「世界の山ちゃん@デサパークシティ」に行ってきた

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名古屋の手羽で有名な「世界の山ちゃん@デサパークシティ」に行って来ました。

楽しみにしていたんですよ。名古屋の手羽揚げって食べたことがなくて、でもそれの存在を知ってネットでレシピを検索して自分で作ってみたら美味しくて、さぞかし「本家の手羽揚げ」は美味しいだろうと思っていましたから。

雰囲気が大好きなデサパークシティですが、大きな大きなショッピングモールができたんですね。Arkadia。私たちはデサパークシティに住むことも想定していましたし、このモールが出来るのを楽しみにしていました。でも一体何が起きたのか、「モールはとっくのとうに出来上がっている」のに「テナントがまるで入っていない」という摩訶不思議なモール。

かなり綺麗なモールで、さすがデサパークシティの中のモールだと思ったのですが、まさに「ゴーストタウン」。建築途中で止まったゴーストタウンじゃなくて「完成しているのに【誰もいない】ゴーストタウン」って初めての経験です。ほんとに綺麗なんですよ。手入れもバッチリなされていますし。でもテナントは入っていないし、人もまばら。

モールのど真ん中の広場。だ~~~れもいないし、開いている店は二軒だけ。地下の駐車場もほとんどが閉鎖されている状態で、停める場所はひろーーい駐車場のある一角だけ。ゲートはあるけれど無料。

世界の山ちゃんはこの広場から入ったところにありましたが、これまた前後左右ものの見事に全く営業している店がない。

暑くなかったし開放感がある外の席に座ることにしました。

まずは「キリン一番搾りの生ビール」で乾杯。美味しい~~~~。

そしてまずは有名な「幻の手羽先」を5本。5本が注文最小単位。カエルに見えますが、間違いなく手羽です。(笑)

美味しいことは美味しい。だけど・・・。期待していたほどではないなぁ。味付けは「塩コショウ」とそして「味の素」。味の素が好きな人はかなり喜ぶんじゃないですかね。

そして「黒手羽先」。これが私が「真似して作った手羽揚げ」に似ていました。でも幻の手羽先の方が美味しいと思った。

手羽と言っても「手羽先と手羽中だけ」で手羽元はついていません。食べるのは手羽中だけですし、可食部分はかなり少ない。

メニューを見て「食べたい~~」と思った「どて煮」。

美味しいことは美味しいけれど、かなり甘い。名古屋って甘いのは知っていましたが、これはマレーシアに合わせたんですかね。血糖値が気になる人向けじゃない。(笑)

しかし、手羽が出てくるのがイヤに早いね、という話になって、また二度揚げしているのは食べてみると想像できるわけで、ちょっと確かめに店の中に入って厨房をのぞいてみました。

やっぱりねぇ。注文が来るとこれをもう一度揚げて、「味をつける」ってことなんですね。

二度揚げが駄目ってわけじゃなくて、あえてこの歯ごたえ、食感を出すために、そして時間短縮のために二度揚げにしているんでしょうね。前にも書きましたが、「韓国風の唐揚げ」を思い出しました。日本的な「やわらかさ、ジュージーさ」を追求しているんじゃなくて「クランチーな歯ごたえ」を重視しているんでしょう。

これは好き好きですが、このように揚げるとあっさりしていてスナックを食べている感じでいくらでも食べられるのね。日本の一般的な「唐揚げ」とは随分違っていて、でも「ビールが進む揚げ物」には間違いがない。

ということで、ビールもお代りして、「幻の手羽先」を15本、追加。

合計5+5+15で25本を3人で食べましたがあっという間に食べてしまって、でも「もういらね~~」ってな感覚にはならない。これが世界の山ちゃんの手羽のポイントじゃないですかね。

その後、まぁ普通に「ニラ玉」。

豚モヤシ炒め。

「台湾ラーメンの具」。(笑)

我らはここのところ野菜不足なのでこんなものばかり頼みました。そこそこ美味しいですが、これらって「家庭の主婦の目線」で見ると「なんてことのない料理」じゃないですかね。私でも簡単に作れるし、「これがプロの味だ~~」ってな良さがあるわけでもない。

そうだ、名古屋って言えば味噌カツだよね、ってな話になって「ミソ串カツ」。

う~~む、昔、縁日の屋台でこんなのを食べたっけと思いました。そしてこれまた甘い。

3人共、腹八分目ではあるもののまだ物足りなくて、この店ではウドンや丼モノもあるので、どうする?やめる?他の店に行く?とか話し合った結果、「炭水化物」はやめよう、だなぁ、じゃぁどうする?ということで、再び「幻の手羽先」を15本追加。(笑)

8本ぐらいは私一人で食べたのですが、それでも皆、「手羽を食べすぎた~~」って感じはないんですね。合計で40本なのに。(笑)

