相場で儲けを出す真髄

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ちょっと大げさなタイトルにしてみました。(笑)

前の日記に相場のことを書いたので、私が大事に思うことを書いておこうと思います。

きっと読者の中には、ダボって偉そうなことばかり書くと思ってる人が少なく無いと思っています。実はですねぇ、そこがポイントなんですね。

お金儲けって、相場に限らず儲けたいという願望があるからこそ一生懸命に頑張るじゃないですか。願望がないところには何も起きないと誰しもが信じている。でしょ?願望が強いから努力も続くと。

これは事実だと思いますが、それをそのまま受け取るとあれもこれもうまくいかないのが人生だと私は思うんですよ。

私が若いころはそれはそれは酷いやつで、いわゆる守銭奴ってやつですね。どうやったらお金が儲かるのかそればかり考えていましたから。ま、今でも同じかもしれませんが。(笑)

でもねぇ、儲けたい儲けたいと思うと儲からないんですよ。面白いと思います。

私が挫折して、母がやっている新橋の飲食店を手伝って再起を考えている時にフト気がついたんです。

商人の心得とか基本って「客の笑顔が自分の利益」なんですね。とにかく客を喜ばせるところに出発点がある。これなくしては絶対に儲からない、長続きしないという教えがある。ま、それは頭では理解できてもなかなか実践は難しいわけですが、商人として働いている時に、やっぱりそれは事実だと痛感しました。

儲けは後から着いて来るってのが真理だと。これは会社経営も同じだし、私は営業畑が長かったですが営業もそれが基本。

結局ですね、相場も同じなんですね。相場には客がいませんから相手を喜ばす方法なんてありはしない。ただ言えることは「欲望が強ければ強いほど負ける」ってところは同じなんですね。儲けを考えれば考えるほど冷静さもなくなり何も見えなくなる。

これはどんな仕事でも通じることだと思います。

ギャンブルも同じで、麻雀も賭け金が大きくなればなるほど勝てなくなるじゃないですか。お金を賭けない遊び麻雀だったら勝てるってことが良く起こる。相場もなぜかロットを大きくすると勝てなくなるんですね。儲けばかり考えている、あるいは欲望が強ければ強いほど負けることに異常なほどの恐怖を感じるようになって冷静さ、客観性なんかどこかへ消えてしまう。(笑)

アドレナリンが出やすいタイプの場合はそれが顕著で、私がそのタイプです。麻雀でも手が大きくなってくると相手にバレちゃうタイプ。(笑)

ポーカーもそうで、ポーカーフェイスが大事なのは多くの人が知っていることで、どうやったらその落ち着きを保てるのかが問題。ここで大事なのは、自分の手を相手に読まれなければ良いってことじゃないんですね。自分の中で「平静を保てなければ意味が無い」というところが原点なのだと思うのです。

つまり、なんでもそうですが、冷静に、そして「常に客観的であること」が大事だという結論だと思っています。

さて相場ですが、どうやったら冷静で客観的でいられるのか?

答えは「儲けたい」と思う心を沈めるってこと。でもこれは簡単ではないんですね。そもそも儲けたいからやるわけですから。だから「心を他に向ける」ということが大事だと思うんです。

前にも書いたことがありますが、私は相場絡みの情報は大体海外がソースなんですが、ある時面白いトレーダーを知ったんですよ。アメリカ人だと思いますが、彼は「神の為にトレードする」と言い切るんですわ。「え?なんだ?」と思ったのですが、彼は自分のために儲けるのではなくて、「教会に寄付するためにトレードをする」というんですよ。

この彼がやっぱりトレードが上手いんですね。

なぜ上手いのか?それは自分の欲望から開放されているから。これが私が感じた答えです。

商売は「客の笑顔が大事」とかいっても、じゃぁ慈善事業になってもいいのか?って話なわけで、客が喜び、自分も喜ぶWin Winの関係にならないと意味が無いじゃないですか。でも「自分が生き残るためには自分を捨てる」のが何よりも重要なんですね。自己が前面に出てくると勝てなくなってしまう。

