、なんらかの繋がりで存在そのものは知っていた方ばかり。

だから飲み会と言っても緊張感らしい緊張感ってのはありませんでした。

でもねぇ、逆に羽目を外しすぎました。

私も長男も「日本的な常識」を持ち合わせていないのは昔から自覚があるんですが、それでも若い人たちと飲むときには言いたいことを言い、盛り上がって騒いで、あるいは真剣に意見交換をしたりして面白いのですが、逆に、「ある程度の年齢が行った日本人」っていうのを私達は良くわからないんですよ。

特に長い間サラリーマンを続け、それなりの仕事を成し遂げて来た人たちって、それなりの特殊技能と言って良い能力があるんですね。

私達みたいに、言いたいことを言うなんてバカなことはしませんし、しっかり場の雰囲気を読み、相手を見、考えながら発言をするし、人の話も聞く。そんなのは当たり前じゃないかと思うでしょ?ところが私自身、好き勝手に生きていきましたから、大きな組織の中でどう生きるのかってのがさっぱりわからないんですよ。もちろん取引先には大手の会社もありましたから、外から見ることは出来ても、その組織の中で生きたことがありませんから、「企業人の常識」が私にはわからない。オーストラリアで育った息子は、ディベートそのものはかなり訓練されているものの、「場を読む」というのは出来ないんですね。

それどころか「自己主張は当たり前」「何も発言しない人は無視される」世界に長くいましたし、そもそも私は怖いものなしの中小企業のオヤジでしたから、調子に乗って思ったことを喋ってしまう。下町のハっつぁん、クマさんと同レベル。この傾向はこのブログを読んでいる人にはよく分かるはずで、普通は口に出さないこと、我慢することでも私は書いてしまうのをご存知のはず。そしてそれって会って話をしても同じなんですね。もちろん相手を無視するなんてことはしませんが、「日本の常識として必要とされる気遣い」に関しては理解が低いのは間違いがないんです。

ただ、日本は「相手を傷つけてはいけない」という点では異常なくらいそれを重視すると私は思っていて、それを重視し過ぎると「大事な話が出来ない」という考え方を持っています。ディベートも同じで、自分が違う意見をいうことは決して「他人のそれを認めない」とか「間違えていると断定している」とか「相手の人権を無視している」とかそういうことはないのですが、日本の場合は言いたいことを言う、自己主張をするとどうしても、そっち方向へ動いてしまいますよね。「それは反対です」なんて言おうものなら、言われた人は「俺をばかにするのか」って怒るのが普通。

だから私もそれなりに気は使っているのですが、それでもやっぱり言い過ぎるのは間違いがない。このブログに書く内容も同じで、ブログを読みながら「このやろ~~、言いたいことを言いやがって」って思う読者の数は私は自慢してもいいくらい多いんじゃないかと思っています。(笑)

ましてやお酒が入るとどうなるか?

おそろしいですよね。

そしてその失態を今回の旅で私も息子もやってしまった自覚があるんですよ。

コンドに帰ってきてから二人で反省会をしていました。「お前、あれは言っては行けない話だぞ」「オヤジのあれの話もヤバイよ」ってなもんです。(笑)

そんな反省会を結構延々と夜の夜中にやっていまして、やっぱり俺たちって普通の日本人が知っていることを知らなさ過ぎるんじゃないか?という結論に達しました。

この傾向って実はヨメさんも同じで、良く言えばピュア、悪く言えばバカで、煽てられるとどんどんその気になって何でもしゃべる、やるタイプ。だから以前、日本人村の中で村八分にされた経験があると書きましたが、やっぱりそれが原因なんですよ。日本人村社会は個人が自由であることを許さない社会だというのがどうも我々家族には理解できていない。

でも福岡のド田舎出身のヨメさんに言わすと、田舎の村社会も面倒な社会だけれど、無礼講という逃げ道、ガス抜きがあるというんです。それがあるからこそ、それぞれの腹の底が見えて、信頼も持てて付き合えるのだと。

でもねぇ、私が知っている海外の村社会ってそれとは違うんですよ。無礼講のつもりで無礼講をやると、あとでいろいろ言われる。(笑)

面倒くさいなぁ・・とは思うものの、ではそういう日本人社会には近寄らないってわけにもいきませんし、ドキドキしながら様子ばかり伺うような付き合い方もしたくない。

その点、やっぱり企業で長い経験もあり、それなりにやってきた人は上手いんですね。言うべき時には言う、引くときにはスッと引く、この身のこなしが軽いというか、空気を読むのが上手いというか、大したもんだと思うわけです。我々には出来ない芸当。そしてそういう人たちにしてみると、我々は赤ん坊みたいなもの。(笑)

でもま、これでやっていくしかないし、でもやっぱり酒が入った時は気をつけようぜと長男とともに「ガッテン、ガッテン」でした。

いつも皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ないです。m(_ _)m

 
 
 

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