難しい・・

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トラリピですが、ある一定のラインを決めてそれ以上は売りトラリピ、下は買いトラリピ。あるいは中間レンジと思われるところは両建てとかいろいろ作戦は考えられると思いますが、私の今の考えとしては

「トレンドを追うことをしない限り破綻する」

という結論かな。

今もシミュレーションを走らせていますが、まぁ時間が掛かること掛かること。嫌になります。そこであまり見ることの無い週足や月足を見ながら考えていたのですが、やっぱり上下にわけて考えるのでは駄目だというのが一目でわかりました。

これはAUDJPYの週足。

いつの時代もある手法がうまくいっているとそれがもてはやされます。今はトラリピは大流行。これがいつごろから始まったのか私は知りませんが、チャートを長い時間軸で見てみるとトラリピが流行るのが良くわかります。

赤い線で囲ったような動きをしていればトラリピはばっちり。今現在はまさにボックスの中で動いているわけですから、この2年の間に始めた人たちはウハウハのはず。

でも長くやっている人はリーマンショックを経験しているはずで、その時はどうだったのか。107円から55円まで値幅が50円以上動いたわけですが、これに持ちこたえることが出来たのか。変動率を考えるとレバレッジをちょっとでも大きくしていると間違いなく強制ロスカットを食らうはずで、そうならないように資金を投入したのか、それとも自ら損切りをしたのか。何もせずにそのまま持ちこたえた人って稀だと思いますが、もし持ちこたえても90円から107円まで17円幅の買い仕掛け玉があるわけで、それの含み損は半端じゃない大きさだと思います。

ただリーマンショック前のボックスではかなりの利益が出たであろうことはチャートを見ればわかる。

そもそも豪ドルが注目されたのは2000年からの上昇波動があったからですよね。この間の値上がりとスワップの往復ビンタで利益を出して素人なのに億単位の金を稼ぎ出した人が続出した。またネットの中でもスワップ派は多く、スワップ狙いのブログは山のようにありました。

今はトラリピなのかな?私が見ている限りでは、リーマンショック後の急落で豪ドルのスワップ派はトーンダウンしているように思います。本当はあの急落の場面こそ豪ドルスワップ狙いは本領発揮のはずなんですが。

そういう流行り廃りがチャートを見るとわかるのが面白いと思います。その時点では「これしかない!」といわれている手法も時が過ぎると移り変わる。

今のボックス内の動きは今後どうなるんでしょう。そもそもトラリピってこのようなボックスの動きが続くなら買いトラリピでも売りトラリピでもいいし、ある一定のラインで売り買いをわけるのも良し。ボックス内ならどんなやり方でもばっちり儲かるってことでしょう。でも現実的にはボックス圏内なのにやっぱり頭が痛くなるほどの塩漬けは出来てしまう。

ということはやっぱり仕掛けと逆、つまり買いトラリピなら何年にも渡る大きな下げトレンドが出来たら特攻隊と同じ運命だってことじゃないでしょうか。もしそれに持ちこたえても、元に戻るのにまた10年の歳月が掛かるかもしれない。あるいは戻らないかもしれない。運を天に任せるのがトラリピ?

ということで、トラリピで勝つためにはやっぱり大小のトレンドを追って仕掛けるしか無いように私は思います。あるいは年金のつもりでやるか。

私はこれは一つの方法だと思っていて、例えば1千万トレリピに入れる。そして万が一50円以下になってもロスカットが無いようにレバレッジは低めの設定にして(また一定の値以上は買わないように設定しないと50円以下になる前に破綻する可能性あり)、それでも年間10%近い配当は取れるんじゃないでしょうか。そして塩漬けのことは忘れる。と同時に年金と同じですから元金を取り戻そうという考え方も捨てる。

実際には危なくなったら資金をつぎ込めばいいわけですから、総資金量の上限だけ決めておいて、通常時はその時点で必要な額だけ入れて高いレバレッジを維持しても良いですよね。私だったら8割で債券を買って2割でトラリピ。そしてトラリピの資金が必要になったら元々トラリピのつもりで用意したその債券を小分けにして売ってトラリピに回せばOK。もし運が良ければトラリピの方に資金移動しないで済む可能性もあるし。

