コロナウイルス 「COVID-19」に関する【不安・誤解】が溶けた(私の場合)

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私はへそ曲がりですから、基本的に「メディア」が出す情報を信じません。また「権威」というのも考えません。逆に「街の噂」をバカにすることもなく、とにかく情報を集めるのをモットーとしています。

そしてそこから「自分なりの結論を出す」わけですが、今回はまぁ色んな人が色んなことをいうわけで、また「専門家」も「医者なら良いってわけでもなくて」、では「感染病の専門家」にも「医療面での専門家」と「感染の統計に関する専門家」などいろいろあるわけで、やっぱり微妙に言うことが違う。

それと私が重視してきたのはWHOでもなければ、ジョンズホプキンス大学でもなく、「中国のビックデータ」です。もちろんそれしか見ないってわけじゃなくて、一応一通りは見てきました。

もちろん中国のデータの信用度という大きな大きな問題がありますが、「中国は情報統制をする」のが当たり前という前提で見ても、重要だと思っていました。そもそもWHOにしてもジョンズ・ホプキンスにしてもメディアも、「中国が発表するデータ」を使っているわけで、「それは正しいという前提」ですよね。これを疑ったら何もわからないわけですから。

でも「絶対にあれは嘘だ」と独自の予想を展開する評論家や言論人も多いのですが、それもそれとして聞いていますが、私には「妄想」や「思い込み」が多すぎると感じています。でもここにも真実が垣間見れることもあって、無視は出来ない。

嘘か事実かの判断は、私は「現場からの情報」を大事にしています。でもそれは「ある狭い地域の情報」であって、そこから全体は見えない。

まぁわからないことばかりで、情報が錯綜していますが、それなりに自分の中で結論めいたものは出てきました。

◯ すでに感染は広がっており、世界的にパンデミックは起こりうる

◯ 水際対策はすでに遅くて、今更、入国禁止、渡航禁止をしても防げない

◯ ただ水際対策は「感染のピークを遅らせることはできる」はずで、それはそれで意味がある

◯ 感染が広がって大変なことになっているのは「武漢・湖北省のみ」で他の都市、海外では「まだ」それは起きていない

◯ 感染者や死者の数が多いのは武漢。湖北省のみだけれど、その数値でさえも、「恐ろしいウィルスが蔓延」しているほどとは思えない。湖北省の人口は5850万人。発表されている感染者は【地獄のようだと言われている湖北省でさえ】人口の0.1%、1000人に一人でしかない。

◯ ただし、確認されていない感染者、死亡者はまだまだ多いと判断できる。それは毎日の「新感染者増」「死亡者」が減っていないから。そしてそれは「確認できるキャパシティに関係がある」し、病院にも行かない、行けない自宅待機者、自宅監禁者も多いのは現場からのレポートで明らか。また死者数も、入院中でなおかつ感染していると確認が取れていない死亡者は「コロナウィルスが原因とはなされていない」。

◯ 重篤な病状、死亡するのは「年寄り、病弱、あるいは持病のある人」が大多数。

◯ すでに戒厳令が敷かれているような北京、上海でも他の都市と同様に「新感染者数は減少しつつある」し、今までのトータルの感染者数、死亡者数(北京で三人、上海で一人)は明らかに少ない。

◯ 他の都市が武漢・湖北省のように医療崩壊が起きている報告は一切ない。

まぁ、こんなところが私の基本的な受け止め方。

この辺をよーく見ていくと、「専門家が言うように、特別恐ろしいウィルスではない」というのが見えてくると思っています。

ではなぜ各国は大騒ぎするのか?

それは「政治」だと私は思うんですよ。国は「国民の不安を無視は出来ない」ってことじゃないかと。

日本の政府の対応が遅かったのも実はここに原因があると思っていて、初動が遅かったとか私も思いましたが、「あれで十分だと政府は考えていた」ってことじゃないかと。当然、トップクラスの医療、感染の専門家の意見を参考にして。

でも「国民の不安」は全く別の次元なわけで、そして海外でも厳しく防御する国が現れて(当然、中国もそう)、それが「不必要」「無意味」だと判断しても、追従しない限り、「政権は間違いなく倒される」ってことじゃないですかね。これはどこの国も事情は同じ。

私は小池都知事のことが頭から離れないんですよ。彼女は「安全と安心は別」だと言って、豊洲の安全性にケチを付けて白紙に戻した。でもその結果はどうだったのか?ここが重要だと思っています。

私はそれと同じことが世界中で起きているんじゃないかと思っています。小池都知事の場合は「都知事自ら不安を煽る」ことをしましたが、「人々の不安は増大する」という意味では同じこと。

