あの大好きな「カモの燻製」がもう食べられなくなる。でも本当は食べ歩きなんてどうでも良いと思ってるんです。

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昨日の日記に「北京ダック」のことを書きました。

あんな日記を最後まで読んだ人はいないと思いますが、家族うちでは、もう北京ダックじゃなくて「カモの燻製」があれば良いね、という話になっています。それってサウジャナリゾートホテルの中にある「Ti Chen」という中華料理屋にあるメニューの一つ。これが美味しいんですよ。

そんな話を昨日書きましたが、今日のランチに偶然行くことになりました。ダボ一族全員、6人で食事です。

で、皆のお気に入りの「カモの燻製」を頼みました。6人なので一羽分。

相変わらず美味しいね~と食べていたところにマネージャーが来まして、「今度の日曜日がこの料理の最後の日になります」っていうんですよ。

どういう意味?

聞いてみたところ、今のシェフが今度の日曜日を最後に辞めるとのこと。(@_@)

新しいシェフでも同じものを作れるんじゃないか・・・って思いますが、そうじゃないんですね。ああいうお店は(暇だけれど)それなりに良いシェフを呼んでいて、それが店の「売り」になっているんですね。で、それぞれのシェフが得意の料理を出す。だからシェフが替わったらメニューも替わる。

残念です。

カモなんかどこにでも美味しい店があるだろうよって思いますよね。私もそう思います。

ところがですね、私達があの店に行くってことは、場所がサウジャナでしょ。つまりサウジャナに住む年老いた両親をあそこなら安心して連れていけるってことなんです。近くて綺麗でザワザワしていませんから、年寄りがヨタヨタ歩いても問題がない。

だから美味しい店を紹介してもらうこともあるんですが、なかなか行けないんですよ。私ら親子だけならまだしも、夫婦ともども90を超えている両親を連れて行けない。KLCCやLOT10だって大変です。でもホテルならどうにかなるのね。ジジババはとりあえずホテルの玄関に下ろせばどうにかなりますから。でも30分以上車にのるのも疲れる様子。

私らはどうでも良いんです。

あの年老いた両親が「おいしいね~~」ってニコニコ笑う姿を私は見たいのですが、その一つが消えていくってこと。

前の日記に北京ダックのことを書きましたが、実はもう私も本当はこだわりなんか無いんですよ。でもですねぇ、90を超えた母の大好物なのね。だから母の喜ぶ顔を見たいから、私も美味しい北京ダックを探していたんですよ。

パビリオンにあるドラゴンアイの北京ダックなら母も喜んでくれると思うのですが、(世話係の)姉に言わすと、パビリオンなんてあんなゴチャゴチャ人がいるようなところは絶対に無理。行けない。とのこと。

北京ダックはもう食べなくても「このダックの燻製があれば良いね」と言ったのは実はまさに私の母だったんです。

でもそれもこの日曜日で終わり。

ヨタヨタ歩く両親でも行ける場所で、彼らが喜ぶお店を見つけたい。何よりも最優先したいのは実はそれなんです。どの店が美味しいのまずいのいろいろ私は書きますが、本当は食べ歩きだの、どこが美味しいのじゃなんじゃなんてどうでも良いことなんです。我々夫婦と長男は家食で全く問題がないですし。

もうこれから先、何年もあの元気な姿を見続けることはできないはずの両親の喜ぶことだけをしたい、って思うくらい。

私がしてきた親不孝の罪はあと50年掛けても償うことはできそうもありませんし・・。(T_T)

 
 
 

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