円安傾向は今後も続く前提で考えるべきか・・・ 自分の中でインフレを起こすしか無いと思う

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円安ってどうなるんですかね。また米ドル高はどうなるのか。

今のドル円の状態って、【世界に対して】円も安くなり、ドルも高くなっているから、これほどの大きな「円安」となっているわけですが、最近、思うことは【アメリカの金利も落ち着き、日本も金融緩和を脱する時が来る】とどうなるのかってこと。

今の円安を説明する時、いの一番に出てくるのは【金利差】ですが、本当にそれだけなのか。金利差が埋まったら【元に戻る】のか。

アメリカの【金利上昇が止まる】だけで、円高に為替は動きますし、アメリカが金利を下げだして、またもし日本の金利が上がり、【金利差が埋まる】様になっても【そもそも日本円が売られる構造】があって、それに変化が無ければ円高になったところで130円台が限度かもしれない。そんな気がするんですよ。

そもそも「円が必要ない時代になった」と私は思っていて、でもそれは私達個人、あるいは日本人にとって円が必要ではないという意味ではなくて、【国際関係において、円が必要ない】時代に入っていると思うのね。

やっぱり私は「輸出」は大事だと思うし、しかしそれは「日本の産業の空洞化」で稼ぎ頭は国外に出てしまったから外貨を稼ぐのは難しいし、そして「輸入が多い」となれば、日本の富はどんどん世界にでていくわけで、【円高になる要素がない】と思うんですよ。

そして日本には今の花形のアップルもアマゾンもグーグルもマイクロソフトもフェイスブックもネットフリックスもテスラもないってこと。

これって日本人の生活が「外国企業に依存している」だけじゃなくて、企業も同じなはずなのね。

毎日毎日、日本人が生きているだけで【日本の富が外国に流れる構造】で、そしてスマホはアップルかサムソン、そのうち、海外では日本製の電化製品がほとんど「売れていない」のが日本国内も同じになるはずで、すでにブランド名は日本のブランド名でもそれを作っているのは海外だとすれば、やっぱり日本の富は海外に出るばかり。

日本の観光業が盛んになって外国人旅行者が多く入ってくれば、それは輸出と同じで「外貨を稼ぐ」ことになるけれど、それ以外には、私には「日本のアニメ」ぐらいしか思いつかないんですよ。そしてそれらが稼ぐ外貨はたかがしれている。

つまり外国人にしてみれば、日本から買うものがなければ【円は必要ない、円を買うこともない】わけだから、円安方向の圧力が常に残ったまま。

いやいや、日本の技術力は凄くて、日本企業の製品が無ければその産業が成り立たないものがたくさんあると言うでしょう。でもそれって「肥料生産では世界一の企業が日本にあっても、その売上と、その肥料を使って生産した作物の売上とくらべてみるべき」だってことなのね。

半導体産業もそうじゃないですか。日本企業の製品がなければ成り立たない産業。でもその製品を利用して、半導体を作る企業が儲けてる。そしてその半導体を使って「自分では生産をしないアップルみたいな企業はもっと儲けている」という事実。

これって【カンナを作る技術は世界一でも、それを使う大工は国内にいない】のと同じじゃないですか。

円高が恐ろしいときもあって、70円台もあったなんて今になると信じられないし、私が日本にいる時には「円高で苦労した」タイプでしたが、日本の近代史としては【円高の歴史】だった。

でもそれが2010年ころから大きく日本は変わって、【円安の時代に突入】。

これっていわゆる「波」であるのなら、また円高の時代も来るだろうとは思うけれど、【日本という国、世界の中の日本の立ち位置、そういう構造的なものが変わってしまった】わけだから、かつてのような「円高は来ない」んじゃないですかね。

もうあの波は来ない。

そりゃかつての自動車や家電製品の様に、「日本で生産したものが世界で売れる」なら良いと思うんですよ。「核融合装置は日本製しかない」みたいな時代が来ればよいのでしょう。

ま、そんな夢みたいなことは無いにしても、何か「世界が日本から買いたいもの」ってこれから出てくるんだろうか。

買いたいものが少なければ、それを買うための円も必要ないことになる。

日本は今、製品もサービスも【海外のものを買う、使う】ようになってしまったわけで、人口も減り、働く人は減るばかり、消費者も減る中で、日本が復活することはない、そんな気がしています。

