そろそろ「アメリカへの投資」を真剣に考えてみようと思う

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アメリカの株の下落も凄いですね。

アメリカダウ。

この動きが今後どうなるかはわかりませんが、この下落そのものには「トランプ氏には追い風」だと考えています。

コロナウィルスが出てくる前の「あまりにも順調な高値更新」、コロナウィルスの驚異が言われだしても「下落しない強さ」がアメリカの株式市場にはありましたよね。「なんでこれほど上がるの?」と私は不思議で仕方がありませんでした。まぁ評論家はいろいろ理由をつけますが、私としては納得できる解説を聞いたことがありません。

ただ、チャートアナリストとしてはファンダメンタルズより「今の方向性と力」を何よりも重視しますから深堀りしてアメリカ市場を見ようとは思わなかったものの、不思議だ・・という感覚は持ち続けていました。

つまり、「調整時期が来てもおかしくない」という見方をしていたということです。いつまでも好調なわけはないだろうと。

また当たり前の話ですが、利益を確定するためには株を売らないとならないわけで、利益確定売りも出てきてもおかしくないし、それは「調整場面」としてのチャートの形に普通はなるんですね。

その時はいつ来るのかと思っていた時に、コロナウイルスです。そして暴落。

アメリカでは国民の半分が株式投資をしているそうで、株価の動きは国民がかなり意識してみていますし、トランプ氏としては「国民の要望に応える」のが使命。ですから、株式の動きは関係ないどころか、株の高値維持はトランプ氏の生命線とも言える。でも世界に不景気の陰りは見えて、アメリカもこのまま順調には行きそうもない兆候も出ていた。ま、そのへんはトランプ氏はFRBにプレッシャーを掛けてでも「株価の維持」「景気の維持」はやるわけですが、どちらにしても、「株式の下落場面が来ることは回避できない」と誰しもが考えていたはずなんですね。これは高値更新を喜んでいた投資家も同じで、「いつ売ろうか」と虎視眈々とチャンスを見ていたはず。だから上がりっぱなしってのはありえない。

でも経済停滞でも何にしろ、株価の下落はトランプ氏の汚点となるのは間違いがない。

ところがこのコロナウィルスでの暴落。

これはトランプ氏の【失点】にはならない。でも株価調整はきっちり進んでいく。ラッキーじゃないですか。

そしていつかコロナウィルス騒ぎも終わる時が来るんですね。

その時に、経済は再起不能までに叩きのめされているのか。

これは誰にもわかりませんが、コロナウィルスはインフルエンザと大差がないとした場合、景気衰退は自然災害ではなくて「人災」なんですね。過剰反応と言っても良いと思います。でもその過剰反応で経済にも打撃を受けるわけですが、私は「アメリカの回復は早いのではないか」と思うのです。だって災害でインフラが破壊されたわけでもなく、景気の「気」はまさに「気分」の気であって、回復スピードは早いだろうと想像しています。

そしてトランプ氏は株価回復のために何もしないわけにはいかないし、減税を含めた景気対策も言い出すだろうし、中国リスクを喧伝するのも説得力があるし、「アメリカ企業のUターンも促進」されるかもしれない。またそれに援助を出すような政策を取れば拍手喝采。

トランプ氏は「減税好き」って言ってはおかしいけれど、これを出す時期を見ているんじゃないですかね。一番有効に効いて、大統領選で勝ちを決めるタイミングを探しているはず。これも私達はしっかり見ている必要があると思っています。

トランプ氏が何をするかはわからないにしろ、時間的なものも考え合わすと「大統領選挙(2020年11月3日)が視野に入っている」わけで、どちらにしても彼は「大盤振る舞いをする」であろうことはほぼ間違いがない。ましてやコロナウィルスでの景気後退の懸念があり、実際に株価は暴落しているんですから。

そして株価が元に戻れば、それはトランプ氏の功績となる。ここが重要。

実際に、今回のコロナウィルスでサプライチェーンの問題も浮き彫りになるし、世界に今までの構図とは違う構図で経済の再構築を考えなければならない動きにはなると思うんです。これは中国にべったりだった韓国やドイツも同じで、しかし新たな体制、方向性を構築しそれを軌道に乗せるのは簡単ではない。

そういう意味で、世界で今後持ち直すのが早いのはアメリカじゃないかと思うわけです。日本はオリンピックというチャンスがリスクに変わってしまって、どうなるかわかりませんが、かなり難しい、ややこしいことになるんじゃないかと想像しています。そしてオリンピック特需が無いとしたら日本はかなり大変なことになる。そもそも日本経済は「成長は無理」だと私が考えているのはいつも書いているとおりですし、アメリカの一人勝ちの時代が再び来る可能性がある。そしてトランプ氏は「アメリカファースト」と叫び絶賛されるかもしれない。

大統領選に関しては、コロナウィルスでこんな形になってしまった今、社会主義思想ではなくて「再成長を望む」のがアメリカ人気質だとも思うんです。だから私は民主党は惨敗するだろうと読んでいるし、トランプ氏の救世主はコロナウィルスとなる。ただし、ブルームバーグ氏がどうなるかは未知数。

