玄米が高血糖に良いなんて大嘘だった(人体実験の結果)

糖尿病の人は玄米を食べると良いとか、血糖値が上がりづらいとか、それも「生(なま)食」すれば良いとか、まぁ世の中ではいろいろ言われていますが、それは本当なのか?

ということで自分の体で人体実験。

使った玄米ですが、生食はそのままではかなり厳しいので玄米粉を使いました。非常に細かい粒子のタイプです。

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量は70グラムとしました。米は炊くと大体倍の重さになるので、70グラムの玄米粉はほぼ炊いた玄米一膳分の量に相当します。

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これに水をカップ一杯混ぜると牛乳のようになりました。これを一気に飲み干しましたがこの玄米粉は粒子が非常に細かいタイプなので、違和感はさほどありません。ちょっと粉っぽい牛乳を飲んでいるような感じ。

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血糖値ですが、

食べる前   113.4mg/dl
30分後   174.6mg/dl
1時間後   174.6mg/dl
2時間後   138.6mg/dl

以前、白米を一前食べた時の血糖値推移はこうでした。(その時の実験はここ)

食前     100.8
食後30分  169.2
1時間    162.0
1時間30分 154.8
2時間    160.2
2時間30分 131.4
3時間    111.6
3時間30分 104.4

血糖値の推移は白米一膳とほぼ同じです。この玄米粉は「ナマ」なのを忘れないでください。消化が悪いナマ状態です。

米の澱粉ですが、炊いて火を通すと澱粉がアルファ化(糊化)して消化しやすく、ナマの状態ではベータ化の状態で消化吸収が悪く、そのまま腸に達すると言われています。冷や飯ダイエットも理屈は同じで、冷やすとアルファ化したご飯がまたベータ化して、消化が悪いので痩せるという理屈。

私の実験は炊いたお米と生の玄米粉、それも量がきっちり同じわけでもなく、ちゃんとした比較にはなりませんが今回の実験で大筋は見えるはずです。

結論としては

◯ 玄米はたとえ生食をしてもしっかり消化吸収する
◯ あるいはダボは異常なほどの消化吸収能力がある(笑)

このどちらかでしょう。

玄米も米粒のままのナマなら消化は悪いはず。でもそれをしっかり噛み砕いて飲み込めば粉とほぼ同じの結果になるんじゃないでしょうか。また発芽玄米も良いと言われていて、それの生食を薦める人も結構いますが、それの実験をした時には血糖値が200を超えてしまいました。普通に炊いたらもっと凄いことになるはず。もしも糖尿病の人だったらかなり恐ろしい数値になるはず(この日記

血糖値が高い人や、ガンと戦う人の中には「玄米」「玄米の生食」「発芽玄米の生食」が良いと信じている人は少なくありません。でもこれだけ血糖値が上がったら「全く意味は無い」と思います。

ただ、血糖値が上がっても糖尿病に良いとかガンにも良いということをいう人もいるはず。実際に玄米は白米に比べて栄養価も高いですから。

しかし糖尿病の場合は血糖値を低く抑えたいはずですし、ガンの場合は「ガンに糖質を与えずに兵糧攻めにして死滅させる」のが目的ですから、どんな食べ方をしても血糖値が上がる玄米は【全く効果はない】と言っていいはず。

今回実験する前にもいろいろなサイト、ブログを読みましたが、どうして皆さんおかしなことばかり書くんでしょう。中には「玄米のGI値が低い」ということだけで玄米を薦める人がいます。

ばかやろ~~、ですよ。

ウドンやラーメンを食べるのは駄目だけれど蕎麦なら良いとか。パンでも全粒パンならOKとか。こういうGI値信者の声を聞いたら駄目なんですね。でも蕎麦も全粒パンも良いのは確か。ところが大きな差なんて無いんですね。ドングリの背くらべレベル。

