卵が怖い

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私は何が大好物かって、卵ほど好きな食べ物はないくらい。幼い頃は卵を食べると蕁麻疹がでることもあったらしいですが、それでも卵を食べるのを止めるなんてことはしませんでした。卵掛けご飯なんて、こんな美味しい料理(?)はないくらいだと思ってます。

つまり、生卵を良く食べるわけですが、海外で生卵を食べても大丈夫か?

オーストラリアでは全く気にせず生卵を食べ続けて20年以上経ちますが、問題があったことは一度もありませんし、サルモネラ菌にやられたなんて話を一度も聞いたことがありません。ただ、美味しい卵はないってだけの話。

昔、グアムにいる頃もそうで、平気で食べていました。ただ、当時のグアム(主に1970年代)って劣悪と言っても良い状態で、食品もいろいろ無くていつも利用していた中華食料品店なんて缶詰が膨れている(凄いでしょ?笑)、錆びているなんてのがいくらでもありました。当然、賞味期限なんてのはもうとっくの昔に切れているわけですが、そんなのを気にしていたら食べるものがなかった。これって慣れなんでしょうねぇ。結婚前にヨメサンも連れてグアムに3ヶ月ほど滞在していましたが、ヨメさんもそういうのを平気で食べるようになりました。

そんなグアムですから卵だけは新鮮、安全ってこともないわけで、でも私は平気で食べていました。もちろん、問題なし。

このブログでもマレーシアの卵に関して話題に出したことが何度もありますが、食べ物商売をしているあの大西さんが、生卵を普通に出していて問題が起きたことが無いと言うので、私としては心配してもしょうがないだろうと結論を出しています。ただし、マレーシアにおいて卵で当たった人はいないのかというとそうでもなくて、やられたと言う話は日本人の間でもある様子。大西さんいわく、日本人でも彼の店で食べる人は平気で食べるし、食べない人は絶対に食べないとのこと。

小さな子供や身体の弱い老人がいる家庭では心配ですが、まぁ、若くはないにしてもまだ老人でもない我々は大丈夫であろうと楽観しています。

ただ、いちおう調べたところ、消毒済みの卵を売っているんですね。もちろん熱処理ですが、低温での熱処理なのでゆで卵にはなっていない。でも白身がちょっと固まっている状態のものも結構ある様子。これって日本では聴いたことがありませんが、世界的にはこの手の卵はそれなりに流通している様子。でもオーストラリアでは聞いたことがありません。

Pasteurized Shell Egg パスチャライズドシェルエッグと呼ばれる卵。これはマレーシアでも売っている様ですね。見た目が変だから気持ち悪いと思う人が多いようですが、熱処理をしてあるからちょっと温泉卵っぽい感じになるんだと思えばOKじゃないでしょうか。理由がわからないと怖いですが。

またサルモネラ菌も多くは殻についている(オンエッグという)のがほとんどで、卵の中にまで菌が入っているケース(インエッグという)は少ないらしい。つまり殻が綺麗じゃないとヤバイわけですが、水で洗うのは駄目だとのこと。殻って目に見えない細かい穴が一杯あいていて呼吸しているわけですが水で洗うとそこから菌が入ってしまうらしい。熱湯はどうなのかわかりませんが家庭で一番良いのは殺菌アルコール(一瞬に死ぬ)だというのが調べると簡単にわかります。

殻についているということは、卵を触った手が危ない。あるいはまな板に載せたり、布巾の上に載せたことから回りまわって口に入るようですね。

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ま、そんなこんなでちょっと注意すれば大丈夫だろうとたかをくくっているんですが、最近ちょっと気になる映像を見ました。そもそも卵ってどういう風に生産されているのか。

まぁ、籠に押し込められて毎日卵を産んでいるんだろうとは想像していましたが、近年、卵売り場で増えているのが「Cage Free Egg」つまり籠に鶏を入れていないよってやつ。そして「Free Range Egg」つまり放し飼いにしている鶏だよってやつ。

単純な私としてはこっちの方が良いと思っていたのですが、実はCage Freeと言っても劣悪な環境の工場の中で恐ろしい数の鶏が押し合いへし合い詰め込まれているのは同じで、単に檻に入っていないだけ。工場という大きな檻に詰め込んだという感じでしょうか。

Free Rangeと言われると、それこそ昔の農家の様に、鶏が庭で自由にしているのを想像してしまうのですが、これもまた工場から外に出られるようにしているというだけで、外で自由に動き回っているわけじゃないとのこと。

つまり、どれも似たようなもので、動物愛護とか消費者の高級品志向の為にちょっと変えているだけというのが真相の様子。で、鶏卵を生ませる鶏の大元は年に25個ぐらいしか産まないらしいですが、それの品種改良につぐ品種改良で今では年に250個以上産むとの事。これだけ産めばカルシュームの消費量も凄いわけで、ガンガンカルシュームを食べさせるわけですが、言われてみれば昔の卵に比べて殻が薄い、弱い感じがするのはそのせいかと思ったり。

また、鶏自体もカルシューム不足で骨粗しょう症が多いと。そういう鶏が籠や工場の中でどうなっているんでしょうか。

で、2年で卵を産まなくなる、数が減るそうですが、そうなったら即、食肉工場行き。

また最初から食肉用の鶏は胸肉が非常に大きくなるように改良されているんですってね。そして育つスピードも恐ろしく速い。ここで何が起きるかですが、自分の体重を支えきれなくて、歩くと骨折するような鶏が多いとの事。

こんな鶏や卵を食べているのかと思うと・・・・・

そんな(アメリカ)の現状がわかる動画があるんですね。Food Incという名の動画。以前はこれの全編がユーチューブにあったのですが、今は探せません。スペイン語のはありました。あるいはユーチューブの有料動画。この動画って必見で、そういう鶏肉、鶏卵産業がどういう状態なのか、また恐ろしい量が売れている牛肉業界、また大量のミンチはどう作られているのか、そして最近TPP関連でも名前が広まってきたあのモンサントという穀物会社。彼らの遺伝子組み換えの食物がどういう風に作られていて、どのように農民に圧力をかけて広めているか、そういうのが良くわかる動画でした。アメリカってとんでもない国だと思いましたっけ。またそういう大手がTPPを切っ掛けに日本に入ってくるなんてとんでもないと思いました。

フードインクの予告編。(2分45秒)この本編ですがネットの中で探すとたぶん見つかると思います。

話は飛びますが「モンサントの不自然な食べ物」という映画も必見だろうと思います。それの予告編。(2分)

で、最後の最後になりましたが、大好きな生卵を食べたくなくなってきた動画。Fowl Play。日本語のサブタイトル(日本語字幕)が出ます。(50分)

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フードインクを見つけました。

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