大まかな今後の流れは、私はこんな風になるのではないかと想像しています。

だからアメリカ株への投資を考えるチャンスではないかと。どう考えても「アメリカ株が世界で一人勝ち」するであろうという読み以外、私にはできないのです。

今回のコロナウィルスはやっぱり経済的な見方をすれば「過剰反応」に思えるし、それは「人災」であって、「人災に売り無し」という相場の格言が生きるときではないかと、そんな気がするのです。

ま、陰謀論ではありませんが、今回の一連の動きはタイミング的にも「トランプ氏に全てが有利に動いている」ように私には見えます。

でもアメリカだってコロナウィルスの被害があるじゃないかと思うかもしれないけれど、まだまだ許容範囲。

もしアメリカが武漢状態になって、生産も物流も止まるほどになれば話は別ですが・・・。

ま、各国が日本以上にこのコロナウィルスには神経質で感染を抑えようと必死に見えるのは、「これが終わった時の再建競争で、どのスタート位置を取れるか」、まさにF1レースではありませんが、影響を低く抑えられれば、次の競争の先頭集団に入れるからじゃないですかね。

でも国内の疲弊が大きければ、その競争には置いていかれる。再建が遅れているところに、海外からの資金流入もない。(韓国がどうなりますかね)

本来ならそれが起きても、それをキッカケに大躍進することも可能かもしれないけれど、日本に限って言えば「財務省を黙らせない限り」大胆な政策は取れず、オリンピックの整理と相まって、今まで以上に世界に遅れを取る国になると私は読んでいます。そして安倍さんは秋には辞めることになるだろうと思うし、その次の総理候補者を見ても、日本改造なんて出来る人もいないどころか、財務省のイエスマンばかり。日本は今後再び長いトンネルに入るであろうと私は見ていますし、つまり格差はより広がり、経済成長もなく、生きるのに厳しい、全く魅力のない国に成り下がると思っています。

リーマンショックの時には各国はお金を刷りまくり、どうにか難を逃れた。ところが馬鹿正直な日本はお金を刷らないから、当然、相対的に円は少なくなって円高となって景気は低空飛行のまま。これを財務省の影響下にある日銀は放置したんですから私に言わせれば・・・。ま、愚痴は横に置いといても、その後、安倍さんが返り咲き、日本は円を擦りまくった。そして政府の借金は1100兆円で金額でもGDP比でも世界で一番ひどい。というのは財務省の主張で、全く違う考え方もあるし私もそっち側の考え方をしているんですが、日本が「大胆な金融緩和をする余裕はない」「大規模な公共投資もできない」んじゃないですかね。というか、財務省が絶対にやらせないでしょう。

つまり、コロナウィルスの影響が甚大でもそれからリカバリーする術は閉ざされていると言っても過言じゃないんじゃないですか。オリンピックがどうなるかもわかりませんが、これが大損害となってもそれでも財務省は動かないと私は思うし、その財務省を変える力は誰にもない。あるいは消費税5%減税を打ち出して、国民に信を問うと解散するぐらいのことはやるのかも。

もしかすると日本は中国とくっついて活路を見出す方針に切り替える可能性すらあると思っていて、今、なぜこれほどまでに習近平に秋波を送るのか私にはさっぱりわからないのですが、日本の政治の奥深くで地殻変動が起きているような気がしないでもない。でも日本の軍事だけを考えてもアメリカに大事なところはしっかり握られているわけで、アメリカに反旗を翻すことなんか不可能だと思うのですが、そう思えば思うほど、今の中国にすり寄る安倍さんが理解できません。

ま、理解できようとできまいと関係ないし、どうなろうとしょうがないことですが、私達は「アメリカには投資の門戸が開かれている」わけですが、「中国は闇」にしか見えず、我々素人が投資対象として中国を見るのは非常に難しいと思うのです。香港とてどうなるかわかりませんし、気軽に中国に投資をする道って無いんじゃないですかね。また中国の内情は本当にかなり危ないのは見えていて、不透明な株式市場に投資するなんてまず不可能。

また地政学的に考えても、どうしたって世界は米中欧のブロックになるしかないはずで、日本はコウモリ外交をしなければならないし、駒として使われる運命なのは間違いがないと思うのです。下手に米国についたところで、かつて日本は全くの蚊帳の外でアメリカは日本を飛び越えて中国と手を結んだ過去もあるわけで、韓国を「事大主義だ」と笑うことはできなくなると思います。

どちらにしても我々は海外在住者として「日本と運命を共にすることはない」ですし、もちろん日本と縁を切る必要もなく、世界のどこにでも投資をして生きていく道があるわけで、私としては上に書いた理由から、アメリカ株投資(中長期投資)を真剣に考えてみようと思っています。トランプ氏は必ず動く。そして勝つと見てます。

波乱はチャンス。

ここから世界がリカバリーする時の波に乗らないとうまくない。そして私は新しい世界秩序が出来ると想像しているし、でもその前に大波乱があるだろうし、そして勝ち残るのは私はアメリカだろうと思うわけです。

そういう意味でも、これからの数週間はきっちり世界を見ていないと駄目ですね。

アメリカの株から逃げたお金がどこへ行ったかと言うと、米国債なわけで史上最高値。そして10年ものですが、金利は史上最低。でもそれってそこで大きな利益が出るわけではなく、退避しているだけでしょう。でもそれはやっぱり「アメリカ経済は強い」という判断じゃないですか?

これがそのうち、また動き出す。どこへ行くんでしょうかね~~。

みなさん、どう思われます?何か作戦はあります?

 
 
 

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