マレーシアで一番の大金持ちが「私財を投じてマレーシア救済」の為に動き出した。でもこれは・・・【閲覧注意】

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マレーシア政府はとんでもない「汚職・不正」で窮地に追い込まれているのは誰でもご存の通り。

今まで順調に発展してきたマレーシア経済もこれがきっかけでどう躓くかは誰にもわからない。

そこで「マレーシア一番の大金持ちであるRobert Kuokという別名【シュガーキング(砂糖で大儲けした)】が行動を開始した」と。

彼の希望は「マレーシア人を世界中のどの国よりも裕福にすること」だと。そしてその事業に【$100ミリオン】の私財を投資する。これは米ドルの1億ドル、日本円で113億円。

彼、Robert Kuokは93歳。このニュースを見れば、「自分をスーパーリッチにしてくれたマレーシアに対する最後のご奉公、恩返し」みたいな感じがしますよね。

(注)下のニュースサイトに飛ぶ前に、この日記の全てを読んでからにしたほうが良いかもしれません。このサイトは「詐欺サイトの可能性大」。

The richest man in Malaysia known as the “Sugar King” gives back to the people with his final project

では彼はその資金で何をするのか?

そこを見ていきますとおかしなことに気が付きます。

彼は「Bitcoin Malay System」にそれを投資すると。

ビットコイン?マレーシステム?

なんか怪しげな感じがするじゃないですか。

これを調べていくとまさに怪しい話で、「ビットコインがいかに素晴らしいか」「ビットコインでどれほど大儲けした人が出たか」が書かれていて、そして「それにマレーシアの国民が参加すれば、誰でも大金持ちになれる」という筋書きなんですわ。

上のニュースは英語ですが、それをグーグル翻訳したものを下に載せます。

「シュガーキング」として知られているロバートクオックは、マレーシアで砂糖産業で成功したことから最も豊かな人物です。マレー政府の謝罪と間違った行動にもかかわらず、クォックは過去数十年間に政府を驚異的に支援してきました。マレー文明と政府援助への彼の貢献は過去20年間で比類なくなりました。93歳で、彼は最新の会社Bitcoin Malay Systemへの1億ドルの投資でマレーシアの人々に財政支配を戻す計画を静かに実行しました。これは彼の死の希望です。

この惑星でのシュガーキングの最後の希望は、すべての政府プログラムへの資金提供が必然的に行われているので、マレーシア人を世界中のどの国よりも裕福にすることです。この計画を実行するために、KuokはBitcoin Malay Systemを作成し、オースティンフォードという名前の非マレー人技術者を雇って、彼の不在の中で文明に最も貢献しました。彼は「彼は市民ではないので、マレーシア政府の影響を受けることはできない」ため、フォードを雇ったと主張している。クオックからの直接引用で、彼はなぜマレーシアの人々のためにこの機会を逃したのかを説明しました。「人生の成功の鍵は準備とタイミングです。悲しいことに、これは実際には真の富と幸福を築くためにマレーシアの平均的な人にアクセスできる唯一の機会になります。私はすべての業績にもかかわらず、これは地球上の私の目的です。私はこのシステムを作るために私が生まれたことを知っています。シュガーキングをすれば、私をここに導くだけです」

Bitcoin Malay Systemの内容とこの新しいプラットフォームの仕組みについて詳しく説明する前に、過去10年間の世界の財務統計をご説明しましょう。世界で最も豊かな1%は、現在、286兆ドルの支配下にあり、マレーシアのすべての人に、残りの人生のために毎月10万ドル以上のクールな6桁の検査を提供するのに十分です。この富の大部分は毎日のウォールストリートで取引されているため、理論的にはいつでも戻って再分配することができます。ロバートクオークはそれだけのことをする独占的なシステムを作りました!彼とフォードは、成功した取引の過去5年間を分析することによって、地球上の人間のトレーダーを圧倒するアルゴリズムコンピューターコードを開発しました。これらの取引に基づいて、システムは自動的に自社製品に対して80%の勝率を取引します。キャッチは何ですか?現在、最初の勝利のトレードに燃料を供給するために、最初の完全払い戻し可能な預金に応じて、1日当たり$ 1,200〜$ 10,000の利益を上げている平均的な人しかいない。

Bitcoin Malay Systemは、世界でトップクラスの富裕層から奪い取られ、マレーシアの一般国民に返還するアルゴリズムです。このアルゴリズムは文字通り株式市場を80%の精度で打ち破り、10のうち8つの取引を獲得することを意味します。ウォールストリートの億万長者がこのソフトウェアの使用を妨げ、他の誰かをさらに貧しくするのは不思議です。答えは簡単です。このソフトウェアは、バイナリオプション取引プラットフォームでのみ動作するようにハードコードされています。つまり、取引は取引あたり250ドルに制限されています。ウォールストリートは数兆ドルを売買しているので、250ドルだけではそれをカットするつもりはない。このシステムは、実際にウォール街のトレーダーのお金を失うことがあり、最低100万ドル以上の取引で取引されることが多い。しかし、普通の人にとってはこれは巨大です!現時点では、ソフトウェアは一般に公開されていませんが、Kuokのチームが私たちに実証したように、すでに動作しており、取引口座あたり1日あたり約1,200〜10,000ドルの利益を生み出しています!

