尖閣諸島事件の深読み

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尖閣諸島の漁船衝突事件ですが、マスコミ等世間一般では、あの事件の真相は地域の資源にあると言われています。

ところがあれはそんな簡単な問題じゃないという話を聞きました。

防衛関係者の見方としては、中国の核戦略が根底にあるはずだとのこと。今の中国は核は持っているものの、第一次攻撃用ミサイルしかないとのこと。軍備拡充してる割りには核弾頭の数が少ないのはそれが理由だそうです。つまり第一次攻撃用ミサイルのサイロはほとんど確定されており、狙われたらすぐ破壊されるものであるから、抑止力程度の規模であれば充分。今の中国はそういうレベルだとのこと。

しかしアメリカ、イギリス、ロシア等は第二次攻撃用の核弾頭を持っている。つまりそれらは報復用で、これは最初の攻撃ではやられずに温存できる核ミサイル。主に潜水艦に装備。これを中国は持っていないとのこと。そういう意味で核バランス的には中国は負けている。

そこで今、中国は報復用の長距離核弾道ミサイル、それも潜水艦搭載型を開発中で、そしてその潜水艦を配置するには南シナ海しかないそうです。今の中国の軍事力がどれだけ凄くてもまだ列島線、つまり台湾より東の太平洋には防御が出来ず出てこれない。しかし南シナ海で核搭載潜水艦が常駐出来れば、そこに隠れることが出来るし、アメリカ本土にも報復攻撃が出来るようになり、初めてアメリカとの核バランスが取れるようになる非常に重要な作戦だとのこと。

そしてその南シナ海を上から蓋をするように存在するのが台湾であり、いつか中国が台湾を手に入れるにしても、シナ海にアメリカ、あるいは日本が入って来るときには沖縄本島と宮古島の間が軍艦、潜水艦の航路となるらしい。で、それを止めるにはその真ん中に位置する尖閣諸島が最重要拠点で中国は何が何でも取らなくてはならない。

もしエネルギー問題だとするなら、分け合うことも出来るし、他の物で代替することもできるけれど、執拗に中国が尖閣諸島を狙ってくるのは彼らの防衛上の問題があるから。逆を返せば、絶対に諦めずに中国は尖閣諸島を取りに来るだろうという話し。

捕まった漁船の船長ですが、私はそのビデオを見ていませんが、異常に色白の人だったらしいですね。決して漁民には見えないと。またあの後すぐ韓国でも同様の事件があり、船は沈み船長は死にましたが、あれはもしかしたら漁民が勝手にやっているという、国が関わっていないと思わせるためのカモフラージュかもしれない。死体は用意された物かもしれない。

また、アメリカが、尖閣諸島で何かあれば日米安保条約に従いアメリカが出て行くと発表しましたが、それ以来、突然あの海域から漁船も消えたとのこと。これも不思議で、漁民なら関係なく再び出てくるはずだと。

ビデオが流出しましたが、当然漁船を確保したわけですから、漁船の内部や乗組員のビデオもあるはずで、本当はそれが重要だと専門家が言っていました。また船に乗せられてる通信機など、北朝鮮の沈めた工作船から様々な証拠が出てきたように、ただの漁船ではなくて中国政府がバックに付いている証拠が何かあったかもしれない。

深読みをすると、なぜ菅さんがあのビデオを隠したのか、中国への対応が変だったのかは、もしかすると我々に公表できない証拠を掴んでいた可能性さえある。だからこそ、後にアメリカの有事の際は・・みたいなコメントも出てきたのかもしれない。

どちらにしても尖閣諸島は双方に重要な拠点で、絶対に中国には取らせることが出来ない、また中国にしては絶対に欲しい軍事拠点だとのこと。

中国、台湾、香港各地から人を集めて上陸してくるなんて話しも出ていますし、もしそうなって領土であると宣言されると追い出すのは簡単ではないそうです。一度でも領土として宣言する切っ掛けを与えてしまうと、もしそれを日本が排除しようとしても、その時は中国側は固有の領土に対する日本の侵略とみなし、攻撃する口実ができてしまうらしい。

相手は軍艦を出してくるだろうし、一般船に毛の生えたぐらいの海上保安庁の船ではどうにもならない。では自衛艦を出すにしても、今の自衛隊には領土を守る為の交戦は認められていないし、撃たれても撃ち返すことさえできないらしい。

中国は今の日本の状態はよーく知っているだろうし、今の政府はふぬけなのもわかっているだろうし、何かやるなら今しかないのではなかろうか。胡錦涛が近々アメリカに行くらしい。そこでどういう話が付くかわからないけれど、アメリカが喜ぶお土産しだいでは尖閣諸島は日本の問題だとアメリカが知らん顔する可能性もあるんでしょう。

戦争反対と叫んだり、対話でどうにかしようとして、それで世界に平和が来たことが今までの世界史にあるんだろうか。

私としては日本は軍備増強するべきだし、核装備もするべき、もちろん憲法改正して、アメリカとの安保条約は保持しつつ、自分で自分のお尻を拭けるような普通の国になって欲しいと思っています。

弱肉強食はこの世の常で、核にしても他の武器にしても誰でもが作り方がわかる時代になったのに、みんなで止めようと言ってもそれは無理で、北朝鮮のような、あるいは全く違う価値観を持っている国が突出して軍事力を持つようになるのではあるまいか。核が悪いのではなくて、核をも作る技術を見付けてしまった人間の智慧が悪いのであって、世界から核を廃絶するなんておとぎ話でしかないんじゃないでしょうか。

核廃絶を唱えてノーベル平和賞を取ったオバマは軍の核関連の予算を10%増やした。笑いながら握手をして、違う手にはナイフを隠し持つのが政治だと思うのだけれど、お人好しの日本はどこへ行くのかなぁ。

私は日本が大好きで、日本より素晴らしい国は無いと思うのだけれど、政治家のバカらしさに自分が彼らと同じ日本人であることが恥ずかしいと思うことがたまにあります。

結果的に核を持たないにしろ、核を持つべきかの議論ぐらい初めて欲しいです。それが日本で沸き起こるだけで他国に対する牽制になる。その議論を延々続けるだけでも良いと思うなぁ。

やっぱりまずはわけのわからない民主党には退席してもらって、まずは憲法改正。戦争をしないためにも改正すべきだし、核を使わせないためにも核を持つべきだというのが私の持論。世界の常識からはずれた理想論や夢物語はもう聞き飽きた~~。

しかし、世界って随分ややこしくなっているようで、沖縄、つまり琉球ですが、日本の領土だというそもそもはっきりした法的根拠がないと聞きました。だからそれを中国が俺のだと言い出してもおかしくないとのこと。

と、同時に、台湾はかつては日本の領土だったわけですが、国際法上はいまだそのままであるそうです。だから台湾は日本の領土だと言い出してもおかしくないらしい。そんな馬鹿なことができるわけがないけれど、中華人民共和国は未だかつて一度も領土にしたことがない台湾を固有の領土だと言い張る。どちらが正しい?

軍備を持つのが良いか悪いかは、相手によるって事だと思うんですよ。警察だって泥棒が素手なのに拳銃を突き付けることは無いだろうし、でも武器を持っていればそれなりに対応するのが当たり前。

喧嘩も同じで、強そうな相手に喧嘩を売るバカはいない。でも弱そうだと思えば喧嘩を売ってくるバカはいくらでもいる。

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