トラリピを相場の手法の一つとして見ると面白くもなんともないと思うのですが、年金と比べたら凄く面白いかもしれませんよね。

そしてある日、どうしてもキャッシュが必要になれば塩漬けがある分はマイナスになるにしてもキャッシュを手にすることが出来る。これって年金には絶対にない利点で、それを考えるとトラリピって凄いのかも。

また、全ての塩漬けがなくなったときに止めたら万々歳ですよね。でもそういう時に止めることが出来る人は少なくて、もっと儲けようと思うのでしょうが。(笑)

とにかくトラリピを投資と捉えるならば、トレンドに沿った売買をしてなおかつ天井で買わない、底で売らない方法を考えるしかないんじゃないでしょうか。

でもトレンド、天底がわかるのならトラリピをやる必要は無し。(笑)

これって冗談じゃなくて、トラリピのつもりでいろいろ考えていると、例えばある一定の値で上下に分けて買いトラリピ売りトラリピをやるなら、逆にその一定の値、これは移動平均でも構わないわけですが、いつかそこに戻ってくるとするならば、高値は売りあがり、安値は買い下がり。つまり逆張りのナンピンを繰り返せば利益が出るといってるのと同じなんですね。あえてトラリピをやる必要もない。

オシレータ系の指標を使って売られすぎ買われすぎを見てその時にはトラリピを止めようなんて考えるわけですが、もしそれが当たるのであれば、買われすぎは普通に売り。売られすぎは普通に買えば良し。

結局、どういうトラリピのやり方を考えても、相場の基本に戻ってしまうわけで、高いところは売り。安いところは買い。この呪縛から逃れて高い安いを考えずに利益を出すことは不可能という結論。(笑)

こういう考え方を聞いてニヤっとする人たちが存在するんですね。それはオプションの売りで稼いでいる人たち。同じ相場でも彼らは全く違う論理の世界で食ってる。

相場に興味があって、そして数字に強い人は絶対にオプションを研究したら良いと思うなぁ。私は興味はあるけれどやる気は無し。

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79円以下は買いトラリピの結果が出ました。刻みは30銭。利益幅は60銭。

今現在79円の上ですから塩漬けはゼロ。こういう風にうまい具合に動けば良いですよね。ただ大きな下げトレンドにぶつかったらごっそり塩漬けが出来るのは同じこと。でもスワップ狙いで豪ドルのポジションが欲しいとするならばそれはそれでOK。

これは5000ドルの証拠金で余裕を持って出来るはずですが、年利22.1%で回ったことになりますね。リスクが低いなら大きく入れ込んでも面白そうです。でも下げトレンドにぶつかったら・・・(笑)

しかしこれはこれでやっぱり作戦としては面白いかも。心が揺れるなぁ。

売りトラリピはスワップ支払だからそういうわけにはいかないでしょうが、スワップ狙いが前提にあればやっぱり買いトラリピはアリと言っていいのかな。

80円以上のトラリピの売りシミュレーションはプログラムを書き変えないと駄目なので、また後日に。

こういうシミュレーションをやってくれというご希望がありましたらご連絡ください。ただ様々な条件があると私のプログラミング技術の問題がありますので出来ません。

私がシミュレーションをやっていて面白いと思うのは刻み値と利益幅の関係です。利益幅が大きいとかなり総利益が増える。これは意外でした。もちろん幅が広いからその分仕掛け玉も減りますが、効率を考えるとその方が良い筈。

でもこの利益幅が大きいと利益が大きいというのはどういうことかというと、結局利益幅は定額にしないで、例えば今回のシミュレーションなら全ての玉を79円で手仕舞いとすればもっと大きな利益になるってことなんですね。

つまり、トラリピとは逆張りナンピンの変形であるというのがわかります。トラリピの弱点も長所も逆張りナンピンと全く同じってことじゃないでしょうか。トラリピは行ったり来たり動く間に利益が出ると言いますが、その利益以上に塩漬けが問題になると私は考えていて、塩漬けの解決法を見つけることなくトラリピで(大きなトレンドも乗り越えて)勝つことは不可能だと思います。

10年持ちこたえられれば多分違う答えがでるのでしょうが・・・・

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トラリピを提供している業者の社長がトラリピ戦法を披露していました。

大きく値が下がったときには建て玉を大きくしろとのこと。

さすが社長ですね。会社の利益になるような発言。

私の考える大きく下がったときの戦法は利益幅を大きくするという方法。

これじゃ証券会社の儲けは減る。(笑)

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