益々わけがわからなくなる(私にとっての)「新型コロナウィルス」

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しかしまぁ、世の中の動きと私はいつも逆を行くのが不思議。

ユニークであることを昔から常に心がけているのは間違いないにしても、世の中とはいつも逆ってどうしてなのかわからない。

コロナ騒ぎでもマレーシアでは皆が「対岸の火事」と考えているころから我が家は用意万端してきたし、三密に近寄らないことはもちろん、「実は【物】が危ない」と注意してきたのはブログに書いてきた通り。

そして今、多くの人の理解度は増して「活動制限」にも慣れて良い方向に向かいつつあるのに、私は急速に新型コロナウィルスに対する興味が薄れて来ています。

いや、興味がないというより、調べれば調べるほどわけがわからなくなってきているというべきか。

そもそもマレーシアに関してですが、「感染者数」と言っても、ここに「多いはずの無症状感染者」が入っているのかどうかもわからない。そして世界中で推進しているPCR検査も「的中率がめちゃくちゃだと私は思う」わけで、なぜそれを世界は重視するのがわからない。

「感染者が陽性と出る【感度】」の場合はたとえ70%でも良いと思うんですよ。10万人検査をしてその中に(例えば1万人の感染者がいたとして)7000人の真陽性(感染者)がいたというのがわかればそれなりに意味がある。たとえその他の3000人の【感染者を見落として陰性(偽陰性)と判断してしまう】にしてもです。

でも「感染していない人が陰性と出る【特異度】」には問題があって、テレビで有名になった「PCR検査をどんどんやれと騒いでいた、業界ではちょっとおかしいといわれる医学博士」は特異度を90%ぐらいだろうと言っていた。

これって上の例で言う10万人を検査して、全員に感染がないとしても10%の人たちは【陽性と出る(偽陽性)】なわけで、それ1万人。

こんなメチャクチャな的中率のPCR検査で「陽性率を出せ」なんて言われても、善意がある専門家なら「出しても意味がありません」というしかないじゃないですか。陽性率に拘る前に、まずPCR検査の的中率に関して議論するべきでしょう。

それでも「大阪の全住民を検査しろ」というそれなりに注目度を集める(素人の)「大物タレント」がいて、そうだそうだと声を上げる人もテレビ番組もある。

たった10万人テストしただけで、1万人もの「感染していないのに陽性と出る人(偽陽性)」がいて、もし7000人の「本物の陽性」があったとしても、それイコール3000人の「感染しているのに陰性と出る(偽陰性)」がでるわけで、現実問題としてそれらにどう対処すべきなんですかね。

こういう簡単な計算もせずに「PCR検査を広くやれ!」「感染率が大事」という人って「算数も理解していないのか」と私は思うわけです。

ところが、こんなメチャクチャな検査を重視する海外で問題が出ないわけがないのに、そういう報道は私は一切みたことがない。

おかしいじゃないですか。それとも海外のPCR検査は「感度」も「特異度」もほぼ100%なんですかね。そんなことって絶対にありえないのに、そういう前提で物事が進んでいる。

日本には世界の3分の1に相当する台数のCTスキャナーがあるそうで、CTスキャンをすると「肺炎があるのか無いのか」「肺炎ならそれはコロナなのか否か」がすぐわかるそう。

だから「感染者を探すのならPCR検査ではなくて【CTスキャンをする】方が良い」のは誰にでもわかる。

ところがそれも報道されないし、CTスキャンでコロナだとわかってもそれは「そういう【予想】が可能」ということであって、「コロナウィルスそのものを見つけたわけじゃない」し【CTでコロナに感染していると断定すること】は【法律上でも不可能】なんじゃないですかね。

でも「PCR検査を受けさせてもらえなかった」という報道はかなりあって、その内容を見ると「まずはCTスキャンを受けてください。そして疑わしい場合はPCR検査をします」と言われたという報告はいくつかあった。そして「その後、PCR検査を受けて陽性ならCTスキャンの費用は保険適用。陰性とでた場合はCTスキャンの費用は個人負担」であるのもわかってきた。

つまり、医療現場が「PCR検査なんか重視していない」のがわかる。でも【確定させるためには検査が必要】ということでしかない。

だから、全員検査しろとか、大阪住民を全部検査しろとかの【(確認には使えても)スクリーニングには使えない】というのもわかる。

でも海外では間違いなく「スクリーニングにPCR検査を導入している」。なぜ?

