若い頃に経験しておきたかったと今になって思う「アルバイト」

ジジーになるとやっぱり「後悔すること」がいっぱいあります。

思い出しただけで気持ちが落ち込む「しなければよかったこと」もごっそりあるんですが、やっぱり「やればよかったこと」が最近、気になるんですよ。

ジジーになってから料理というより、科学実験みたいな調理に興味を持った私ですが、「料理の基本」がまるで無いんですね。経験として実家の飲食店でのアルバイトがありますが、ちょっと特殊な店でしたので「和食の勉強」みたいなことはまるで無く、ド素人でもどうにかなっちゃうことばかりやってました。でも「小豆の選別と煮方」みたいなのは詳しくなりましたが・・。

で、やっぱり食べることばかりが気になるんですが、「食べる」って生まれてから死ぬまで続くことですし、若い頃に「料理の腕」なんて大げさじゃなくても、「要点」だけわかっていればその後の何十年という人生で本当に役に立っただろうと思うんです。

私がもし今、日本にいたら是非いってみたい料理学校があります。それは「プロの寿司職人の養成学校」。これは料理学校と言うより、促成で寿司職人を育てて職人として世に出すための学校。こういうのって私みたいに頭の古い人間は、こんな学校を出たところで・・・と思っちゃうんですが、この学校の経験しかない卒業生が、卒業後に仲間と店をオープンしてそれが超有名になったなんてテレビの番組を見て関心したり。

もし私が日本に住んでいたら、絶対に行きたい「寿司学校」があります。こんなところ。

またそこまでやらないにしろ、寿司屋というか居酒屋でもちょっとアルバイトした経験があるだけで随分変わるんですよね。

私の次男坊がまだ10代の学生の頃、ゴールドコーストに昔からある和食店でアルバイトをしたんですよ。そりゃ最初は洗い物ばかりやらされるわけですが、ゴールドコーストの和食店ってみんな小さな店ばかりで、裏方はせいぜい2-3人でやっているところばかり。

だから最初は洗い物でもすぐにあれやこれややらされるのね。そのうち、魚をおろしたり、鶏の空揚げの下準備をさせられたり。そうこうしているうちに、簡単な料理はバイトが全部作るようになるなんてことも起きる。

そういえば私が17歳の頃、高校の帰りにバイトしていた「壁の穴」という当時珍しいスパゲティ専門店ですが、洗い物が主の私でも、紅茶を入れるのと「たらこスパゲティ」は私が作った、というか準備をして和えるのが私の仕事だったり。

で、次男坊ですが、随分かわいがってもらって「魚のおろし方」も教えてもらい、バイトはほんの数ヶ月でしたが、その経験を活かして自分でシドニーの卸売市場へ行って魚を買い、それを自分でおろして友達を呼んで寿司パーティをやったりしている。

これって私でも絶対に出来ないことで、ましてや寿司を握るなんて考えただけでも目眩がしそうなことを次男坊は普通にできてしまう。これもその数ヶ月のアルバイトの経験があったからなんですね。

所詮、バイトですから何がわかるわけでもありませんが、実践の場で覚えたというのが凄いと思うんですよ。どんな業界でもやっぱりそれが強みになる。

今、思えば、次男坊がアルバイトをしたときも、私も一緒に行って手伝わせてもらえばよかったと思うぐらい。(笑)

それとですねぇ、やっぱり焼肉屋ですね。

私の友人ですが、若い頃にやっぱり焼肉屋でバイトをやっていたんですよ。でもその彼と自宅でパーティをやる時には彼が全て準備するのですが、まさに家が本物の焼肉屋になったと思いましったっけ。

肉の選び方から、タレにつけ込んだり、つけダレの味付けも全く素人じゃないんですね。キムチもナムルもユッケジャンスープも店で食べるのと同じ味。違うのは器ぐらいなもんで。(笑)

また彼がどこからか買ってくる肉が安くて美味しかった。もしかしたら店から分けてもらったか、黙って持ってきていたんじゃないかと思うくらい。たまに飲み屋で待ち合わせをすると「お土産だよ」と言って、2キロぐらいの漬け込んだ素晴らしく美味しいカルビ肉をくれたり。

彼は焼肉屋の下っ端の下っ端だったはずですが、長いあいだいるといろいろ覚えちゃうんでしょうねぇ。

私もたった一ヶ月でもいいから、焼肉屋でバイトをするべきだっと思います。有名店でなくて良いんですよ。街なかの普通の焼肉屋で十分。

それとやっぱり中華料理屋ですね。これまた昔はどこにでもあった「駅前のラーメン屋」でも良いくらい。

そこで餃子とチャーハンの作り方だけでも覚えることが出来たら、私は随分、人生が変わるんじゃないかと思うくらい。そしてもっといくつかの日式中華を覚えたら本当に豊かな食生活を一生送ることができると思いますわ。

家のヨメさんは「料理だけが趣味」みたいなバーさんで、彼女のお母さんがまるで料理が出来ない人で(旦那の病院を朝から夜まで手伝っていた)、ヨメさんは小学校の頃から自分でお弁当を作っていた様な人。そして不思議なのは、例えばフレンチでも食べて美味しいソースが掛かっているとするじゃないですか。そういうのって美味しいのはわかっても、一体何を使っているのかなんて私には全くわからない。そもそも素材の名前を聞いても「それって何?」という世界ですが、ヨメさんはかなりの確率で言い当てるんですわ(でも作れるわけじゃない 笑)。ゴールドコーストでは板前の友人も多くいましたが、彼らにも一目置かれるような女性でした。中華でもかなりの種類の本格的なものを作る。

ところがやっぱりプロじゃないわけですよ。得手不得手もあるし(天ぷらは絶対にやらない)、大量に作る、何種類も一気に作るとか、そういうことは絶対に出来ないのね。

やっぱりプロって凄いと思う。

自分がそういうプロにはなれなくても、プロの世界ではなにをどうやるのかがわかるだけでも、自分の食生活って大きく変わると思う。

「普通の寿司屋あるいは居酒屋」「普通の焼肉屋」「駅前の中華料理屋」で十分だから、アルバイトでもやっておけばよかったと、今になると真剣に、本当にそう思う。

でも特殊な店じゃ駄目なのね。私がいくら「小豆の選別と煮方はまかせてくれ」なんて思っても、小豆を煮る機会なんてゼロ。(笑)

それより、美味しい餃子とチャーハンの作り方。焼き肉のタレの作り方。魚のおろし方と寿司の握り方。たったそれだけでも若いうちに身についていたなら、人生随分変わったはずだと心底思うのです。

日本にいたら「料理学校」に行きたいな~~~~。

私って一体マレーシアで何をしているのかと思うことがあります。行きたいところ、やりたいことは全て日本にある。(笑)

でもま、人生ってそんなもんなんだろうなと思ったり。あれもこれも「ないものねだり」なんでしょうね~~。

 
 
 

     
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