私はネット右翼?

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選挙も終わってニュースを見ていると、「右翼が後退した」と喜ぶものがあるのがわかります。これは私も感じたことで、保守系の「次世代の党」が消滅と言っていいほどの激減。そして自民大勝というものの自民党は微減で、保守思想を持つ維新も後退。ところが民主は増え、共産党は大躍進。

この結果をどう読むのかは簡単ではなく、選挙民が一体何を望んで候補者を選んだのかはわからない。でも結果的に保守勢力は弱まり、保守の主張が争点にはなっていない、あるいは否定されたのは間違いがないはず。

でも「ネット右翼は否定された」みたいな報道は私としては非常に悲しい。保守思想が否定されたのと同時に、ああ、私もネット右翼ってことにされたのか、みたいな気がするわけです。(笑)

ま、人間だれでも自分中心に考えますから、自分は中道だと思うのでしょう。でも私は右寄りの自覚がはっきりありますから、世間一般的に言えば「右翼」なのかもしれない。(笑)

でもねぇ、朝日が長年報道し続けてきた慰安婦に関しても私は絶対に許せないと思うし、軍による強制連行がゼロだったとは思わないけれど、挺身隊と慰安婦をごっちゃにして報道していたのは意図的なものがあるし、謝罪会見でも「調査が足りなかった」みたいな言い訳はウソとしか思えない。挺身隊は全国的な動きで、勤労動員と対になっていた大きな動きで、挺身隊=慰安婦なんてことはありえないのは誰でも知っていたこと。でも朝日が報道すれば世界はその通りなんだろうと思う。

そもそも朝日って嘘つき体質があると私は断定していて、戦前戦中は前面に立って日の丸を振り、戦争やむなし、イケイケムードの世論を作るのに加担したのが朝日新聞。プロパガンダが好きで、彼らの思想へ向くように国民を常に誘導しようとする新聞。これって彼の国の共産党の一党独裁と体質的には全く同じで、新社長になってから多少は変わるかと思ったものの、実は戦略を変えてきただけなのがわかる。プロパガンダの手法を変えただけ。

近いうちに面白い書籍がでるそうなので楽しみにしています。朝日批判ではなくて、戦前戦中に朝日がどういう報道をしていたかという事実を淡々と綴っている書籍とのこと。今の朝日大好き人間がこれを読んだら何を思うのがそれも聞いてみたいです。でも「過去は過去。それがあったからこそ反省の上に今の素晴らしい朝日になった」というのかも。だったら「また反省しないとまずいんじゃない?」と私は言いたい(笑)。彼らが一貫しているのは根本にある思想ではなくて、プロパガンダ体質で常に国民を洗脳しようとする。それのみ。

社説で自社の考えを述べるのは大いに結構。ところが記事の出し方で洗脳しようとするのは卑怯千万。夕刊紙と同じレベルだと思います。でも夕刊紙は良いんですよ。多くの人は娯楽として見ているはずだし、書いている方もその自覚があるのがわかる。

最近、アメリカのメディアが日本叩き、朝日擁護みたいなことを書いていますが、中国資本の参加になると噂された(反日色の強い)ニューヨーク・タイムズ(朝日と提携)の日本支局は朝日新聞の中にあって、そこで書かれた記事がニューヨーク・タイムズに掲載され、それを朝日新聞は「海外ではこのように報道され・・」と利用する。このマッチポンプは以前から指摘されていて、朝日のお家芸と言われ、その記者の名前も保守層の中では有名。

また世の中には憲法改正にしても、改正=戦争に結びつける短絡的な発想が蔓延しているのもおかしなもんだと思うし、こんなことを並べだしたらキリがない。

あの茶番の東京裁判にしても、その結果を日本は受け入れて再出発したのはその通りだけれど、東京裁判って何かおかしくない?と思うのは普通の反応であって、それを日本政府が今頃文句を言ったり無効だと主張するべきだとは思わないけれど、あれが茶番であった事実は世に伝え残す必要があると思うんです。これは日本が勝手に言っていることではなくて、海外の歴史学者や法学者でもそれを指摘する声はあるわけで、また時が過ぎると共に忘れられることもあれば、出てくる新事実もあるんですよね。

私が近年びっくりしたのは、あのアメリカの政府内にもかつては共産主義者が多くいたのを知ったこと。あのハル・ノートを作成したハリー・ホワイトも後にコミンテルンのスパイであったと告発を受けた。またもっとびっくりしたのは真珠湾攻撃の前にアメリカが中国から日本への先制爆撃計画を持っていて、それにルーズベルト大統領がサインをしていたこと。

そして戦時中に起きた様々な戦勝国の蛮行。そもそも満州事変ってどうして始まったのか、また日本に原爆が落ちた後のソ連参戦、そして日本が降伏した後にも進軍したソ連。そして、そして人類史上初めての原爆を民間人の上に落としたアメリカ。この手の話も山のようにあるのに戦勝国の責任が問われることもなく、話題でも出てこない異常さ。