でも自己を捨てるのは簡単ではない。

だから何か違う目的を自分の中に作ってそれを信じこむのが良いってことになるんですね。

良く会社の社是に「社会貢献」なんてのがありますが、あれと同じだと思います。あれを欺瞞だと思ったら大間違いで、人間って面白いもので、「大義があると【身勝手な欲望】から離れられる」んですね。そしてそれが出来ないと結局会社も儲からない。人も客も着いてこない。

「冷静で客観的であること」が普通にできる人は余計な手を考える必要はないと思うんです。そしてそういう「選ばれた人」みたいな人も実際に存在するんですね。こういう人たちが歴史を作り大きなことを成し遂げるのだと私は考えているのですが、凡人にはそれが難しい。

だから「儲けたい」という心をそらすことを考えないとダメなんですね。

ですからたとえ綺麗事でも「大義」みたいなものを自分の中に持って、それを信じる。「俺は俺のためにだけに生きているんじゃない」「金が欲しくて儲けたいんじゃない」という【何か】を自分の中に持つことが結果的に成功に繋がるんじゃないでしょうか。

他人がそれを見て「何を格好つけて、バカか」と思うようなことでも構わないんですよ。自分がそれを信じていれば勝てる。

それだけ「冷静で客観的であること」は難しいんですね。

ま、この歳までいろいろ経験していると、面白いもんで、「歯を食いしばって頑張っているのに失敗する」ことは結構あるのに「諦めた瞬間、良い話が転がり込んでくる」ってことが多いのがわかる。これって偶然じゃないんですね。自分の欲望から逃れた時に「何か違うものが見える」ってことでもあるし、また「他人の目」も節穴じゃありませんから、「こいつと付き合っても大丈夫」という印象を与えるはず。

金儲けで頭がいっぱいの連中が集まって情報交換をして・・・なんていうのは、結局、詐欺師、あるいは犯罪者集団になる可能性があるのと同じで、決して良い方向には行かないと思うんです。

相場で儲けられない人は、是非、もう俺には儲けられないと諦めて、でも相場は好きだからこぢんまり続けて、そして儲けが出たらそれの90%は慈善事業にでも使うつもりになって、でも10%は経費として自分が取るぐらいの気持ちになるとなぜか勝てるようになるはずですから、試してみて貰いたいと思います。

「執拗に追いかければ逃げられる」これは恋愛も金儲けも同じじゃないでしょうか。(笑)

常に冷静で客観的な自分でいられるような人ならこんなややこしいことをしなくても大丈夫なんでしょうが・・・・

私の経験では「武道」に長けている人は相場もうまいんですね。もしかしたら商売も会社経営も上手いかもしれない。

それは「アドレナリンのコントロール方法」を知っているからじゃないんでしょうか。でもそのコントールが出来ない場合はあの手この手を考えるしか無いんですね。でも自分の中に「大義を持つ」とそれができるようになる。あるいは「宗教心」も同じかもしれない。

深層心理って人間の本能そのままに動くんですね。そしてその本能は我欲の塊。これをどう沈めるのか、あるいは開放、あるいはそこから離れることができるのかどうか。これが金儲けの真髄じゃないかと思っています。いやいや、金儲けだけじゃなくて、結局、多くの宗教の教えの基本もそこにあるじゃないんですかね。

「相場道」が大事だと思うのはそういうことなんです。

「我欲」って非常に強くて我儘で、それでいて自分には甘くていい加減、他に向かうと攻撃的になって、それに自分がコントロールされている状態では相場にだって勝てるわけがないんですね。

でもそれから離れられた瞬間に「本来の自分の力が発現する」と思うんですよ。だからどんな手を使ってでも「我欲」から離れないとどうにもならない。そのためには「綺麗事を信じる」のでも「神を信じる」のでもなんでも良いと思うんです。他人に「偉そうに」とか「バカか」と思われようが関係ないのね。

そもそも他人の評価なんか気にしていたら何も出来ないですよね。でも「我欲」はそれさえも欲するから要注意。

聖人君子にならなくては・・・なんてことじゃなくて、「戦うときには無心になる」ってことだけなんですね。

 
 
 

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