また、ウイルスの蔓延がコントロールが可能だとしても、「危機感もなく防御もしない」となれば【武漢・湖北省の悪夢が起きる】のは間違いがなく、「正しく怖がりましょう」というのはやっぱり大事で、政府もメディアも「それなりの恐怖は植え付ける」、しかし「ちゃんと防御すれば大丈夫」だと、車の両輪を同じ様に回しているんじゃないかと。

そして忘れてはならないのはインフルエンザなんですね。

これは「未知の恐怖」ではなくて、何度も何度も経験し、そして「現在進行中」。なおかつアメリカでは今季だけで12000人がすでに死亡し、日本でも7-8000人と言われている。そして死亡者の多くは、年寄りであり、病弱者であり、免疫力が弱い人達。全世界では毎年40万人前後はインフルエンザで死んでいるとのこと。

なぜ全世界で今、広がっているインフルエンザには不安を感じずに、それに比べれば感染者も死亡者も「圧倒的に少ないコロナウィルス」に恐れおののくのか?

どなたかこれの説明をしてください。私にはどう考えてもわからんのです。

私は今回のコロナウィルスは問題ない、恐れる必要がないって言うんじゃないんですよ。またパンデミックも起きないなんてことも考えていません。

医療事情も悪く、危機意識の無い国々や地域では局所的な大流行が起こる可能性は大だとは思っていますが、世界中がパニックになるようなことは起きないのではないかとは思っています。それはあの発生源の中国でさえそうだから。パニックになっているのは一部地域だけで、他の地域では「民衆は恐れおののいてはいる」けれど、多くの感染者も死者も出ていないから。

だから医療先進国で国民に危機意識があれば、大丈夫だろうと思っています。「正しく恐れろ」ってのは初期の頃から言われていますが、それの意味が最近になってわかったような気がします。

でもどうなるかは誰にもわからない。

また、インフルエンザがそうであるように、年寄や病弱者が死んでいくというのは間違いがないんでしょう。

だから「自分が感染しないように」「そして自分が感染を広げないように」十分な注意をして、体力をつけて、「もし身近に弱者がいればしっかり保護を考える」ってことじゃないかと。

今の状態って、「巨大隕石が地球の近くを通過するのが分かった」「日本海に巨大生物(ゴジラ)がいるのがわかった」みたいな状態じゃないかというのは、自分の心の動きを見てもわかります。

「オバケが出るか出ないか」それはわからないけれど、「出たら大変だ~~~」という国民の不安が大きくなれば、「不安を和らげるためにも、政府や自治体は無意味だとしてもやるべきことがある」だろうとは思っています。

中国を見ると「文明の終わり」みたいな恐ろしいことになっていると思いますが、それは「武漢・湖北省」だけであり、その地獄の様な武漢・湖北省でさえも、感染率は0.1%だという事実。そして他の都市では大騒ぎするほどの人数は報告されていない。北京や上海の在住者(メディア関係者含む)も、「防衛の徹底さ」は言うけれど、感染が広まってパニックになっているような報告は皆無。北京も上海もコロナウィルスの感染がわかってから2ヶ月間は放置され誰も気にかけること無く、そしてすでにそこから2ヶ月程度経っているのにも関わらずにですよ。

ただし武漢・湖北省の感染者死亡者数はまだまだ増えるはずで、それの予想は、意外や意外、「チャーター機で日本に帰ってきた日本人の感染率」が参考になるんじゃないですかね。「武漢からの帰国者は【無作為に抽出されたサンプル】として意味がある」はずで、その感染率は「武漢全体でも同じ」だと思って間違いがないはず。またそれに中国特有の生活習慣を考慮すれば、どの程度の感染者がいるかは見えてくるんじゃないですかね。

でもその計算で行くと、今わかっている人数は「氷山の一角」だというのが想像できるし、武漢・湖北省の新たな感染者、新たな死亡者が全く減らないのと符合する。

これは怖いことですが、中国の他の都市では「感染者も死亡者も非常に少ない」ということも考え合わせないとならないんじゃないですかね。

とりあえず私達家族は、「人混みには近寄らない」「人とは1メートル以上の距離を置く」「閉鎖空間には入らない」「手洗い、うがいを徹底する」「必要があればマスクをする」ことを決めています。我が家には呼吸器系の弱いヨメさんもいますし、90を超える歳よりも居ますから。

自分自身?全然恐怖はありません。理由は自分でもわからず。(笑)

でも油断はしません。

それより、最近、インフルエンザの怖さがわかって、そっちのほうが気になります。

-----(追記)-----

中国の都市別の状況はここからわかります。(ここをクリック)

また前の日記にも紹介しましたが、この専門家の言うことが事実なんだろうなと思っています。

ゲスト:医療ガバナンス研究所 上昌広氏
司会:松田政策研究所 代表 松田学


 
 
 

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