これら全ては「日本が悪いのだからしょうがない」という論理。

だったら本当に日本が悪かったのかと誰しも思うわけで、それを調べていくと戦後日本で言われていた歴史とは全く違う話が山のように出てくる。それをつなげていくと、そもそも日本は中国へ侵略したのか?というところに行き着く。

でもま、負ければ賊軍で、歴史は勝者の思うとおりに作られるのが世界の決まり。

日本は悪くなかったなんて私は思っていないんですよ。でも日本だけが悪いとは全く思わないわけで、そういう意味で日教組が教える歴史観は異常。また戦争ってその国が軍国主義だから戦争が起こるのではないのははっきりしているわけで、ましてや軍そのものを否定するような短絡的な結びつけ、ましてや国旗である日の丸や国歌にまで結びつけて侮辱するなんてどこかおかしいとしか思えない。私はこういうおかしな国を他には知りません。

それらのことを正したいと思うのは、私は正常な国民なら当然だと思うのだけれど、どうも私は右翼ということになるらしい。

世間って面白いと思うのは、「右翼はダメ」でも「左翼はOK」ってこと。不思議ですよね~~~。

だから自民党は保守勢力という決めつけがあって、でも事実はそうじゃなくて私は今の自民党はどうしてこうも左に寄っているのかと思うくらい。でも世間はそうは見ないから、その自民党より右を行っている次世代の党なんかとんでもないと思うんでしょう。

もしかしたら看板にした石原慎太郎氏や元航空幕僚長のあの田母神氏を公認したことが逆風を呼んだのかもしれないとも思うわけです。彼らは日本人の「日本人魂」に火を付けたいと思っているのでしょうが、「日本人魂=右翼」という世の中を甘く見すぎたのかもしれない。結果的に、自民党より右であることが極右と断定されてしまったと言えると思っています。

誰一人として戦争をしようなんて主張する人はおらず、平和を守るためには軍も必要、集団的自衛権も必要、そして国際社会の中で普通の国になろうと言っているだけにしか私には思えないのだけれど、危険な人たちと断定される。

これって、ある意味改革、革命であるのかもしれず、それを拒む日本国民が今のままでいたい保守という見方もできるから面白いと思います。

田母神氏は私は心情的には好きなんですが、政治家としては???だと思っていまして、都知事選に出た時には正直びっくりしました。でも彼を支持した保守層の数にもびっくりした。結局は負けましたが、選挙戦の時の田母神陣営の盛り上がり様は多くの人が驚いたはず。これほどの賛同者、後援者がいたのかと。

世間ではその人達を「ネット保守」と呼ぶようですが、その力は半端じゃなくて「今後に期待しよう」「国政選挙につなげよう」というムードがあった。

でもこの衆院選では惨敗。負けたにしても負け方が酷すぎる。まさに惨敗であり国民から無視、あるいはノーを突きつけられたと言っても良い結果。

もしも次世代の党の当選が多かったとしてもそれで国が右傾するなんてことはあり得ないわけですが、でも左寄りの考えとともに右寄りの考えもあるんだと、その両方があって均衡が保たれるのであって、右寄りは叩かれ、左寄りは放置って全くおかしな構造だと私は思うわけです。

右=戦争、左=平和という勘違い、誤解、刷り込みは日本だけじゃなくて世界中同じだと思うのですが、これって未来永劫続くんでしょうか。理想を追い求めるのは大いに結構ですが、ファンタジーで固まってしまった国家がすぐ近くにあって、理想の追求も行き過ぎると恐ろしいことになるのはすぐわかると思うんですよ。矛盾が噴出してにっちもさっちも行かなくなる。

「核武装」にしてもそんなことが日本にできるわけがない、逆に反対だという保守層も決して少なくなく、私も核武装は反対。というかその必要は全くないと考えているのですが、でも「核武装に関して議論」さえも許さない風潮って異常であって、「核武装議論」そのものが戦争抑止力になるから是非やろうじゃないかぐらいのしたたかさが日本にあっても良いと思うんですけどねぇ。「結論は核武装しないとする」という裏約束があっても構わないぐらいで、それでもたまには右派左派が集結して大論争するなんてのを世界に見せるのは非常に大事で効果的だと思うんです。「ショー」で良いと思うんですよ。そもそも核は持っていても使えないのははっきりしていて見せ物、政治の道具でしかないんですから。

この日本に対して私が感じる脱力感というか無力感って、私が若い頃から抱いていたものと全く変わりがありません。でもこれって、民主主義そのものに対してそう感じているのかもしれず、でもどうあるべきか問われれば、「神の降臨を待つしかない」しか言いようがないわけで(笑)、私の閉塞感は一生続くんだろうと思います。

もし私の命を差し出して日本が「普通の国」に変わるのであるなら、すぐにでも差し出したい気分。

そもそもこういう考え方が右翼だってことかな? (笑)

 

 
    

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