こんな動画がありました。

日本人が持つ莫大な預貯金が「日本国内で投資に回る」ことがあれば、変化が起きるとは思うものの、政府がNISAで投資を呼びかけても【国外への投資が加速する】と私は考えているわけで、やっぱり「実績があるアメリカ」であり、将来に希望があるインドや発展途上国であって、【これからも枯れていくのが見えている日本】に投資をするんだろうか。

また「外貨預金」も海外投資と同じで【為替リスクがあっても利回りが良い方へ流れる】のは必然で、1100兆円を超すと言われる日本人の預貯金の10%が外貨預金、外国投資に流れるだけで、「とんでもない円安が起きる」んじゃないですかね。となると益々、「外貨、外国の魅力が出てくる」わけで、アメリカの大手の証券会社が日本に進出してきていることから見ても、岸田さんの考える「投資をしましょう」というのは【やぶ蛇】でもあり、「自ら首を絞めることになる」可能性が高いと思っています。

でも「アメリカには大きな変化が起きている」と思うし、私は「アメリカは壊れだしている」と思うくらいで、そういう国の通貨がいつまでも世界一の基軸通貨で留まることは出来ないと思うんですよ。

当然、目先数年でそれが顕著となるほどアメリカ崩壊のスピードが早いとは思わないものの、方向性としては「アメリカの凋落」は間違いがないと思っています。

じゃぁ、どの国が台頭してくるのか。どの通貨が強くなるのか。

私としては、世界をリードできる可能性が見える国って全くないわけで、でも「俺が俺が」と出てくる国はあるんでしょう。中国の一帯一路もAIIBもそうだし、BRICSの拡大にしても、私に言わせれば「三流役者が集まったところで何も出来ない」と思っています。

でも「主導権争い」は活発になるのは見えているわけで、それがどうなるのか。

私達は「そもそも第一世界大戦、第二次世界大戦はなぜ起きたのか」を振り返って考えるべきだと思うんですよ。

私には残念ながら「明るい未来」は全く見えないわけで、それでも生きて子孫の繁栄を願い、後押ししないとならないわけで、出来ることをしっかりやらないとですね~。

今、私が考えていることですが、置かれている状況としては「利上げやインフレで困っている」ということはない。借金は無いし、マレーシアに住んでいるからということもありますが、世界はインフレの嵐。

この嵐が早く収まることを願っていますが、フト思うことは、【インフレって所得も上がることを意味している】ことなのね。サラリーマンなら給料は上がるし、このままではやっていけない企業や店舗は「値上げ」をするし、困窮者を救うために国も動く。

田中角栄元首相の時代を思い出します。日本列島改造論で日本が大きく変わったけれど、「インフレが凄かった」のね。あれよあれよという間に「給料も二倍になった」様な時代。

これって「インフレが収まっても物価も収入もそのまま」になるってことですよね。

私が学生時代の頃は、「月給は3-4万」ってのが普通でした。もちろん物価も安かったけれど、その後、経済は大きくなり物価も上がり、円も上がり、そして【収入も増えていった】。

もしあの「インフレが日本に起きなかったらどうなっているのか」を想像することは大事で、もしそうなら「今でも月給は数万円」だったわけです。

今でも収入が低く、経済も停滞している国々はありますが、【日本もその仲間入りをする】危険がある。いや、もう仲間入りしているのは間違いないか。

ここに私は注目しなくてはならないと思っています。

つまり「高い物価も、増えた収入もそこで定着する」ってことは、今のインフレの影響を強く受けていない我が家ですが、当然、収入も上がっていないわけで、それが意味することは「相対的に貧しくなること」を意味している。

かつては100万円って大金で、「貯金が一千万ある」なんて話も聞いたこともなけば自分がそんなキャッシュを持てるとも思っていませんでした。でも時代は変わっていった。

あの当時の「小金を持っていた老人たち」はどうなったんだろうか。

それと同じことが今、世界的に起きている。

やばいじゃ~~ん。

アメリカのインフレはかなり凄い。それはオーストラリアも同じ。

ではアメリカやオーストラリアで「給与ではなくて自分で稼いでいる人達」はどうなったのか。

給与所得者と同じ様に収入は増えているのだろうか。

ま、今まで通りの収入じゃ生きていけないから、物品やサービスの値上げもして収入を増やすのだろうし、だからインフレは加速するわけだけど、さて、私に「値上げできるものがあるのか」というと【それは無い】。物販やサービス提供で利益を得ているのではないのだから、そもそも値上げという概念も無い。