こんなことさえもはっきりしていない中では「各国間の感染者数の比較は意味がない」し、発表している感染者数もどこまで本当なのかわからない。それなのにその数字に我々は一喜一憂するのは私も同じ。ただこれってどうにも「猿回しの猿」になったような気がしてきます。

そんな時に、中国製のPCR検査機が劣悪なレベルで使い物にならないなんてことがあちこちで起きて報道もされている。そして検査を多くしているニューヨーク市では「PCR検査メーカーが30社あって【検査分析の方式は異なる】状態」であると。

じゃぁどうするべきなのかってのは調べても私にはわからないわけで、各国は各国で「これでよい」と考えてやっているわけだから私にはわからないのも当たり前。

でも感染者数ってのは「そもそも当てにならないもの」という考え方が私の中では固まるばかりなり。

ところが今度は「抗体を調べる」という話が広まってきた。そしてそれを調べたところ、意外や意外、多くの人が抗体を持っているのがわかったと。つまり「知らない内に罹患して、治ってしまった人が多い」という意味でそのことが広がっているけれど、「その抗体とはそもそもどんな抗体なのかが調べてもわからない」んですよ。

「その抗体を持っていること」が【今のコロナウィルスには感染しない】という結果報告もない。またその抗体が「どれだけ持続するのか」もわかっていない。コロナウィルスは変異を続けているのは明らかなのに、それと抗体と結びつけた議論、つまり「今、抗体があればよいのか」という結論は見たことがない。

これって【抗体があれば大丈夫だ】という「想像だけが先走りしている」としか思えないんですよ。「PCR検査も、抗体も【無いよりかは良い】レベル」にしか見えない。

「いい加減なPCR検査」の次に出てきたのが、これまた「いい加減な抗体」の話。

そして世界中でロックダウンが行われているのに「明らかに感染者が減った」ところと「さほど変わりがない」ところもあって、その差は一体どこにあるのかもわからず、専門家の中には「ロックダウンには意味がないのかもしれない」と言い出す人も海外では出てきた。

そして「PCR検査もろくにしない日本」、「強制的ロックダウンもしない日本」は、なぜか「感染者数、死亡者数が少ない」ということも起きていて、これの理由をちゃんと説明できる専門家もいない。また日本の「満員電車」ではインフルエンザは感染が広がるのに、コロナは広がったという報告例もない。

ま、この辺は我々素人でも想像できるわけで、空気感染は殆どないからとか「衛生管理意識の違い(マスク、手洗い、うがい)」や、家の構造が日本の場合にはグリーンゾーン、レッドゾーンの仕分けができる構造になっていること。家の中では靴は履かない。スリッパを履く習慣がある。靴を履いたままベッドで寝ることもないとか、、まぁいくらでも想像はできる。これは満員電車も同じ。

でもそれらは想像でしか無くて「検証されていない」のは間違いがない。

ま、コロナに関しては上に書いたように「根本的なところが私にはわからない」わけで、でもマレーシアでも日本でもそれなりに方策による効果は見えるわけで、「多分、こうした方が良い」というのはわかる。

ではなぜそれが「世界共通のこととして起こらないのか」がわからない。

私も含めて殆どの人達は「自分が住んでいる地域、国」にしか興味がないのは当たり前で、その中ではそれなりの「真実、事実」が見えてきて、コンセンサスも取れているのは間違いがないのだけれど、目を国外に向けてみると【まるで違うことが起きている】ように思えるんですよ。

これって私にしては凄いフラストレーションが溜まるんですが・・・。

少なくともマレーシアは新規感染者が減りつつあり、「終息は見えてきた感」がある。果たして我々が納得する数字まで下がるのか、その後、第二波第三波は来るのかという心配はあるものの、なんだか中国や韓国を見ていると「嵐が去ればそれで良い」というのがはっきり見えるし、私達の本音もそれ。

きっと「なんだか知らない内にMCOを守り、マスク、手洗い、消毒」を心がけていたら収まっちゃったね、みたいなことになるんでしょう。

でも本質的なこと、本来どうするべきかもわからない内に「戦いは終わる」のかもしれなくて、「ま、いろいろ考えられることは試してみたら、結果的に嵐は去ったのだから良いじゃないか」となるんでしょう。

でも私はそういうのはどうも納得がいかない。

これって「日本は神の国だから」「毎日お祈りしたから」とか、そういうことさえも認めてしまうのと同じ様なレベルでしか無いような気がします。

でも「解明は後でする」わけで、「とりあえず目の前の災難から逃れる」のが大事で、それが出来れば良いんじゃないの?というのもわかる。

そしてマレーシアでは「終息が見えてきた感」があって、それって「我々がやってきたことは正しかった」と考えて良いのかもしれず、その生き方にもう慣れてしまった私としては、興味がどんどん離れていっています。

後は「待つだけ」みたいな・・・。

こうやって災難も「喉元すぎれば・・・」って忘れられていくんだろうし、また再び同じことが起きるんだろうと思ったり。
 
 
 

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