スキャルピングに必要な道具(スクリプト)

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ダボ流スキャルピングの考え方、必要な道具、条件などを書いてからどのくらい経ちましたでしょうか。

書いた時には数人の方が「やってみたい!」と仰いましたが、その後どうなっているのか全くわからず。多分チャートの設定も出来ずに止まっているのではないかと想像しています。私もフォローしたいとは思うものの、皆さんの状況がつかめていません。

ここで踏ん張ってどうにかしないと先はないと思っています。車を走らせるにしてもエンジンをどう掛けるのかで止まっているのと同じ。

ただ、中には私が紹介したチャート、インジケータをしっかりそのまま再現して、それで挑戦を始めた方もいらっしゃいます。ただ、私サイドで細かいところのフォローまでは出来ない状態で逆に迷惑を掛けています。でもとりあえずやってみるところまでは多くの人に試してもらいたいと思っています。それから先は私がマレーシアに渡ってからの話。

皆さんが動き出してから順序だてて様々なことを説明しようと思っていましたが、最初に盛り上がったままで止まっていますので続いて書くことはしませんでした。でも、やっている方は間違いなくいらっしゃるので一応書くべきことは書いておきます。

ダボ流スキャルピングはどんな投資対象でも、どんな時間軸でも、どんな利幅取りでもOKというわけではないのはしつこく説明しました。チャートの見方そのものはどんな商品でもどんな時間軸でも同じですが、スキャルピングで確実に稼ぐことを目的とした場合、どのように戦うかはかなり絞り込んで勝率を上げる必要があります。

再び書きますが

○ 値動きがそこそこあるEUR/USDが良い。(AUD/JPYもスプレッドが小さければOK)(USD/JPYは値動きが小さいので難しい)
○ スプレッドは小さければ小さいほどOK。目標は1PIP。
○ Liquidityが高い通貨ペアが望ましい。
○ 動く時間帯以外はやらない。(ヨーロッパ、アメリカセッション中心にやる)
○ 一分足を中心に、大きな流れは5分足、30分足などで見る。
○ 一つの波で決着をつける。波をいくつも乗り越えないこと。
○ トレンドに沿って純張り。逆張りは一切しない。
○ 一つの波の大きさの2分の1-3分の1が利益目標。

まぁ、こんな感じでしょうか。大事なところは「一つの波で勝負」というところで、トレンドとしては上だから今は下がっているけれど我慢しようというやり方は排除するということです。これをやっているといつまでたっても勝ったり負けたりが続くはずです。波の大きさの2分の1から3分の1のPIPSを利益目標とすれば、数分以内、あるいは1分以内で勝負がつきますので、ダラダラ保持することはせずに、思ったほうへ動かなかったらすぐ撤退する方が良いとおもいます。

波の大きさと自分が狙う利益幅の関係が非常に大事で、値動きの小さな米ドル/日本円で5ピップス抜きは一つの波ではまず不可能。せいぜい1.5~2ピップスじゃないでしょうか。ですから波の大きさ、波が大きくなる時間帯、そしてスプレッド、利益幅の関係を良く考えて通貨ペアを選んだり、出撃時間を考えたり、また動きの無いときには何もしないとか、あるいは大きく動いているときには利益幅を上げるより弾を次々に撃つ(この辺は思案のしどころ)とか、その辺はやっている間にわかるようになる。

やってみるとわかるはずですが、非常に勝負は早いはずです。そして値動きを見ながら、どうしようどうしようなんて思っているうちに波は引いてしまったり、あるいは大きく利が乗るかもしれませんが、大事なことは確実に小さくてもいいから利益を取るということ。その為には、値動きを見ながら撤退場所を探していたら間に合いません。

例えば利益幅を5ピップスとしたとしますが、値動きを見ているとあっというまにその値はつけたけれどまたすぐに戻ってきたという動きが多いはずです。こういうときに、一勝負終わってないと駄目なんですね。つまり、出撃は成り行きでも撤退は指値しておいた方が良いということ。そして当たり前の話ですが、ストップロスの値も入れておくこと。

ただし、忙しいスキャルピングだとその入力が簡単に出来ないんですね。これは使っている証券会社のソフトに大いに関係してきます。まず一回ごとの手入力は駄目だと割り切ってください。つまり、成り行き注文を入れた時点で、自動的にT/PとS/Lの値が入る業者、ソフトが必要だということです。

チャートはメタトレーダーを使っていますから、メタトレーダーで売買できる業者が良いような気がしますが、実はこれも何度も書いていますが、私はメタトレーダーを全く信用していません。私はメタトレーダーとの付き合いは短いですが、何社か試して感じたことは異常なほどに約定が遅いということ。(私はこれは意図的な仕掛けがあるだろうと読んでいます)

でも約定スピードに問題がない人もいるでしょうからそれならそれでOK。でももしその他のソフトをその証券会社が提供しているとしたらそれも是非試して欲しいのです。そちらの方が早いということはありえると思います。私が口座を持つDukascopyもそうです。そしてそのソフトで自動的にT/P、S/Lが入れられないとうまくない。

これも実は簡単ではなくて、業者によってはT/Pの値は約定値より○PIPS離れていないと入力さえできないということもあります。つまり5Pipsの利益で逃げようと思ってもその値がはじかれてしまうってこと。スキャルピングをさせない、嫌う業者は決して少なくないんです。これも調べてみるとうそのような話がいっぱい出てきますが、スキャルピングで勝ち続けているトレーダーがある日突然口座を凍結されたなんてこともあるようです。

スキャルピングにもいろいろあって、自動売買ソフトでそれこそ1PIPをガンガン抜き続けるスキャルピングもあるんですね。でもこういうのは一番嫌われます。

どうして?