こんなことは実際に食べて調べてみればすぐにわかることですが、多くの人達は実験もせずに書いている。どこかで聞いたこと、習ったことをそのまま書いている。

こういうことを信じて、真剣に病気と戦う人たちが玄米を食べたり、そして本来考えられないような「ナマ」で食べたり。蕎麦や全粒パンが良いとか、タマネギは血糖値を下げるとか、本気でそれをやっている人も結構いるんですね。いい加減なことを書いている人たちはどうやってその責任を取るんでしょうか。しかもアフィリエイトで利益を出そうとしているのがわかるブログだと、私は訴えてやりたいぐらいに思います。

しかし、今回の実験はがっかりな結果でした。GI値の低い玄米でしかも消化の悪いナマですから、まさか【炊いた】白米と同じような結果になるとは思わなかったです。

本当に残念です。

実は、この実験とは別に

◯ 火を通してから冷却し食べてみる(アルファ化した澱粉の一部がまたベータ化して消化が悪く血糖値は上がらないと言われているから)
◯ 火を通す時に油を使い、冷却して食べてみる(油を使うとベータ化する量が増えるらしい)
◯ それを加熱して食べてみる(油を使うと再加熱してもベータ化が維持されるらしい。実際に炒飯やは血糖値があがりづらいらしい)

これらの実験を今後やろうと思っていましたが、やる気がなくなりました。生で食べても駄目なものに火を通して食べたらどんなことをしても無駄だと思うから。

多分、今までより10%減とかそういうレベルの血糖値減少で大喜びする様な人なら、玄米でもそれの生食でも良いのでしょう。でもそんな程度の違いは「焼け石に水」と言うべきで、大騒ぎするほど効果があるとは思えません。

そもそもGI値なんてのは忘れたほうが良いってことなんですね。調理の仕方でもその食材の消化吸収のスピード(血糖値の上がり方)が変わるのは実験するとすぐにわかりますが、そのことに関して書いている人なんてこの広いネットの中で未だかつて一度足りとも見たことがないんですよ。でもGI値が低いものを食べましょうという人はゴマンといる。いかに多くの人が「適当な知識」で話をしているのかがよく分かるはず。自分で実験もせずに「知識」を開陳しているだけ。

私達はやっぱり「糖質の量」を一番考えるべきで、それが多い限り、GI値が高かろうと低かろうと大した問題じゃないってこと。もし「いや、それは違う」というのなら、理屈じゃなくて、またどこかの資料じゃなくて自分で試した実験値を出して見せてくださいな。

また、「食物繊維」は血糖値を上げづらくするという話も似ていて、それは確かにそうなんでしょう。だからといってそれを薦めるって、私に言わせると「理屈をこね回す学者」にしか思えないんですわ。間違いではないけれど大した役には立たないわけで、そんな話を真に受けて、藁をも掴む気持ちで一生懸命それを食べる人たちのことも考えて欲しいです。

でもね、一番悪いのは「他人の話を鵜呑みにする人」なんですね。自分の体なのに自分で確かめることもせずに、人の話を信用する人。

計測器を持って自分で計れば、全てのことがはっきりわかるんですから。

このブログに「タマネギは血糖値を下げるのか」という検索で飛んでくる人が多いのがわかっていますが、そもそもそんなことを調べる必要も無いんですね。自分で食べて、自分で計ってみればすぐわかることじゃないですか。そんな簡単な事さえしないで、どうして他人の話を聞こうとするんでしょうか。

ちなみに(私の場合は)タマネギを食べると血糖値はガンガン上がります。タマネギの糖質は重さの7.6%ぐらいあるわけですが、まさにその通りに上がります。ましてや消化吸収がしやすいようなトロトロのスープだったらかなり上がってしまう。

タマネギが血糖値を下げるか下げないか、あるいは玄米を食べたらどうなるか、それも「ナマ」で食べたらどうなのか、そんなことも自分でやってみればすぐに答えが出るんですね。1000人の人が「血糖値は上がらない」と言っても自分の血糖値が上がったとすれば、自分にとっての事実は「血糖値は上がる」ということでしかないんですから。

ネットの中の「週刊誌レベル」の情報の多さにはいささかがっかりしています。