クリスピーフライドボウディンボールをケイジャンスタイルで作ってみました。
って何だか良くわかりませんよね?私も良くわからないのですが、「Crispy Fried Boudin Balls – Cajun-Style Pork & Rice Sausage 」で、Boudinというのはフランスの中部らしく、それがカナダに渡り、そこからアメリカはルイジアナに伝わった料理の一つらしいです。(笑)
それがまたややこしくて元はソーセージの一種らしいのですが、ソーセージにしないでボールにしたものだとのこと。
わけがわかりませんが、平たく言えばコロッケ。(笑)
でも材料がまるで違います。ジャガイモの代わりにご飯が入り、肉は豚肉。それに本来は豚レバーを入れるらしいですが、鶏のレバーを使うというレシピ。
ややこしいことは別にして美味しそうなので真似をしてみました。参考にしたレシピ動画はこれ。
出来たのはこれ。
味付けはレシピを参考に脳内シミュレーションをしながら決めましたが、「かなり」美味しかったです。ヨメさん、息子にも大好評。久々のヒットです。衣はサクサク以上で、動画レシピにあったようにカリカリしててGoodでした。
まず、材料は豚肉。レシピではポークショルダーと言っていましたが、適当に脂が乗っている部分を使いました。きっと豚の挽肉でも良いかと。でも三枚肉だとしつこいかも。
これを1インチ各程度の細切れにします。
お約束のミレポアですが、玉ねぎ、セロリだけでニンジンは無しで、(辛くない)青唐辛子、ニンニク。
これに豚肉と【鶏のレバー】を入れます。今回の料理はこの鶏レバーがポイントだと思います。比率は豚肉と鶏レバーが6対4ぐらいでしょうか。(もっと鶏レバーが多くても大丈夫そう)
そして動画レシピにありましたように、かなり多めの塩、胡椒、気まぐれでイタリアンミックスハーブと多めの粉末唐辛子(カイエンペッパーでOK)を入れて混ぜます。10分もすると水分が出てしなっとしてくるのでよく混ぜます。
そしてこれを冷蔵庫に入れて一晩寝かす。次の日にはもっと馴染んで味が染み込んでいる様子。
これにヒタヒタになるぐらいの水を入れて煮込み開始。
レシピでは(沸騰してから)90分程度とありましたが、肉がかなり柔らかくなるまで2時間程度かなりの弱火で煮込みました。
これを濾して中身だけ取り出します。でもスープは捨てずに取っておきます。
そしてこれを細かく叩く。でもフードプロセッサに掛けるほどの事もなく、最近手に入れた中華包丁で叩くといいかんじでした。(笑)
これをボールに入れ、イタリアンパセリ、ネギの刻んだものを入れ、そして炊いて冷えたご飯を入れます。量としては6対4で4がご飯の感じでしょうか。そして混ぜるのですが、取っておいたスープを少しずつ足しながら混ぜます。
このスープが激ウマで、どうしてこの料理はここまで煮こむ必要があるのかと思いましたが、このスープの味を出すのがポイントなんだろうと思います。ご飯とも混ぜるわけですから。
ただこの時、どの程度の柔らかさにするべきかが良くわかりませんでした。でも全部でカップ2杯分ぐらいのスープは入れたでしょうか。そしてその後、それを冷蔵庫に入れます。冷えてまとめやすくするため。
2時間後ぐらいに取り出して調理開始。適当な大きさのボールにまとめて、それを普通に揚げるだけ。胡椒を多めに入れた小麦粉をまぶし、卵液に付け、パン粉を付けて175度ぐらいの温度で3-4分。この量で全体の3分の2ぐらい。
出来上がりが一番上の写真ですが、切り口はこんな感じ。衣がカリッカリで美味しかった~~。味が深いです。これは鶏のレバーが入るからでしょうね。
ソースは手を掛けずに、ケチャップにトマトの刻んだものを混ぜたもの。それとプチトマトとクリームチーズを和えたもの。どちらで食べても\(^o^)/でした。またこのコロッケとチーズの相性は抜群で、ちょっと癖があるチーズのほうが美味しいと思いました。でも我が家にはそういうチーズの在庫はないので次回のお楽しみ。
(お調子者の)長男が絶賛して、食べきれるかどうかもわからない量を自分の皿に盛っていたのが面白かったです。あいつ、6個ぐらい食べたんじゃないかなぁ。よっぽど気に入ったのでしょう。また味に深みがあるのは鳥のレバーが入っているからですが、彼は「鳥のレバーがもっと主張したほうが良い」と言っていました。
でもこの料理のポイントは「レバーが苦手な人でも美味しく食べられる」ところにあると思っていて、それを動画でも言っていますがその通りなのでしょう。レバーは決して全面に出ないほうが良いと思いますし、これは子供もかなり喜びそうな味。万人受けすると思います。
ご飯が入っているのでこれだけで食事になるし、オヤツにも良いはず。私のレパートリーの一つとして忘れないようにするつもり。(笑)
この料理のバリエーションは色いろあるようで、今回のは決してイタリアンとは言えませんが(大本はフレンチ)、イタリア料理でこの手のコロッケはいろいろあるみたいなので、それもその内、試してみようと思います。
これはコロッケ(クロケット)の一種に間違いがなくて、日本のコロッケにもいろいろ入れてバリエーションを考えたら面白いと思いました。
美味しかった~~~~。ご馳走様~~~~~~~~。
ただし、これにはご飯、小麦粉、パン粉が多く使われており、糖質制限食としては落第のはず。でも「厳しい糖質制限」をしているのでなければ、またこれをオカズにご飯を食べないとすれば、「緩やかな糖質制限食」としては及第点が出せるはず。多分、ジャガイモのコロッケよりかは良いはず。
ちなみに血糖値ですが、122.4mg/dlでした。これなら全く問題なし。\(^o^)/
オマケですが、スープがかなり残りました。これがかなり美味しいので捨てるのは勿体無く、夜食にこれでラーメンを作りました。麺は(怖い)中国産の「エビ入り卵麺」。ネギを刻んだだけですが、これはこれで十分美味しかったです。