「米中貿易戦争」はなぜ起きたのか。なぜそれをしないとならないのか。

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いや~~~、世界の動向をウォッチングしていますが、トランプ氏が「米中貿易戦争」をなぜ始めたのかは全く読めていませんでした。

鉄鋼・アルミの関税引き上げも唐突で、一体、トランプ氏は何を考えているのかと不思議でした。そりゃアメリカの貿易赤字が大きいのはわかっているものの、日本の立場から考えるとあまりにも強引に思えたし、そしてなぜ突然に?と思っていたわけ。トランプ氏ってああいう人だから・・・なんて考えていましたが、やっぱりそんな思いつきなはずもなし。

これって貿易戦争じゃなくて、安保問題が根底にあるのがわかってきた。中国をやっつければ、そして中国からの輸入が減れば実は困るのはアメリカ国民なわけで、物価は上昇するし一体何を考えているのかと思いましたが、去年の減税がまさに中国貿易戦争に備える布石で、アメリカの貿易赤字を減らしアメリカ国内の産業振興と同時に中国を抑え込むという壮大な計画があるのが見えてきた。

ま、この考え方が正しいのか、事実なのかは別にして、なるほどねぇと納得してしまった。

でもこの計画が事実でこれが成功して中国の莫大な貿易黒字が減少するとなると、世界の構図も随分変わってくるんでしょうね。

前に書いた「中国に過度に依存するオーストラリア」も今のままじゃ済まないだろうし、オーストラリアからの輸出やオーストラリアへの投資が減ろうものなら一気にオーストラリアの経済は落ち込む。となればまたリーマンショック時みたいな豪ドル大暴落がまた起きるはず。

中国に変化が起きれば、当然中国マネーをあてにしているマレーシアとて無事に済むとは思えず。

では日本は?となりますが、とりあえず鉄鋼・アルミに関しては日本だけ「免税措置」から外れていて安倍総理は何をしているんだとメディアは騒ぐけれど、日本からの鉄鋼・アルミは「代替が効かないもの」であるからして日本から輸入するしか無いし、増税は結果的にアメリカ企業の負担になるのだろうと考えていました。またアメリカはFTAをどうしても日本と締結したいわけで、それの揺さぶりのために「日本を除外」しているだけで、この問題は簡単に解決するだろうと見ていましたが、その見立も間違いではないかもしれない。

自動車絡みでもトランプ氏は大げさに言うけれど、あれも中間選挙を見据えた国内向けのリップサービスであって、すでに日本の関税はゼロですし長引いて大きな問題になるとも思えず。

さて狙いを定められている中国はどう動くのか。

 
 
 

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