オーストラリア永住権の維持

我々はオーストラリアの永住権を持っているわけですが、これを今後どうするかってのも大問題です。

オーストラリアで死ぬ気は今のところありませんが、予定は未定でどうなるかわからず。で、オーストラリアって先進国の中では一番社会保障が充実している国だと思うのですが、永住権を持っていれば当然その恩恵に預ることが出来ます。失業保険は老齢年金がもらえる年齢までは無期限でもらえるはずだし、老齢年金も拠出型ではなく誰でもが受給できる(資産・収入による)。もちろん就労も自由、起業も自由。老人ホームのような施設も充実していて、料金、サービス内容は日本とは比べ物にならないくらい良いと思っています。

でも永住権がなくなればそれもパー。

永住権の維持に関しての決まりがあります。それは5年のうち3年間(2年間でOK)はオーストラリアに在住しないと駄目という内容。これも例外があって、たとえば留学とか転勤(社命)で海外に出る場合にはその決まりは適用されない。でも自由意志で海外に長期滞在すれば、オーストラリアに居住する意思がないものとして永住権はなくなってしまう。

でも面白いのが永住権と言いますが、ビザは永住権っていうビザじゃないんですね。Resident Return VISAと言います。つまり居住者が国外からオーストラリアに帰ってくるときに必要なビザってことで、5年間有効。国外に出なければそれさえも必要がありません。

ま、なんだかややこしいビザですが、まぁ、それを我々は単に永住ビザと呼んでいますが、これがなくなるとやっぱり困るような「気」がします。万が一の時にはオーストラリアに逃げてくればどうにか命を繋ぐことができるって凄いことで、リスクコントロールなんて大げさなことを考えなくてもやっぱり永住権は捨てたくありません。

でも海外に拠点を移すわけで、さてどうやって永住権を維持すればいいのか。

5年のうち3年間はオーストラリアに居住しなくてはいけないというのは、年単位で考えればまさにそのままだし、1年で考えれば365日の内、219日。あるいは12ヶ月の内、7.2ヶ月オーストラリアに居住しないとならない。こういう居住の仕方しかないとすると、少なくとも183日(半年)以上は居住するわけですから、納税義務者からはずれることは不可能になってしまいます。ちなみにオーストラリアは日本と違って、きっちりした183日ルールが存在します。

しかし、5年のうち3年という考え方は2年海外住まいで3年オーストラリアに居住するという方法でもOKということ。それだと最初の2年はオーストラリアの非居住者となることができて、納税義務からも離れられる。

でもたったの2年か・・・ってことになっちゃいますよね。

ただビザの更新ですが、残存期間に関係なく、いつでも更新できるというシステムになっているのでこれを利用するとこういうことができます。

もし今まで一切海外に出ていないとすれば、あるいはせいぜい旅行程度の海外滞在であるならば、過去5年間の内、5年間居住したのと同じで、全く問題なく更新できる。

そこで

今、まず更新して海外に出ます。そして2年経ったときに、残存は3年ありますが、ここでまた更新します。2年後に過去5年を振り返れば3年居住しているわけですから問題なし。ここで5年有効のビザが手に入る。

つまりこれで最初の2年プラス5年の合計7年間は海外在住が出来る計算になります。

ところが7年後に帰ってきても、そこから過去を5年間さかのぼって見た場合、5年間すべて海外在住ですからこのリターンビザを更新することができません。

でもその時点から3年経てばまた普通のリターンビザがもらえることになります。

ややこしいですが、こういうやり方をすれば最大限7年間は海外に在住できる。その代わり、帰ってきてから3年間はオーストラリアに縛られるということ。

図にしてみると、普通はこういう感じで更新が行われるわけです。○がオーストラリア居住、Xは海外居住。

こういう海外在住パターンなら全く問題なし。

○○○××|○○○××|○○○××|○○○××|○○○

私が考えているのはこういうパターン。2年後に更新をするのがミソ。

|○○○○○|○○○○○|××|×××××|○○○|

この後も7年滞在ってのができますし、意味わかりますかね。5年のうち3年は居住せよということですが、3年連続で住めば次は7年出ることが出来るシステムなんですね。つまり10年で考えると3年居住すれば良いということになります。ややこしいかな。