それだけスッとお腹に入ってしまう手羽ってことなんですが、日本での評判クチコミを見たのを思い出して「こういうことなのね」ってのがわかりました。本当に「唐揚げを食べる」って感じじゃなくて「スナックをつまんでいる」って感覚。

ただし、絶品か?と聞かれれば全くそんなことはなくて、「家でも十分再現できる手羽」だと思うし、ヨメさんも拍子抜けした様でした。

それとですね、マレーシアの鶏肉って美味しいですが、「手羽が痩せている」のね。これは日本の鶏と大きな違いだと思うのですが(日本のほうが美味しいかもしれない)、それをまたきっちり揚げていますし、水分も飛んでいますから「本来の手羽」が好きな人には逆に物足りなさがあるかも。でもこれはこういうもんだ、スナックだと思えばそれで良いんでしょう。

正直なところ、良い歳食ったジジババが「美味しい手羽があるんだってね」とわざわざ行くような店じゃないと思います。30年、40年も料理をしてきた人からすれば「面白くもなんともない手羽」じゃないかなぁ。ブキビンタンはアロー通りのあのミッキーの店のほうが行く価値があると私は思う。

でも若者同士、あるいは会社の帰りに「皆で手羽でも食べて一杯飲むか?」という乗りで行く店なんでしょう。つまり「わざわざ手羽を食べに行く店」じゃなくて、「懇親会をする為の店」でしかないと思う。

家で揚げ物をやりたくないって人も多いし、そういう人には良いのかもしれないけれど・・・。

この店のコンセプトは「中流階級をターゲットとする」ということですが、内容的にはどうですかね。鳥の手羽なんてよちよち歩きの頃から普通に食べているマレーシア人がこれをどう思うか。

美味しいね、でもこれなら家で簡単に作れるから、今度は家で「世界の山ちゃんパーティをやろう」なんて話になるんじゃないかと私は思う。

中流階級をターゲットというけれど、それは「味的」にはマレーシア人をバカにしていると私は思ったし、でも価格はまさに中流家庭向き。小さな手羽(手羽には手羽元がなくて食べるのは手羽中だけ)が5本で16リンギをマレーシア人はどう思うんでしょうか。(ここは豚肉も扱うノンハラル)

他人がどう思おうと関係ないですが、我が家としては「高いんじゃね?」と思いました。会計ですがこれだけで400リンギを超えましたし、特別なサービスがあるわけでもないのに++(10%+6%)ですから。

この辺は口コミを見るとやっぱりねと思うわけで、かなり厳しい評価が並ぶのも納得です。

リピはあるか?

ありません。

でもこういう風に揚げればスナックみたいに食べられるのがわかりましたし、それは韓国の唐揚げと非常に似ていて、「良いアイデアを頂戴しました。m(_ _)m」で終わり。

【日本の】世界の山ちゃんの評判は良いみたいだし、他国の店もそこそこ流行っているみたいですが、さてここマレーシアはどう違うのか。日本の「本家の手羽」とくらべてどうなのか。その辺が気になりました。

聞いたところ、「日本人シェフ」はいないけれど「マネージャーは(日本から来た)日本人」、Sさんという20代の青年らしい。本日はおやすみ。いろいろ聞いてみたかったのだけど・・・。

あ、そうそう、この店は「直営店」ではなくてFC店だとのこと。

世界の山ちゃんの(マレーシア店の)ホームページ。メニューも載っています。(ここをクリック)

私たちは予約を入れて行きましたが、その必要があるのか無いのか・・。店自体は奥の方に座敷もあるし、2階も店舗のはずでかなりの席数はある。でも客はまばら。

あのガラガラのモールなのに客が入るほうが不思議に思うくらいで、客数は少なかったもののこの店を目当てにわざわざ来た人たちじゃないですかね。このモールはかなり大きいし、オフィス部分もごっそりありますからそれらが動き出せば良いのかもしれないけれど、今現在は苦戦なんてもんじゃなかろうと、他人事ながら気になります。

なんだかいつも辛口批評ばかりで、自分でもこれってうまくないんじゃないかなぁと(時々)気になります。このお店を絶賛する方もいらっしゃるでしょうし。でもま、美味しいとか美味しくない、高い安いなんてのは人によって感じ方はまるで違うし、私は「【自分はどう思うか】を正直に書く」ことが大事だと思っています。(家族の中でも意見はバラバラです)

もしこの書き方はダメだとして「世界の山ちゃんは評判通り美味しかった~~~」なんてどこかのマレーシア情報サイトみたいなことを書かないとならないとするなら、私はブログを止めたほうが良いと思ってます。

関係者は「このやろ~~」と思うはずですが(私ならそう思う 笑)、こういう客もいるということは無視せずに精進していただきたいと願う次第です。m(_ _)m

 
 
 

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