Bitcoin Malay Systemをクリックすると、まず動画が流れて、「これは儲かるよ」という話が延々続く。そしてそれに参加するには「口座を開いて$250ドル入金しろ」とある。そしてそれでビットコインを買えということなんですね。

文章や動画で言われている「ビットコインで儲けた」というのは事実でしょう。でもそれは「過去の話し」であって、ビットコインは暴落して泣いている人も多いはず。そして今では全く動きがなくなって「オワコン」だという人も多い。

ビットコイン(米ドル建て)の2017年から2018年11月5日までの値動き。過去においてはとんでもない利益を出した人が続出したのは間違いがない。

このチャートを見れば、ビットコインは凄いと飛びついた多くの人(多くの人が飛びつくからとんでもない高値が付く)は値が3分の1以下になって泣いているはず。途中で投げた人はまだ良いですが、巷では「また再び動き出す」という論者も多く、持ち続けている人は多いのかもしれません。

でも「もう上がらないのか?」と言えば、それは誰にもわからない。また動き出して今まで以上の「大暴騰」があるかもわからない。

ここがこの手の話の危ないところで、マレーシアでは超有名人であろう「砂糖王」のRobert Kuokが動き出したのだから、これから凄いことになるんだろうと考える人がいてもおかしくないはず。

こういう相場物って「信仰」に似ているところがあって、「日本は破綻する」とか「XXXX会社の株は高騰する」とか、それぞれがいろいろなことを思い、願い、口にだし、それに引きずられる人達がまたごっそりいる世界なんですね。これに「金亡者」や「俺もいつかは【億り人】」なんてバカな事を考えている人たちが乗る。

でも「それが起きるかどうかはわからない」というのが正解で、「そんなことは起きない」と断言することもできない。

夢を見たい人は夢を追えば良いわけですが、それが「株式市場」や「先物市場(これの発祥は日本の米相場)」が出来たときから延々と繰り返されているんですね。

こんなのは投資だとは私は考えないのですが、でも「宝くじを買う人」も世の中にはたくさんいるわけで、「宝くじのつもりで買おうか」という人が数十万人、数百万人出てくるとやっぱりとんでもない大暴騰が起きるんでしょう。

ビットコインはチャートを見れば今どういう事になっているのかは誰にでもわかりますが、これをどうにか打開して「夢よ、もう一度」と虎視眈々と動いている人たちも決して少なくないはず。

このマレーシアの砂糖王であるRobert Kuokが商売上手なのか、それともうまい具合に乗せられて広告塔になってしまったのかはわかりませんが、ま、こんな話が今、マレーシアに出ているということ。

怖いですねぇ。

でも、前にも紹介しましたが、「マレーシアにとんでもない金持ちが続々と生まれている」というニュースがあった。へ~~~、なんだろうと読み進んでみたら、なんと「バイナリーオプションで大儲けした」という話し。それを読むと「なるほど、これが時流なのか」って思うような書き方がしてある。ましてやそれは「ニュース」の書き方をしてありますから。

真面目な人、リテラシーの低い人、情報弱者はこういうのに乗っちゃうんでしょうねぇ。

でも、そういうのに引っかかって「自己責任とは何か」を学ぶのだとすれば、これもまた良い機会なのかもしれない。

あるいは「こういう話を疑わず、信じて自分も動くこと」がRobert Kuokのようなスーパーリッチになる唯一つの方法なのかもしれない。(笑)

どう思います?

もしかするとこの「話のすべてがデマ」である可能性もあると思っています。

私がこのニュースにどうやって行き着いたのかはもうわからないのですが、このニュースって「CNN」となっていますが、どうもこのサイトそのものが変なんですよ(URLもおかしい)。一見、CNNのニュースサイトに見えますが、「どこをクリックしてもBitcoin Malay Systemのページに飛ばされる」んですわ。つまり、これはCNNとは全く関係ない「詐欺サイト」の可能性はかなり高い。

韓国の「徴用工判決」を調べていた時に表示されたリンクをクリックしたらこのニュース(もどき)に飛びました。

本来、こういう怪しいサイトそのものをブログで紹介するべきではないとは思ったのですが、私が偶然ここを見つけたのと同じ様に、全ての方がこういうニュース(もどき)を見る可能性はあるわけで、「こういうこともある」というのを是非、多くの人に知ってもらいたいと思いました。

ネットってこういうなんでもありの世界ですが、「だから近寄らない」とか「信用しない」とかではなくて、「マレーシアの信号も横断歩道もない混雑した道路を渡るつもり(笑)」で付き合う必要があるんだろうと思っています。

 
 
 

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