これが可能だということ。

○○○○○|××|×××××|○○○| ××|×××××|○○○|××|×××××|○○○|

今の時点では将来のことはわかりませんが、今から7年後ということになると私も70目前になりますし、また子供たちも落ち着いてどこかで生活をしているでしょうから、我々のその後の計画も立てやすくなっているだろうと思います。永住権を捨てるのか、それとも簡単に退職者ビザに切り替えができるそうですからそれにするのか、あるいは、オーストラリアを最後の土地として選ぶのか、それは7年後に考えようと思います。(退職者ビザに切り替えるという選択もかなり可能性が高いかも)

実際には2年後に更新するとしても、では7年間オーストラリア国外に出っ放しかどうかってのはまずあり得ないと思っていまして、オーストラリアの納税義務者にならない日数の滞在、そしてなおかつ永住権保持のために稼げるだけの日数は確保するような形になるんじゃないかと思っています。

つまりオーストラリアには1年のうち5ヶ月は滞在する可能性大ということ。というか、マレーシアも183日ルールがありまして、間違いなくマレーシアの納税義務者になることが必要ですから、最低限マレーシアには183日以上は居住する形をとらないとなりません。つまり、オーストラリアには5ヶ月、日本には2ヶ月、マレーシアには5ヶ月という感じだとうまくないってこと。

マレーシアには6ヶ月以上の滞在は絶対に必要ってこと。

まぁ、うちのヨメさんはマレーシアには行きたくないわけですが、ではマレーシアに行ったらもうそれっきりかというとそういうことではなくて、毎年4-5ヶ月程度はオーストラリアに帰って来るのだから我慢してくれと頼んでいます。

ヨメさんがマレーシアに行きたくないというのも、彼女にとってマレーシアは未知の塊りでしかなく、知り合いも友人も全くいないわけですから、気乗りがしないのも十分理解できます。でも行けば行ったで毎日ひきこもりをするわけでもないし、知り合いも増え、友達も出来てくれば考え方はガラッと変わると私は楽観しています。もしかしたら、もっと早く来れば良かったね、なんてお調子こくかもわからず。

ただ前にもこのブログに何度か書いていますが、海外の日本人社会ってかなりややこしいものがありますから、仲が良いときは良いにしても、何かがあると村意識が突然出てきて恐ろしいことが起きますし、ヨメさんはゴールドコーストでも嫌な体験を何度もしていますので、まずマレーシアの日本人社会からは距離を置くことになりそうです。このヨメさんの日本人アレルギーって凄いものがありまして、KLの日本人会館に行くことさえ嫌だというくらい。

ま、その辺はなだめなだめうまくやるつもりですし、日本人社会の怖さを知っている人も少なくなくてそういう人とは逆に気が合うなんてことが起きるわけで、まぁ、今のゴールドコーストがそうであるように小さな友達の輪の中で暮らすようになるのでしょう。

KLへ行くことを考えている方々には嘘のような話に聞こえるでしょうが、海外の日本人村の怖さって体験してみないとわからないものがあると思います。我が家もゴールドコーストへ来たころは、似たような環境の日本人がいっぱいいて、また私が日本人会の理事をやっていたこともあって、日本人会の催しや集まりにはしょっちゅう顔を出していましたし、いつでもお祭り騒ぎみたいな感じでしたが、いつのまにやらそういうところからは遠ざかるようになってしまいました。

これって性格的なものも当然あって、そういう人の集まりが大好きな人もいるし、口うるさい連中とうまく付き合う術を知っている人もいるでしょう。でも正直なところ、我々夫婦はそういうのには疲れた、離れていたいというのが本音です。でも一人で生きていけるわけもなく、助け合いは必要ですし、日本人や日本人村に背を向けるという生き方もおかしなもんで(そういう人も結構いるんですよね)、程ほどの距離感を維持したいと思っています。

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上の内容では永住権(レジデントリターンビザ)を更新するには直近の5年の内、3年間の居住が必要だと書きましたが、それは2年間の間違えです。勘違いしていました。

ご指摘をくれた方、有難うございます。

また、その辺の勘違いを含めて、7月10日の日記にも関連したことを書いていますので、ご興味のある方はそちらもご覧ください。

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