伊勢丹の「おせち料理」は大したことなかったわ

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突然のヨメさんの「正月用のおせちを買ってきて」という命令要望がありましたので、本日、31日開店と同時の10時にKLCCの伊勢丹に行ってきました。

期待をしていたのですが、【期待が大きいと必ず裏切られる】というマーフィーの法則通りで、正直なところ、がっかりでした。

買いたい物の半分ぐらいは買えましたが、なんといいますか、「お節には間違いがないけれど」というレベルで期待外れ。おせち料理の種類も少なくて、「とりあえずお節」というなら良いのかも。

これもそういうご時世なんでしょうね。「安くなければ売れないのだろう」と思いました。だから「良いもの」なんて揃えるわけがないのも良く分かる。

でも正直なところ、もっといろいろあると思っていたのですが、伊勢丹そのものはお節は持っておらず、ある一つの業者がいくつかのお節を売っていた程度。

しょうがないですね。

やっぱりしっかりしたお節が欲しいのなら、「材料を集めて作る」か、和食材輸入商から買うか、きっちりおせち料理を作ってくれる和食店から買うかしかないんでしょう。

というか、そもそも海外でお節だなんて考えるほうが間違えているんじゃないかと思いました。

ちゃんとしてお正月を迎えたいなら日本に帰るのが正解でしょうし、日本人が決して多いわけでもないマレーシアでそこそこのお節を期待するほうが間違いなんでしょう。

そしてもしかしたら、私みたいな年寄にはわからない【時代の変化】があるのかもしれない。実は和食店でも「お節」どころか、「正月メニューをやめた」店がちらほらあるのに気が付きました。

伊勢丹では「日本酒の売り場が二箇所あった」のですが、【お屠蘇袋】を買おうと思ったもののどちらにも売っていなかった。それどころか「お屠蘇って何?」という対応で、これがマレーシアの現状なんだろうと思いました。

伊勢丹ですが、お節以外に面白そうなものがあるかと楽しみにしていましたが、「伊勢丹ってこんなだったっけ」と思ったくらいがっかりでした。フト思い出すのは、初めて伊勢丹に行った2008年のことです。本当に凄い品揃えだったんですよ。刺し身やお寿司なんて今の品揃えからは想像できない凄さでした。でもま、その当時は伊勢丹もマレーシア市場に「大きな期待」を持っていたんでしょうね。ところが段々と「膨らんだ風船が萎むように伊勢丹も変わって行った」と感じます。そして今がある。

Lot10にオープンしたIsetanは酷いと思いました。日本政府もお金を出していて(クールジャパン機構)、そこの意向も強かったのかもしれませんが、「日本人の自己陶酔する姿をマレーシアに見せつけただけ」だと思いました。国が主導する計画がうまくいかないのは毎度のことですが、伊勢丹がそれに乗ったというのが私は信じられなかった。「世界に発信したい日本の良さとはあれだ」と考えたんですかね。

今の伊勢丹の肉売り場がかなり充実しているようなことを聞いていましたが、全くそんなことはなく、「これしかないんだ?」と思いました。正直なところ、わざわざ伊勢丹に行く必要があるのかなと思った。今では専門店の方がはるかに良い品揃えで、日本もそうですが、「百貨店のパワーは落ちて、専門店、通販が力をつけて売上を伸ばす」時代になったような感じを受けています。

それって最近のB.I.G.もビレッジグローサーも同じで「牛肉の商品種、商品量はかなり減っている」のね。そして一つ一つのパッケージが小さくなって、「単身用か?」なんて思うくらい。でもま、大きなブロックは売り場の冷蔵庫に入っていますから、聞けばどうにでもなりますが、表に並んでいる商品がこじんまりしてきているのは間違いがなく、それはそういう需要しか無いってことなんでしょうね。

和食材やお節も同じことで、「需要が少ないところにごっそり多くの商品を並べることはありえない」んでしょう。最近のスーパーはまさにそれで、伊勢丹も同じことを感じました。

マレーシアの和食市場もどんどん細ってきているんじゃないでしょうか。でも「ローカルの和食好き」は増えている感じは受けています。どちらにしても日本人を相手にしたらうまくいかないのは、海外出店する和食店共通のことで、「なんちゃって和食(良く言えばフージョン和食)」が広まるのはしょうがない。

考えてみれば納得することでしかありませんが、3年ぶりの伊勢丹ですから期待を大きく持ちすぎました。

やっぱり拘るなら、なんでもそうですが、どうにか素材を探して自分で作るしかないと思いました。

あるいは「お金に糸目をつけずに、良い店に行く」ということなんでしょうね。

我が家としては来年も引き続き「どうにか素材を探して家で作る」のが主になりそうです。

残念な伊勢丹のお節でしたが、我が家の急ごしらえのお節もきっと「形だけ」はどうにかなるかもね。

昔みたいに、正月料理、豪華なお節を心待ちにするお正月なんていう文化はもうとっくのとおに終わってるような気がしています。

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