良いじゃないですかねぇ?

でも嫌われます。つまりこれらのスキャルピングは結構勝率が高いことを意味していると思っていいかもしれません。これは何度も書いていますが、FXって株式の様に取引市場に上場されている商品を、売り方と買い方のマッチングで売買しているのじゃないのが普通。つまりFX業者を相手に売買しているってことなんです。だから我々の負けはFX業者の勝ち。我々の勝ちはFX業者の負けとなる。これはCFDも同じです。本来なら、証券会社というのは売買の仲介ですから、トレーダーが勝とうが負けようが、利幅が大きかろうが小さかろうが関係ないはずでしょ。でもFXやCFDというのは売買の相手はその業者そのものですから、普通の考え方が通用しないって事。

ですから業者選びは大切なわけです。スプレッドが小さいから良いとか、小資金でも出来るとか、そんなのは二の次の話で、たとえ1PIP抜きでも問題のない業者じゃないと駄目だと思います。またECNというのがあります。日本でもクリック365ですか?私はその辺は良く知らないのですが、業者との相対取引じゃなくて、ちゃんと市場を通して売主買主とのマッチングで売買するFXも存在します。でも私が聞いたところでは、そういう市場、銀行間取引もそうですが、単位が1スタンダードロットであるということらしいです。つまり日本で言うと10ロット。10万ドル単位。それ以下のミニロットやマイクロロットの場合は全てが業者との相対取引と考えて間違いはないそうです。(確認はご自分でしてくださいね)

ま、そういう業界ですから、どういう風に買おうが売ろうがトレーダーの勝手だろうとはいかない摩訶不思議な世界であるということです。

さて、そこで成り行き注文を入れた瞬間に、自動的にT/P、S/Lを入れる機能ですが、メタトレーダーの場合はスクリプトが存在します。これも2通りあって、成り行き注文を入れるのと同時にIf Doneの形でT/P、S/Lをいれるものがありますが、これは上に書いた通り業者によってはある一定の値幅ではない限りT/Pを受け付けないというのがあるので注意。

もう一つの方法は、まず成り行きは成り行きとして注文を出す。そしてそれが約定するかどうかをソフトが見張っていて、約定したのを検出した後、その建て玉にT/PとS/Lを付加するという方法があります。この方法だとT/Pの値幅制限がある場所でも入るようです。たとえば買い玉だとすれば、リミットセルのT/P、ストップセルのS/Lを入れるだけですからシステムがその値と約定値の差がどうなのかは無視されるようです。(これも確認してくださいね)

まずメタトレーダーでそれができるスクリプト、また業者が使っているソフトでそれが出来るスクリプトが必要になりますが、私が使っているのはここのスクリプトです。

Molecule6.com ←ここ クリック

ここは前にも紹介したことがありますが、この会社がDukascopyを紹介する業者登録がなされていて(アフェリエイトみたいなもの)、ここを通すとDukascopyの手数料のうち45%が返ってきます。こういう業者はいろいろありまして、30%バックとか40%バックとか業者によって違います。また、その業者登録を我々も出来るようになっておりまして、50%がその業者の利益です。で、そのうちの何パーをトレーダーに還元できるような仕組みになっていて、この業者は45%の還元、自分の利益は5%ということ。

そしてこの業者がお便利ツールをいくつか提供していて、その中に、上に書いた必要なスクリプトがあります。

ただし、私の環境ではメタトレーダーではちゃんと動かない感じがします。というかそもそも私はメタトレーダーはチャートとして使うだけであって、売買プラットフォームとしては最悪だと思っています。そういう意味ではDukascopyで言えば彼らが提供しているJavaベースの売買ソフトの方が良いと思っています。で、この業者はそのJavaベースのソフト用のアプリも出しています。スピードとしては申し分なく、ちゃんと使えると思います。

また、そのスクリプトにはいろいろ機能がありまして、ブレークイーブンとかトレーリングストップを使うことも可能です。これに関してはまたいつか書きますが、とにかく約定と同時に自動的にT/P、S/Lが設定される機能は絶対に必要であるということ。

とりあえずメタトレーダーの場合はどういう風に使うかの説明ビデオを載せます。

私が使っているのはこれではなくてDukascopyのJForex用のスクリプトですが動きは全くおなじ。またJForex用の説明ビデオやその他の機能をどう使うかの説明ビデオがいろいろありますので目を通しておくのは良いと思います。

多分、ほとんどの方がこれを読んで、ちんぷんかんぷん、こりゃ駄目だと思われているのではないでしょうか。でも動かし方さえわかれば同じで、日本の自動車でもドイツの自動車でも変わりなく運転できるように、チャートもこのスクリプトも使えるようになりますし、そもそもインストールそのものがわけわからないという方でも私がマレーシアに渡った後には、それも解決できるように簡単な方法を考えていますので、諦めるのだけは止めて欲しいと思います。

とにかくチャートのセッティングだけでもやってみてください。下のチャートは今の時点の豪ドル/円、日足です。先日、豪ドルのことを書きましたが、このようにスキャルピングではないにしろ、大体の動きがそこそこ見えるのがわかるはずです。是非、これを利用してみていただきたい。これほどわかりやすいチャートってちょっと無いと思うんだけどなぁ。って、これもただの自画自賛?(笑)

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