やばいじゃ~~~ん。

債券投資の利回りにしたって、米ドル建ての債券の利回りが世の中の給与、収入が上がるような利率で上がったわけでもない。米ドルの価値が上がってその恩恵は受けたけれど、これからの米ドルは「金利も下がってくれば下落する」と見るのが妥当で、元の木阿弥になる可能性も大きい。

やばいじゃ~~~~ん。

もっと頑張って稼げ?そんなこと簡単にできるならとっくのとおにやってるわい。

ジジーなんだから無駄な抵抗はするな?

そういえば、日本のニュースをユーチューブで見ていると、年寄りは皆、苦労しているみたいだった。そりゃそうだ。年金の支給額を上げてもらわなかったから生きていけない。

みなさん、どうしているんだろうか。

ジグそ・・・・・、負けてたまるか!!

老兵は死なず。ただジタバタして醜態をさらすのみ、ってか?

おうよ。やってやろうじゃないか~~。

な~~んて思いながら、日本の状況を見たら、日本もかなりヤバそうですね。これで「円安が続く」ようなことになったら、海外旅行も出来ない、【海外製品はもっと高くなって手が出ない】ってことか。

世界に追いつくには「そこそこのインフレ」と「円高」が来ない限り、【貧乏な日本はそのまま将来も続く】ことになる。

それにはまず「好景気を呼び込む必要がある」わけだけれど、その【種】になるものが日本に残っているようには見えない。しかし「増税社会になる」のは間違いがなくて、【まずは政府の借金を減らせコール】は未来永劫続くのだろうと思う。

こういうニュースや解説を見ても【目先のことしか考えていない】のがわかりますよね。経済界に頼んで「若干の給与アップ」があったにしても、根本的な解決方法にはならない。

国としてはどうにか「一人あたりのGDPを上げる」ことをしないとならないし、それすなわち個人や企業が生産性を上げて「稼がないとならない」ことを意味しているし、国や企業にそれができないのであれば、【一人ひとりがどうにかするしか無い】わけで、【出来ない理由を探しているうちに、どんどん下流に流される】ってことじゃないかと。

輸入物は「インフレの影響下にある」と考えるべきで、私達もインフレを起こさないと【何も輸入できない】ことになるんじゃない?

う~~む、私としては「ターゲット」はアメリカに置こうと思う。

アメリカのあの半端じゃないインフレに立ち向かって頑張る歳よりもいるはずで、私もそれに続こうと思う。

海外みたいな「大きなインフレ」に巻き込まれていないのは良いことだと思っていたけれど、【自分の中でインフレを起こす必要がある】わけで、そうじゃないと【世界に取り残される】ことには気が付かなかった。バカだよね~。

国の衰退もこうやって進んで行くんでしょうね。

日本に生まれ育っただけで【世界の中では裕福になれた】時代はもう終わった。

「老後は海外で過ごす」なんていうのも、【その原資も収入もない】【海外は高すぎる】という時代になって行くのだろうと思う。

そんな日本に「かならず来る」と言われる南海トラフ地震でも起きたらどうなるんだろうか。その時「日本経済は崩壊する」なんていう識者もいるわけで、大都市や工業地帯がやられたら「被災地を援助する立場の母体も大きな被害を被る」わけで、そして気になるのは「浜岡原子力発電所」で、福島の原発みたいにギリギリセーフで助かるなんてことが起きないと、まさにチェルノブイリが日本のど真ん中に出現することになる。

まさかと思うけれど、日本が良くなるケースが全く想定できない。まさか戦後の焼け野原から復活したように、南海トラフ地震が日本復活のキッカケになるのか。

海外在住者の私としては、いつか日本が再び復活して、大きく強い国になって、【日本が凄い国になってしまって、もう今更帰れないなぁ】なんて思うような眩しくて素晴らしい国になって欲しい。

本当はそんな素晴らしく輝く日本を横目で見ながら、「俺も頑張らなくちゃ」と思いつつ生きていたい。

ジグそ。

日本、頑張れ!!

 

 

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