また一日潰されそう

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昨日は電話会社に一日潰された。で、今日、やり直し。8時から13時の間にテクニシャンが行くから待機してくれとのこと。

また朝早く起きて新居の方へ行こうと思いつつ、念のために携帯電話のメールをチェック。

あった、あった、また来てました。

12時から17時にスペシャルテクニシャンが行くとさ。

切れた・・・

直前にこういう変更ってアリか?

ウィークデイの、ましてや8-13時とか12-17時に自宅にいてくれと言う約束って普通の家は困るはず。どこの家も共働きが普通だし、そんな時間に家にいる人は珍しい。だから会社を休むなり遅刻早退の手続きをするはずだけれど、そのスケジュールを直前に一方的に変更するってどういうことよ。

カチンと来るのはそもそもこの時間帯。必ずお昼が入ってる。08-13、12-17は08-12、13-17の方が仕事をしている人には有難い。昼休みに移動できるから。

そのスペシャルテクニシャンとて昼休みを取るだろうから、客とのアポに昼時間を入れるというのも変だと思う。大体、アポの時間の幅がありすぎる。

8時から1時の間だとか12時から5時までに行きますって、こういうアポってアリ?それも実際には来なかったり、直前変更だったり。

オーストラリアってこういう国。

電話に限らず業者に仕事を頼んだり、在庫に無い物を注文したりしますよね。この時期だと彼らが良くいうのは

「ビフォアクリスマス」

つまり、クリスマス休暇に入る前には仕事を仕上げますとか、お届けしますって言う意味。この言葉を私は今まで何回聞いたかな。で、裏切られたことも数え切れない。

ビフォアクリスマスって言われればクリスマスまで馬鹿正直な日本人は待つわけです。いつかなぁ、まだかなぁ、そろそろかなぁ、と。

で、クリスマスになっても約束の仕事は仕上がらない。納品もされない。おい、どうなってるんだ?と連絡を取ると担当者はいない。もうクリスマス休暇に入ってるんですね。

じゃぁ、担当者じゃない他の人に話が繋がっているかというと繋がっていない。他の人は他のことだけ。他のやつのことなんか全く知らない。別会社と同じ。

しょうがないからその担当者はいつ会社に出てくるのか?って聞くわけです。その答えは

「多分2週間か4週間後」

これですよ、これ。こっちの休暇は日本と違って長いからしっかり休みを取って遊びに行っちゃう。工場関係なんてこの時期仕事にならないから工場そのものが休んじゃうなんてこともある。

ばかやろーー、もうお前のところなんかに注文を出すか!と思いつつこの担当者が帰ってくるのを待つわけです。こちらとしてはもうその頃になるとどうでもいいやみたいな気分になって、というかそう思わないとやってられないわけです。

で、忘れた頃に連絡がある。

「ごめんごめん、急いでやるからね」と。

お前、約束が違うだろっていうと、なんて返事すると思います?

「No Worries, mite!」

これですよこれ。気にすんなって。それってこっちが言う言葉だろうが~~~~。

これがオーストラリアの日常。

でも中にはまともな業者もたまにはいる。(笑)

でもね、こんなところだから日本からポッと来たようなのも簡単に入れる社会だってことなんだと思いますよ。こちらのエクスキューズも通用しますし、言葉も文化も良くわかってない外人が入り込める社会ってのはそれだけいい加減というか余裕があるって事なんですね。日本みたいなガチガチの国だったら他国から来たわけわからんちんが起業なんかできません。

ただ困るのはこちらの仕事が日本人を相手にしている仕事のケース。例えば今回の電話のことを他の日本人の為に私が請け負っているとしますね。電話会社はこんな調子で、いつどうなるかわからない。昨日のは駄目で今日に変更。そしてアポの時間も直前に変更。もしこれを私が仲介しているとすると、日本人の客は私に半端でない切れ方をするわけです。

「今すぐどうにかしろ!」

これです、これ。そういう場合にはオーストラリアの事情を説明して、私にはどうにもできないことであるのを理解してもらうしかないのですが、

「いいから、今すぐに来い」

って言われるケースもある。謝りに来い、事情を説明に来いってことなんですね。

ここまで言われるとこちらも切れそうになるわけです。オーストラリアにいる日本人はオーストラリアがこんな調子であることは皆知っています。だからこのようないい加減な電話会社に文句を言うことは無い。でも、相手が日本人だとした場合、突然文句を言いはじめるんですね。それも日頃の鬱憤を晴らそうとしているのではないかと思うような剣幕で。

だから私が仕事をしている時に、日本人の客は積極的に取らないように指示を出したことがありました。逆を言うと、日本人相手には過剰サービスが期待されるわけですから、それなりに高い値段設定をしないとならない。安売り商売を日本人相手にやるのは至難の業です。もろもろの経費を削るから安売りができるわけで、オーストラリアのどの会社もしないサービスを期待されて、なおかつ安くしろと言われても無理。

サービスには金が掛かるって事を考えない日本の客は多い。

マレーシアでも日本人相手の商売をしている人達の苦労が想像できます。毎日怒鳴られているんじゃないでしょうか。(笑)

でもね、ここをうまくやるのが商売なんですね。ここはマレーシアですからとかオーストラリアですからなんて言い訳をしては駄目で、そういう場所だというのはお客も知っているからこそ、日本的なサービスを提供する。これって簡単じゃないですが、それが出来たときには鬼に金棒。競争相手なんかいないのと同じ。

なーんて、偉そうなことを書いていますが、私はもう二度と日本人相手の仕事はしたくないです。

お客の立場で好きなことを言ってるのが一番。(笑)

ついでですが、納期がいい加減だと困る場合どうしたらいいのか。こちらはいい加減とは言いつつ、契約社会ですからそれを利用します。つまり注文時に納期に1週間遅れたら10%引き、2週間遅れたら25%引き。3週間遅れたら50%引きのようにしたことがあります。

これを受ける業者は多くはないですが、これも話の持っていき方ひとつなんですね。12月31日が納期だとするならば、二週間遅れることは無いよね?と聞けば大体はそんなことはあり得ないぐらいのことは言います。それをまず言わせてから、遅延の場合の契約を言い出すと渋々OKすることがあるし、こちらとしては1月末の納期としてスケジュールを組めば良いだけ。

実際にはこういう契約をすると納期間近にああじゃこうじゃと必ず言ってきます。こういう契約が無い場合は知らん顔されますからこの契約の威力は大きいです。仕事はチンタラでも金には異常なほど細かいですから、じゃぁ2週間遅れなら値引きは無しで良いから頑張ってくれとか修正するわけです。そうでもしないと1月末にも間に合わない可能性大。それとこまめに相手と連絡を取って進捗状況を把握することですね。それと新規の取引は異常なくらい気をつけること。良い業者がいたら多少高くてもそこを使うことってな感じだろうか。

でも今回みたいに電話を繋ぐとか簡単な仕事の場合、そんな面倒なことができるわけもなく、泣き寝入りするしかない。あーー、やだやだ。

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